クリニックコラム

20代~30代に生じる中折れの原因や対処方法を解説【医師監修】

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20代~30代に生じる中折れの原因や対処方法を解説【医師監修】

中折れとは、セックスの途中で勃起が終わってしまい、射精前に陰茎が萎えてしまうED症状の一つです。

20代~30代でまだ若く、勃起はできているし、性行為もできているのに、「なぜか途中で萎えてしまう」と頭を抱え、悩んでいる方がいるのではないでしょうか?

この記事では、20代~30代の若い方が中折れしてしまう原因や対処方法について解説します。

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20代~30代の中折れの原因

悩む男性

20代~30代の中折れの原因は、主に心因性EDによるものとされています。
しかし、それ以外にも中折れしてしまう原因があるので、覚えておきましょう。

20代~30代特有の中折れの原因には以下の様な原因が考えられます。

20代~30代の中折れの原因

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体調不良

体調不良

20代~30代が中折れしてしまう、よくある原因の一つに、単純な体調不良が挙げられます。
性行為には、心も体も体力を使うものです。

そのため、体調が悪かったり、疲れていたりすると勃起できなかったり、途中で萎えて中折れしてしまうことがあります。

インフルエンザや風邪などの高熱時は勿論、仕事の付き合いなどでお酒を飲みすぎて泥酔し、眠気がある場合など体調が万全でなければ、正常に勃起を維持できません。
働き盛りの20代~30代は、任される仕事量が増えたり、残業したりで、仕事のストレスや疲れが溜まりやすいので、同様のことが起こる可能性があります。

また、スポーツなど運動後に疲労感が残っていたり、筋肉痛になることでも中折れしやすくなる原因になります。

性行為の経験不足

不仲な男女

性行為の経験不足による中折れも、20代~30代に多い理由の一つです。
経験不足による不安から過度に緊張してしまって、勃起できなかったり、中折れに繋がってしまうことがあります。

近年では、恋愛や性行為に消極的な世代が増えてきています。
いざ、本番となると経験不足によって中折れしてしまう若年層が多いのは、仕方ないことかもしれません。

特に、20代は、性行為の経験回数が乏しい傾向にあるので、以下の様な理由で不安や緊張してしまうことがあります。

  • 最後まで勃起し続けられる自信が無い
  • 思ってた性行為と違って焦る
  • パートナーを不快にさせてしまう不安
  • 経験不足を馬鹿にされたり、笑われる不安
  • 身体的特徴を馬鹿にされる不安
  • etc...

トラウマ(精神的外傷)

男性のトラウマ

過去に、性的なトラウマ(精神的外傷)を受けてしまった方は、なかなか解決が難しい中折れを患うことがあります。

トラウマは精神的外傷とも言い、本来の意味は、その人の生命や存在を脅かすほどの強い衝撃を受けたときに受ける「心の傷」のことです。

ここでいう性的なトラウマは、そこまで深刻なものではありません。
人によっては「そんな些細なことを気にするなんて」と感じるような経験のこともあります。
しかし、性的なトラウマは勃起に多大な影響を与えることがあります。

以下の様な理由でショックを受け、性的なトラウマとして残ることがあります。

  • パートナーに身体的特徴を馬鹿にされた
  • パートナーに陰茎の大きさを馬鹿にされた
  • パートナーに早漏や遅漏であると指摘された
  • パートナーに性行為が下手だと指摘された
  • パートナーから過去の性生活の様子を聞いてしまった
  • パートナーに振られた(離婚することになった)
  • 初体験で失敗した
  • 性行為の成功体験がない
  • etc...

性的なトラウマを抱えてしまうと、性行為時に、過去の辛い経験がフラッシュバックして、勃起しにくくなったり、勃起を継続させることが難しくなることがあるのです。

また、トラウマを抱えた状態で性行為を行い失敗してしまうとそれがまたトラウマとなり、悪循環のどつぼにはまってしまいます。

実際に陰茎が小さくなくても、早漏や遅漏でなくても、パートナーにそのように指摘されると性的トラウマになることがあります。
プライドが高い男性だと、パートナーに「性行為が下手だ」「あなたとの性行為でオーガズムに達したことがない」「前の彼氏のほうがよかった」などと言われただけで強いストレスを受けることもあります。

さらに、パートナーとの別れは、性的トラウマの最大のものになるでしょう。

自慰行為(マスターベーション)のやり過ぎ

バナナ

人によっては、自慰行為(マスターベーション)のやり過ぎで中折れになることもあります。

自分の手で陰茎を握ったときの感覚と、陰茎が膣に包まれる感覚は大きく異なります。
女性の膣の収縮力は、男性が思うほど強くありません。

マスターベーションの刺激になれてしまった場合、刺激が足りず、射精できないまま時間が経過し、萎えてしまうことがあります。
一度、「本物の性行為は意外と気持ちよくない」と脳が認識してしまうと、それ以降の性行為中にも同様に考えてしまい、興奮が冷め、勃起が終わり、中折れを起こします。

また、間違ったマスターベーションを覚えてしまうと強い刺激が無ければ射精できなくなってしまうことがあるので、注意が必要です。

生活習慣病などの疾患

生活習慣病

高血圧や糖尿病、痛風などの生活習慣病を抱えている方は、それらの疾患が原因で中折れしてしまうことがあります。

高血圧や糖尿病はEDを誘発させる原因になることが知られています。
また、痛風の症状が出た場合は、患部の痛みが強すぎて性行為どころではなくなります。

20代~30代の若年層の方でも生活習慣病にかかる患者数が年々増えてきているので、注意が必要です。
そのほか、生活習慣病だけでなく、心臓の病気などによってもEDが引き起こされることがあるので、何らかの疾患を抱えている方は気をつけましょう。


薬の副作用

薬の副作用

薬の種類によっては、副作用で男性機能に影響を与える医薬品が存在します。
薄毛を治療するAGA(男性型脱毛症)治療薬やうつ病を治療する抗不安薬(精神安定剤)の副作用によって勃起がしにくくなり、結果として中折れしやすくなることがあります。

薬による副作用が原因の可能性が高い場合は、薬の種類を変更したり、減薬すると中折れの問題が解決するかもしれません。

20代~30代の中折れの対処方法

20代~30代の方によくみられる中折れの対処方法について解説します。
対処方法は、主に以下の通りです。

20代~30代の中折れの対処方法

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体調を万全に整える

ジョギング

仕事のストレスや疲労、眠気などを確実に解消した状態で性行為に挑みましょう。

性行為の途中で体調が悪くなってしまった場合は、一旦休憩して体を休めるか、別日に変更したほうが良いでしょう。
無理に挿入を続けず、一旦別のことをして過ごすと体調が戻り、中折れせず勃起を維持できるようになるかもしれません。

筋トレ後などハードな運動をした後や飲酒をした後の性行為は控えるようにしましょう。
勿論、風邪を引いて高熱が出ているときなども、性行為をしないほうが良いでしょう。

性行為は、心身共に絶好調の時を狙うようにしましょう。

トラウマを乗り越える

トラウマを乗り越える

初体験の失敗などのトラウマによる中折れは、その起因となった出来事を挽回、払拭することで中折れを治すことができるかもしれません。

例えば、過去のパートナーに陰茎の大きさや形、匂いなどを馬鹿にされたことが性的なトラウマになっているなら、陰茎に何の問題もないことを現在のパートナーに確認してもらいましょう。

そもそも、性行為をする仲の男性に向かって、陰茎が小さいなどと指摘する行為は、デリカシーに欠けています。
多くの女性は、仮に男性の陰茎が小さかったとしても、そのようなことは指摘しません。
デリカシーのある人と付き合えば、性的トラウマを取り払うことができるかもしれません。

性行為に失敗したことが精神的なストレスになり、中折れを起こしている方は、性行為のテクニックやスキルを磨きましょう。

また、パートナーとの性的な趣味嗜好のマッチングはとても重要です。
相性抜群のパートナーであれば、回数を重ねれば、心のモヤモヤが晴れて性行為に集中できるようになり、中折れを解消できるはずです。

付き合いも長くなりパートナーとの信頼関係が築けると、性行為自体にも慣れてくるので、自然と中折れを克服できる場合がほとんどです。

性行為の経験を積む

経験を積む

性行為の経験が浅い20代~30代は珍しくありません。

20代~30代で性行為の経験が浅い方が中折れしてしまう場合は、性行為の回数(経験)を増やせば自然に治ることがあります。
本物の性行為に慣れてくると、女性の体や女性器への抵抗感がなくなり、むしろ性欲を湧き立てる対象になります。

また、陰茎が膣から得る独特の感覚は、マスターベーションを凌駕した快感だと認識するようになり、何度も体験したいと思うようになるはずです。

その流れに乗れば、中折れしていたことを忘れるくらい治っていくでしょう。

ED治療薬を使用する

ED治療薬に頼る

20代~30代の中折れは、バイアグラやレビトラ、シアリスといったED治療薬が問題の解消に役立つかもしれません。
強制的に中折れを防止できる可能性があるからです。

EDは、何らかの理由で勃起のメカニズムが壊れた状態です。
そして、ED治療薬は、勃起のメカニズムに生じた異常を正し、勃起を促進してくれる効果をもっています。

イメージ的には「勃起をサポート」していることになります。
中折れは、勃起の持続が出来なくなる状態なので、ED治療薬の力を借りれば半ば強制的に勃起を継続させられることが期待できます。

ただし、ED治療薬はれっきとした医薬品なので、医師の診察を受け、医師が作成する処方せんがなければ、手に入れることはできません。
中折れ対策としてED治療薬を試したいと思ったら、病院やクリニックなどの医療機関を受診するようにしてください。

まとめ~「あれ?」と思ったらED治療専門の当クリニックへ~

中折れが続くと「どうしたんだ」と頭を抱えたくなるかもしれませんが、深く落ち込まないようにすることが大切です。

そもそも、中折れという現象は、過度に深刻に考える必要はありませんし、落ち込む必要はありません。
なぜなら、明らかなEDと違い、中折れは、勃起自体が成立しているからです。

しかし、中折れの原因にしっかりと向き合い、解決策は探しておきましょう。
放置は絶対にしないでください。

一般的な20代~30代の男性といえば、性行為をしたい盛りなはずです。
前述の通り、中折れの原因は、複数考えられます。

性行為中などに「あれ?」と感じることが続いたら、まずは当クリニックへお気軽にご相談ください。
ED治療を専門にしている医師がしっかりサポートします。

スタッフより

スタッフ

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