バイアグラの副作用|関連する調査データ・副作用を抑えるポイント

バイアグラの服用で見られる副作用は、主にほてりや頭痛など軽微なものであるため、過度に心配する必要はありません。
しかし、用法・用量を誤ってしまうと重篤な症状が現れたり、最悪の場合は死亡に至ったりする可能性もあります。
今回は、バイアグラの一般的な副作用や、調査データとして報告されている症状の事例を紹介します。
正しい服用方法で副作用のリスクを極力抑えながらED治療を進めたい方は、最後までご覧ください。
この記事の監修者
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バイアグラの主な副作用と対処法
バイアグラの服用で見られる一般的な副作用と発現率は、以下の通りです。
主な副作用:発生率
血管拡張 (ほてり・紅潮) |
5.78% |
---|---|
頭痛 | 3.87% |
鼻閉(鼻づまり) | 0.1%未満 |
眼充血(目の充血)・ 彩視症(色視症) |
0.1%~1%未満 |
動悸 | 0.1%~1%未満 |
消化不良・腹痛 | 0.1%~1%未満 |
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※発生率は、「バイアグラの添付文書 | ヴィアトリス製薬株式会社」から引用しています
バイアグラの副作用は、性行為の妨げにならない程度の軽度で一時的な症状であり、何らかの後遺症を残すような事例は確認されていないので、ご安心ください。
性行為中にバイアグラの副作用が現れた場合は、いったん性行為を止めてゆっくり休みましょう。
約4時間~5時間で症状が治まるようであれば、さほど気にする必要はありません。
ただし、副作用の症状が長時間治まらなかったり、服用するたびに特定の副作用が現れたりする場合は、バイアグラが体質に合っていない可能性があるので医師に相談してください。
以下では、バイアグラの副作用と対処法を詳しく解説します。
血管拡張(ほてり・紅潮)

発現率:5.78%
(100人中5人~6人程度)
バイアグラの血管拡張作用で顔の毛細血管が広がると、血流が増加して「ほてり」「紅潮」といった症状が現れることがあります。
お酒を飲むと顔が赤くなりやすい方は、顔のほてりや紅潮を引き起こしやすい傾向があります。
ほてりや紅潮が起きた場合は、室温や湿度、寝具などを調節して身体や患部を冷やすと症状が和らぎやすくなるでしょう。
頭痛

発現率:3.87%
(100人中3人~4人程度)
バイアグラの血管拡張作用によって神経が強く刺激されると、副作用として「頭痛」が現れることがあります。
特に低血圧の方やお酒を飲むと頭痛が起こりやすい方は、バイアグラの服用によって頭痛を引き起こしやすい傾向があります。
頭痛は、血管拡張(ほてり・紅潮)の次に副作用の発現率は高いものの、基本的に軽度で一時的な症状です。
頭痛が起きた場合は、頭の痛みを感じる部分を冷やすと症状が和らぐことがあります。
頭痛の症状が気になる方は、解熱鎮痛薬(痛み止め)を使用しましょう。
バイアグラの服用後に、頭痛でロキソニンやバファリンなどの解熱鎮痛薬を飲んでも問題はありません。
なお、当クリニックでは、解熱鎮痛薬のカロナール錠を1錠100円(税込)で処方いたしますので、お気軽にご相談ください。
処方価格
解熱鎮痛薬(カロナール錠) | 1錠 100円 |
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※価格は全て消費税込みの表示です
※解熱鎮痛薬のみの処方は行っておりません
鼻閉(鼻づまり)

発現率:0.1%未満
(1,000人中1人が発生するかどうか)
バイアグラの血管拡張作用で鼻の粘膜が充血すると、その影響で「鼻閉(鼻づまり)」が現れることがあります。
慢性的な鼻炎を患っている方は、バイアグラの服用によって鼻づまりを引き起こしやすい傾向があります。
鼻づまりが起きた場合は、加湿器を用いて部屋の湿度を高めたり、鼻の患部を冷たいタオルなどで冷やしたりすると症状が和らぐことがあります。
身体の上体を起こして、なるべく血流が頭部に回らないようにしましょう。
また、脇の下を体操やマッサージで刺激するのも有効です。
体操やマッサージによって腋の下の交感神経が刺激されると、鼻甲介の血管が収縮し、一時的に鼻の穴が開くことがあります。
ほかにも、バイアグラの副作用で鼻づまりの症状が出た場合は、点鼻薬を使用して症状を和らげるのも選択肢の一つです。
ナザールなどの点鼻薬は鼻づまりを和らげるのに有効で、バイアグラと併用ができます。
眼充血(目の充血)・彩視症(色視症)

発現率:0.1%~1%未満
(1,000人中1人~10人程度)
バイアグラの血管拡張作用で目付近の血管が広がると、血流が増加し「目の充血」「彩視症(色視症)」が現れることがあります。
彩視症(さいししょう)とは、視界に色のフィルターがかかっているように見える症状です。
お酒を飲むと目が赤くなりやすい方は、目の充血や彩視症を引き起こしやすい傾向があります。
目の充血や彩視症が起きた場合は、加湿器で目の乾燥を防いだり、目の周りの患部を冷たいタオルなどで冷やしたりすると症状が和らぐことがあります。
また、光がまぶしすぎる場所には行かないようにしたり、異物が目に混入しないように注意したりするなど、目に負担がかかることは控えましょう。
カラーコンタクトレンズをしている場合は、外して目を休ませましょう。
ほかにも、バイアグラの副作用で目の充血などの症状が出た場合は、市販の点眼薬(目薬)を使用して症状を和らげるのも一つです。
動悸

発現率:0.1%~1%未満
(1,000人中1人~10人程度)
バイアグラの血管拡張作用が心臓に強く働くと、心臓の鼓動を自覚できるほどの「動悸」が現れることがあります。
不整脈の方や高齢者の方は、動悸を引き起こしやすい傾向があります。
動悸が起きた場合は、意識的に深い腹式呼吸を行ってみてください。
ゆっくり大きく鼻から息を吸い、お腹に空気を入れるように膨らませ、吸った空気をゆっくりと吐き出してお腹をへこませます。
呼吸を整え、リラックスすることで症状が和らぐことがあります。
消化不良・腹痛

発現率:0.1%~1%未満
(1,000人中1人~10人程度)
バイアグラの服用で平滑筋が緩んで胃腸機能が低下し、その影響で「消化不良」「腹痛」が現れることがあります。
人によっては、「胸やけ」「胃食道逆流症」「胃炎」「下痢」といった症状を引き起こすこともあります。
特に胃腸が弱い方は、上記の副作用が現れやすいと認識しておきましょう。
消化不良や腹痛などが起きた場合は、身体やお腹を冷やさないようにしてください。
バイアグラを服用する際は、冷たい水ではなく、ぬるま湯で服用するとよいでしょう。
ほかにも、バイアグラの副作用で消化不良や腹痛などの症状が出た場合は、胃薬の使用も検討してみてください。
当クリニックでは、胃薬のアシノン錠を1錠100円(税込)にて処方いたしますので、お気軽にご相談ください。
処方価格
胃薬(sアシノン錠) | 1錠 100円 |
---|
※価格は全て消費税込みの表示です
※胃薬のみでの処方は行っておりません
バイアグラの副作用一覧
発生部位 | 発生率 1%以上 |
発生率 0.1%~1%未満 |
発生率 0.1%未満 |
発生率 発生頻度不明 |
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循環器 |
血管拡張
(
血管拡張(けっかんかくちょう) 血流の増加によって血管が拡張された状態。
ほてり
ほてり 顔が熱くなる状態。
潮紅
)
潮紅(ちょうこう) 顔などの皮膚に赤みがさす状態。 |
胸痛
、
胸痛(きょうつう) 胸部が痛くなる状態。
動悸
、動悸(どうき) 心臓の拍動が自覚できる状態。
頻脈
頻脈(ひんみゃく) 通常よりも脈が速くなり、心拍数が増加している状態。 |
高血圧
、高血圧(こうけつあつ) 安静状態での血圧が慢性的に正常値よりも高い状態。
不整脈
、不整脈(ふせいみゃく) 心拍が不規則、速すぎる(頻脈)、遅すぎる(徐脈)など、脈拍のリズムが不規則になること。
不完全右脚ブロック
、不完全右脚ブロック(ふかんぜんうきゃくぶろっく) 心臓の心電図異常のこと。
末梢性浮腫
末梢性浮腫(まっしょうせいふしゅ) 手足のむくみのこと。 |
心筋梗塞
※¹、心筋梗塞(しんきんこうそく) 心臓を動かす心筋に血液や酸素が届かなくなり、激しい胸の痛みなどに襲われる病気。
低血圧
、低血圧(ていけつあつ) 安静状態での血圧が慢性的に正常値よりも低い状態。
失神
失神(しっしん) 脳の血流が一時的に低下することで引き起こされる意識消失のこと。 |
精神・神経系 |
頭痛
頭痛(ずつう) 頭部に感じる痛みで、表面的な痛みではない状態。 |
めまい
、めまい 自分や周りがぐるぐる回る、ふわふわしている、気が遠くなりそうな感じ。
傾眠
、傾眠(けいみん) うとうとしていて睡眠に陥りやすい状態。
昏迷
昏迷(こんめい) 意識障害の1つで、中等度の意識混濁。 |
異常感覚
、異常感覚(いじょうかんかく) しびれ、じんじん、びりびりなどの感覚の低下やそれらが自発的にみられる感覚のこと。
下肢痙攣
、下肢痙攣(かしけいれん) 股関節・ひざ関節・足関節までの3大関節、および足指の部分が自分の意志とは無関係に、勝手に筋肉が強く収縮する状態。
記憶力低下
、記憶力低下(きおくりょくていか) 脳の情報を取り込む、保存する、取り出すなどの情報処理の過程が低下すること。
興奮
、興奮(こうふん) 昂奮や亢奮とも言う。
緊張亢進
、緊張亢進(きんちょうこうしん) 身体や精神の張り詰めた状態が高い度合まで進むこと。
錯乱
、錯乱(さくらん) 気持や考えなどが色々入り乱れて混乱すること。
思考異常
、思考異常(しこういじょう) 考えや思いを巡らせる行動がまとまらないこと。
神経炎
、神経炎(しんけいえん) ニューロパシーとも言う。
神経過敏
、神経過敏(しんけいかびん) 少しの刺激でも敏感に反応すること。
神経症
、神経症(しんけいしょう) ノイローゼとも言う。
不安
、不安(ふあん) 心配に思ったり、恐怖を感じたりすること。
不眠症
、不眠症(ふみんしょう) 寝つきが悪い、眠りを維持できない、早く目が覚めるなど十分眠った感じがしない症状。
無気力
無気力(むきりょく) 何をする気力もないこと。 |
|
肝臓 |
AST増加
AST増加(えーえすてぃーぞうか) aspartate aminotransferase:GOTとも言う。 |
ALT増加
、ALT増加(えーえるてぃーぞうか) alanine aminotransferase:GPTとも言う。
LAP上昇
、LAP上昇(えるえーぴーじょうしょう) ロイシンアミノペプチターゼとも言う。
LDH増加
、LDH増加(えるでぃーえいちぞうか) 乳酸デヒドロゲナーゼとも言う。
血中トリグリセリド増加
、
血中トリグリセリド増加(けっちゅうとりぐりせりどぞうか) 血中の中性脂肪が増加すること。
γ-GTP増加
、γ-GTP増加(がんまじーてぃーぴーぞうか) γグルタミルトランスペプチダーゼとも言う。
血清リン脂質上昇
、血清リン脂質上昇(けっせいりんししつじょうしょう) PLとも言う。
血中アミラーゼ増加
、血清リン脂質上昇(けっちゅうあみらーぜぞうか) 血中のアミラーゼが増加すること。
血中アルブミン減少
、血中アルブミン減少(けっちゅうあるぶみんげんしょう) 血中のアルブミンが減少すること。
血中ビリルビン増加
、血中ビリルビン増加(けっちゅうびりるびんぞうか) 血中のビリルビンが増加すること。
総蛋白減少
総蛋白減少(そうたんぱくげんしょう)
TPとも言う。 |
||
消化器 |
悪心
、悪心(おしん) 気持ちが悪くて、吐きそうな感じ。
胃腸障害
、胃腸障害(いちょうしょうがい) 胸やけ、吐き気、胃痛、胃もたれ、便秘、下痢、など胃や腸に障害が起こる状態。
口渇
、口渇(こうかつ) 口やのどが渇いて水分を取りたくなる状態。
消化不良
、消化不良(しょうかふりょう) 胃腸の働き(胃腸の運動、胃酸)が低下し、消化・吸収されにくい状態。
腹痛
腹痛(ふくつう) 「お腹が痛い」状態の総称。 |
おくび
、おくび 胃の中にたまった空気やガスが口から排出されること。
胃炎
、胃炎(いえん) 胃の粘膜で炎症が起きた状態。
胃不快感
、胃不快感(いふかいかん) 胃がもたれたり痛むこと。
下痢
、下痢(げり) 液状、または液状に近い糞便を排泄すること。
口唇乾燥
、口唇乾燥(こうしんかんそう) 唾液の分泌が少く,口が乾く状態。
舌障害
、舌障害(したしょうがい) 舌に痛みを感じたり、舌の感覚に何らかの異常があること。
白舌
、白舌(はくぜつ) 唾液量の減少、口腔内の乾燥、免疫能の低下などによって下が白く見える状態。
腹部膨満
、腹部膨満(ふくぶぼうまん) 腹部が空気やガスなどによって膨らんでいる状態。
便秘
、便秘(べんぴ) 便の排泄が困難になっている状態。
嘔吐
、嘔吐(おうと) 胃の内容物が食道、口腔を逆流して排出されること。
嚥下障害
嚥下障害(えんげしょうがい) 飲食物をうまく飲み込めなかったり、誤って気管に入った物を吐き出せなくなったりすること。 |
||
泌尿・生殖器 |
陰茎痛
、陰茎痛(いんけいつう) 陰茎に痛みがある状態。
射精障害
、射精障害(しゃせいしょうがい) 勃起に問題はないが、正常な射精が行えない症状。
朝立ちの延長
、朝立ちの延長(あさだちのえんちょう) 朝、男性が目覚めた時、陰茎が勃起している現象が続くこと。
半勃起持続
半勃起持続(はんぼっきいじ) 勃起はしているが、挿入は困難な状態が持続すること。 |
勃起の延長
、勃起の延長(ぼっきのえんちょう) 陰茎が海綿体の充血によりに拡大し、硬直する現象が続くこと。
持続勃起
、持続勃起(じぞくぼっき) 陰茎破直症とも言う。
尿路感染
、尿路感染(にょうろかんせん) 尿路(腎臓、尿管、膀胱、尿道など)で細菌感染が起こること。
前立腺疾患
前立腺疾患(ぜんりつせんしっかん) 前立腺肥大症、前立腺がん、急性前立腺炎などの症状が起こること。 |
||
呼吸器 |
鼻炎
鼻炎(びえん) 鼻腔の粘膜が炎症を起こして腫れた状態。 |
呼吸障害
、呼吸障害(こきゅうしょうがい) 呼吸量や呼吸数が通常と異なる状態。
鼻閉
、
鼻閉(びへい) 鼻孔(外鼻孔、後鼻孔)、または鼻腔が狭くなって鼻による呼吸ができない状態。
咽頭炎
、咽頭炎(いんとうえん) 咽頭の粘膜とリンパ組織の炎症のこと。
喘息
喘息(ぜんそく) 気道に炎症が起こること。 |
鼻出血
、鼻出血(びしゅっけつ) 鼻腔からの出血。
気道感染症
、気道感染症(きどうかんせんしょう) 鼻、のど、気管、気道、肺などで病原菌により急性の炎症を伴う病気の総称。
副鼻腔炎
副鼻腔炎(ふくびくうえん) 副鼻腔の粘膜に炎症が起こること。 |
|
筋・骨格系 |
関節痛
、関節痛(かんせつつう) 関節の周辺が痛む状態。
筋肉痛
筋肉痛(きんにくつう) 傷ついた筋繊維が回復過程で炎症を起こしている状態。 |
骨痛
、骨痛(こっつう) 全身、または身体の一部の骨が痛む状態。
背部痛
背部痛(はいぶつう) 背中が痛む状態。 |
||
皮膚 |
発疹
発疹(ほっしん) 皮膚に現れる水疱、吹き出物など目で見て分かる皮膚の変化のこと。 |
そう痒症
、そう痒症(そうようしょう) 発疹や湿疹などがないのにかゆみを生じる病気。
眼瞼そう痒症
、眼瞼そう痒症(がんけんそうようしょう) 発疹や湿疹などがないのにまぶたにかゆみを生じる病気。
脱毛症
、脱毛症(だつもうしょう) 何らかの原因で抜ける毛髪が多くなってしまう状態。
男性型多毛症
、男性型多毛症(だんせいがたたもうしょう) 女性において、男性が一般的に毛髪が生える部位に太い毛や色の濃い毛が過剰に生える病気。
発汗
、発汗(はっかん) 汗が出ること。
皮膚乾燥
、皮膚乾燥(ひふかんそう) 皮膚が乾燥すること。
皮膚障害
、皮膚障害(ひふしょうがい) 肌に湿疹ができたり、かぶれたりするなど皮膚に起こる様々な疾患の総称。
紅斑
紅斑(こうはん) 皮膚の真皮層で炎症、血管拡張、充血などが起こり、皮膚に小さく膨らんだ赤色や紫色の斑点が多くできる病気。 |
||
血液 |
ヘマトクリット減少
、ヘマトクリット減少(へまとくりっとげんしょう) 血中の血球体積比を示す数値。
ヘマトクリット増加
、ヘマトクリット増加(へまとくりっとぞうか) 血中の血球体積比を示す数値。
ヘモグロビン減少
、ヘモグロビン減少(へもぐろびんげんしょう) 血中に含まれるたんぱく質の一種。
リンパ球減少症
、リンパ球減少症(りんぱきゅうげんしょうしょう) 血中のリンパ球が減少すること。
リンパ球増加症
、リンパ球増加症(りんぱきゅうぞうかしょう) 血中のリンパ球が増加すること。
好酸球増加症
、好酸球増加症(こうさんきゅうぞうかしょう) 血中の好酸球が増加すること。
赤血球減少症
、赤血球減少症(せっけっきゅうげんしょうしょう) 血中の赤血球が減少すること。
赤血球増加症
、赤血球増加症(せっけっきゅうぞうかしょう) 血中の赤血球が増加すること。
白血球増加症
白血球増加症(はっけっきゅうぞうかしょう) 血中の白血球が増加すること。 |
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感覚器 |
眼充血
、眼充血(がんじゅうけつ) 目の充血。
結膜炎
、結膜炎(けつまくえん) 白目とまぶたの裏側を覆っている半透明な膜(結膜)が炎症を起こした状態。
彩視症
、彩視症(さいししょう) 健康な人には見えない色が見えたり、見えるように思える。
視覚障害
視覚障害(しかくしょうがい) 視覚に障害があること。 |
眼乾燥
、眼乾燥(がんかんそう) 目が乾くこと。
眼痛
、眼痛(がんつう) 目が痛む状態。
屈折障害
、屈折障害(くっせつしょうがい) 眼の焦点を合わせる能力が低下すること。
光視症
、光視症(こうししょう) 暗いところや目に光が当たっていないところで、視野の一部が光って見えたり、光の点滅を感じる症状。
味覚異常
、味覚異常(みかくいじょう) 味覚(甘味、酸味、塩味、苦味など)が減退し、味が分からなくなったり、異常な味がすること。
味覚消失
、味覚消失(みかくしょうしつ) 味覚(甘味、酸味、塩味、苦味など)を感じなくなること。
流涙異常
、流涙異常(りゅうるいいじょう) 涙腺や涙道が詰まるなど涙が出る際に何らかの異常が発生すること。
羞明
羞明(しゅうめい) 強い光などを受けた際に、不快感や目の痛みなどが生じること。 |
霧視
、霧視(むし) 視界が全体的にかすんで見えること。
視力低下
、
視力低下(しりょくていか) 視界の中心が見えにくくなったり、物が小さく見える、中心が暗くなる、歪んで見えるなど物が見えずらくなる症状。
網膜出血
、網膜出血(もうまくしゅっけつ) 眼底出血の大部分を占める網膜が出血する病気。
網膜静脈閉塞
、網膜静脈閉塞(もうまくじょうみゃくへいそく) 網膜の静脈が閉塞して、血管が詰り血液が流れなくなる病気。
突発性難聴
突発性難聴(とっぱつせいなんちょう) 突発的におきる原因不明の急性感音難聴のこと。 |
|
その他 |
CK増加
、CK増加(しーけーぞうか) クレアチンフォスフォキナーゼ:CPKとも言う。
疼痛
、疼痛(とうつう) 痛みを意味する医学用語。
熱感
熱感(ねつかん) 全身または炎症のある局所に感じられる、熱っぽい感じ。 |
BUN増加
、
BUN増加(びーゆーえぬぞうか) 尿素窒素とも言う。
インフルエンザ症候群
、インフルエンザ症候群(いんふるえんざしょうこうぐん) インフルエンザウイルスを病原とする気道感染症。
リンパ節症
、リンパ節症(りんぱせつしょう) リンパ節が腫れた状態。
血中ナトリウム減少
、血中ナトリウム減少(けっちゅうなとりうむげんしょう) 血中のナトリウムの濃度が減少すること。
血中リン増加
、血中リン増加(けっちゅうりんぞうか) 血中のリンの濃度が上昇すること。
体重増加
、体重増加(たいじゅうぞうか) 身体の体重が増加すること。
血中尿酸増加
、血中尿酸増加(けっちゅうにょうさんぞうか) 血中の尿酸(肝臓で生成されるプリン体が分解された老廃物)値が高くなること。
ウロビリノーゲン陽性
、ウロビリノーゲン陽性(うろびりのーげんようせい) 尿中にウロビリノーゲンが含まれ、排泄される状態。
尿中ブドウ糖陽性
、尿中ブドウ糖陽性(にょうちゅうぶどうとうようせい) 尿中にブドウ糖が含まれ、排泄される状態。
尿中赤血球陽性
、尿中赤血球陽性(にょうちゅうせっけっきゅうようせい) 尿中に赤血球が含まれ、排泄される状態。
尿中蛋白陽性
、尿中蛋白陽性(にょうちゅうたんぱくようせい) 尿中にたんぱく質が含まれ、排泄される状態。
疲労
、疲労(ひろう) 筋肉や神経などの機能が低下し、本来の働きができなくなる状態。
無力症
無力症(むりょくしょう) 疲れやすい、易疲労性を示す病気。 |
過敏性反応
、過敏性反応(かびんせいはんのう) 身体内に侵入した異物に対して、生体の防御システムが過剰、または不適当に反応し、身体に異常な反応を示す症状の総称。
感染症
感染症(かんせんしょう) 病原体が生体内に侵入・増殖して症状が出る。 |
※¹ 因果関係は明らかではありませんが、バイアグラ服用後に心筋梗塞を発症した報告があります
※ 副作用一覧は、「バイアグラの添付文書 | ヴィアトリス製薬株式会社」より引用しています
バイアグラの副作用発生時間の目安は服用後約30分〜5時間
バイアグラの副作用発生時間は、効き目を実感できている時間と連動しているとご理解いただければ問題ありません。
バイアグラは服用後約30分〜1時間後に効果が現れ始め、約4時間〜5時間後には血中濃度が少なくなり効き目も副作用も弱まることが多いです。
そのため、バイアグラの副作用は服用から約30分〜5時間が目安といえます。
ほてりや頭痛などの副作用が現れた場合は、いったん性行為を止めてバイアグラの効果が切れるのを待つことで症状は落ち着くでしょう。
長時間休憩してもバイアグラの副作用が収まらない場合は、迅速に医師に相談してください。
バイアグラの副作用に関する調査データ

ここまでバイアグラの一般的な副作用とその対処法を説明しました。
以下では、過去に報告されているバイアグラの副作用に関する調査データを紹介します。
バイアグラの副作用に関する調査データ
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バイアグラの誤った用法・用量により重篤な副作用が発生したケースも説明します。
正しい方法で服用していれば生じることはごくまれですが、念のためリスクを把握しておきましょう。
高用量の服用で視覚異常のリスクが高まる
バイアグラをはじめとしたED治療薬には、かすみ目や角膜炎といった目に関わる症状を引き起こす可能性が示唆されています。
特に高用量のバイアグラを服用することで、視覚異常のリスクは高まると考えられているのです。
一部の研究結果によると、非動脈炎性虚血性視神経症(NAION)という重篤な症状にも関与している示唆があるとのことです。 NAIONとは、目に関わる神経の障害によって視界の上半分や下半分が見えなくなってしまう症状を指します。
視覚異常のリスクを極力抑えるためにも、自己判断で高用量のバイアグラは服用せず、指定された用法・用量を守ることが大切です。
手術時の麻酔との併用で視力低下や失明の恐れがある
手術後にバイアグラを用いることで、視力低下や失明のリスクが高まる可能性が示唆されています。
明確なメカニズムは明らかになっていないものの、目に関わる神経に血液が十分に行き届かなくなり神経がダメージを受ける「虚血性視神経症」が関与していると考えられます。
外科手術を受ける予定がある方は、少なくとも手術の1週間前以降はバイアグラを服用しないようにしましょう。
まれに中毒性脳症や低ナトリウム血症が発生する
バイアグラの服用で、ごくまれに「中毒性脳症」「低ナトリウム血症」といった重篤な症状が発生する報告があります。
中毒性脳症とは、薬剤などの影響で脳の機能が低下する症状の総称です。
突発的なけいれんや意識障害、物忘れといった生活に支障をきたすさまざまな症状が引き起こされます。
低ナトリウム血症とは、血中のナトリウム濃度が基準を下回る症状を指します。
程度はさまざまですが、嘔吐や食欲不振、重篤な場合は昏睡症状が現れることもあるでしょう。
しかし、いずれの症状もバイアグラとの因果関係が証明されているわけではありません。
長期服用による死亡率の上昇は確認されていない
バイアグラはED(勃起不全)の根本的な解決に至らない限り、性行為のたびに服用し続ける方もいるでしょう。
その場合、長期服用することで副作用や死亡の確率が高まることを恐れている方もいるかもしれません。
しかし、これまでの報告によると、バイアグラの長期服用により死亡率が上昇したという報告はありません。
少なくともバイアグラを6年間服用している患者の追跡実験では、死亡率との関連性は認められませんでした。
6年後以降の調査結果は明らかになっていませんが、バイアグラの長期服用によって死亡率を高めるリスクは極めて少ないのが専門家の意見です。
バイアグラの副作用を抑えるポイント

正しくバイアグラを服用していれば、ほとんどの場合はほてりや頭痛といった軽度な症状が生じるのみで、時間が経てば解消するケースが多いです。
しかし、軽度な副作用であっても性行為に支障をきたしてしまう可能性はあるでしょう。
以下では、バイアグラの副作用を抑える3つのポイントを解説します。
バイアグラの副作用を抑えるポイント
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上記のいずれも、正しい方法で入手したバイアグラを医師の指示に従い正しく服用していれば問題ない内容です。
過剰な用量のバイアグラを服用しない
バイアグラは、用量を守って服用することが副作用を抑えるポイントの一つです。
勃起力向上効果が実感できないからといって、自己判断で用量を増やしてはいけません。
医師は患者一人ひとりに適切な量の医薬品を処方しているからです。
前述の通り、大量のバイアグラ服用は予期せぬ副作用を招き、場合によっては命に関わる場合もあります。
期待する勃起力向上効果が得られない場合には、「用量を増やしてもよいか」「別のED治療薬に変更できるか」を医師に相談して判断を仰いでください。
シアリスやレビトラといったほかのED治療薬の副作用は、以下の記事で解説しているので併せてご覧ください。




グレープフルーツとの併用を避ける
バイアグラとグレープフルーツは相性が悪く、バイアグラの血中濃度を高める可能性があるとされています。
本来であれば体内で分解されるはずのバイアグラの成分が、グレープフルーツに含まれるフラノクマリン類と呼ばれる成分により分解されにくくなります。
その結果、以下のようなバイアグラの副作用が生じやすくなってしまうのです。
バイアグラとグレープフルーツの併用により生じうる副作用の例
- 頭痛
- 背中の痛み
- 筋肉痛
- 動悸
- 消化不良
- 皮膚の赤み
- 顔のほてり
- 眼の充血
- 鼻詰まり
副作用を抑えるためにも、バイアグラとグレープフルーツは併用せず、互いの摂取タイミングを72時間以上空けるように注意しましょう。
以下の記事では、バイアグラとグレープフルーツの飲み合わせを解説しています。

不審な個人輸入のED薬を服用しない
ED治療薬の個人輸入品を服用すると、予期せぬ健康被害を引き起こしかねません。
2016年に日本でED治療薬の製造・販売をしている4社(ファイザー・バイエル薬品・日本新薬・日本イーライリリー)が合同で実施した調査によると、ED治療薬の個人輸入品のうち約4割が偽造品と報告されています。
偽造品には、本来の有効成分が所定量含まれていなかったり、身体にとって有害な成分が含まれていたりする恐れがあります。
一方で、病院やクリニックなどの医療機関で正式に処方されるED治療薬であれば、偽造品のリスクはありません。
バイアグラの副作用などによる死亡例

海外および日本国内では、バイアグラが原因と思われる死亡事故が多数報告されています。
バイアグラの副作用などによる死亡例
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上記の死亡例はあくまでも、バイアグラの用法や用量を守らなかったことなどが原因です。
以下で詳しく解説します。
バイアグラの併用禁忌薬「硝酸剤」との併用
1998年のバイアグラ発売当初から、バイアグラと硝酸剤の併用によって死亡するケースが報告されています。
硝酸剤は、ニトログリセリンで知られる狭心症や心筋梗塞などの治療薬です。
飲み薬だけでなく、塗り薬・貼り薬・吸入薬・スプレー・注射など、形態はさまざまです。
代表的な硝酸剤としては、ニトログリセリンが挙げられます。
硝酸剤には血管を拡張させて、血圧を下げる作用があり、バイアグラも同様の作用をもたらします。
硝酸剤とバイアグラと併用すると降圧作用が二重に働き、血圧が下がり過ぎて死に至ることがあるのです。
そのため、狭心症治療などで硝酸剤を服用している方は、バイアグラを服用できません。
硝酸剤以外にもバイアグラと併用すると危険な薬剤があるので、日常的にバイアグラ以外の医薬品を服用している方は確認しておきましょう。


非正規ルートで入手した偽造ED治療薬の服用
正規のバイアグラの副作用による死亡例ではありませんが、海外や日本国内で、偽造ED治療薬の服用で死亡したケースや重篤な健康被害が報告されています。
2008年には、シンガポールで偽造ED治療薬の服用により、低血糖で昏睡に至ったり死亡したりする事例が確認されています。
2011年には、奈良県で偽造ED治療薬を服用した男性が意識障害を起こし、呼吸困難などで病院に搬送され死亡に至った事例がありました。
海外製のバイアグラなどのED治療薬を個人輸入で購入して使用するのは避けましょう。
ED治療薬の偽造品については、以下の記事で解説しています。

短時間での大量摂取による心臓発作
2009年には、バイアグラの大量摂取によって、心臓発作で死亡したケースが報告されています。
28歳のロシア人男性が女性2人と「12時間、休みなく性行為ができるか」という賭けを3,000ポンド(当時のレートで約42万円)で行っていたそうです。
ロシア人男性は、性行為を長時間続けるためにバイアグラを短時間で大量に摂取した結果、心臓発作で死亡しました。
バイアグラを短時間で大量に摂取すれば、有効成分シルデナフィルの作用が効きすぎて血圧が急激に下がり、心臓や血管などに負担をかけることになります。
バイアグラに限らず、どの薬でも決められた用法や用量を守りましょう。
胎児の成長を促す目的での妊婦への服用
2018年には、バイアグラの臨床試験で新生児11人が死亡したケースが報告されています。
オランダのアムステルダム大学付属病院を含む11の病院で、胎児が子宮内で正常に発育していない妊婦に対して、バイアグラを使用できないか模索する研究や臨床試験を進めていました。
バイアグラの血管拡張作用で胎盤への血流を促進し、子宮内で発育が遅れている胎児の成長を活性化させる可能性があるのではないかと医師や科学者は考えていたのです。
結果として、バイアグラを服用した妊婦93人のうち、新生児19人が死亡しました。
死亡した新生児19人のうち、11人はバイアグラとの関連が疑われる肺高血圧症の一種が原因で死亡したと考えられています。
この結果を受けて、現在では妊婦に対してバイアグラの使用を模索する研究は中止となっています。
バイアグラの副作用でよくある質問

以下では、バイアグラの副作用に関するよくある質問を紹介します。
バイアグラの副作用に関する質問
- 心臓に負担をかけることはありますか?
- 視力低下・失明(視力喪失)することはありますか?
- 使い過ぎによる薬剤耐性・依存性・中毒性はありますか?
- 精子・妊娠に影響はありますか?
- アルコールと併用しても問題ありませんか?
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バイアグラは正しく理解して使えば、性行為をサポートする有用なものとなります。
よく読んで、使用前にあらかじめ疑問点を解消しておきましょう。
心臓に負担をかけることはありますか?
バイアグラは狭心症の治療薬として研究・開発が進められていた薬なので、直接心臓に負担をかけることはありません。
ただし、バイアグラの服用の有無よりも、高齢者や高血圧、糖尿病などの疾患を抱えている方が性行為を通して心臓に負担をかけることはあります。
心臓に何らかの問題がある状態で服用したり、併用禁忌薬の硝酸剤などと併用したりしなければ、バイアグラを服用しても心臓に負担がかかることはありません。

視力低下・失明(視力喪失)することはありますか?
バイアグラを服用することで、副作用として一時的に視力感覚に障害が発生することがあっても、永続的な視力低下や失明(視力喪失)のリスクは極めて少ないです。
バイアグラの製造元であるヴィアトリス製薬株式会社も、バイアグラが視力低下や失明という障害を誘発するエビデンスはないとしています。
一方、バイアグラの服用でまれに非動脈炎性虚血性視神経症(NAION)を発症する報告があります。
ただし、両者の因果関係は明らかになっていません。
使い過ぎによる薬剤耐性・依存性・中毒性はありますか?
バイアグラを長期服用した際に、薬剤耐性が生じて効果が減弱する事例は報告されていません。
長期間バイアグラを服用して、効果が薄れてきたと感じるのであれば、別の原因が存在する可能性が高いです。
例えば、体調が悪いときや精神的なストレス・プレッシャーなどを抱えているときにバイアグラを服用しても、あまり効果を実感できない場合があります。
あるいは、脂っこい食事を摂取した直後にバイアグラを服用すれば、バイアグラの効果は薄れてしまいます。
また、バイアグラにはアルコールやタバコのように、精神的・身体的な依存性や中毒性はありません。
ただし、効果を実感することによって、バイアグラに頼りがちになってしまう可能性はあります。
精子・妊娠に影響はありますか?
男性がバイアグラを服用しても、精子の質や妊娠・胎児に対する悪影響はありません。
実際に、バイアグラを服用しても精子の運動能や精子数、射精量などに変化は認められなかった報告があります。
バイアグラなどのED治療薬はむしろ妊活に有効で、人工授精ではなく自然な形での妊娠を望む方に広く使用されています。
バイアグラを服用しても精子に影響はないので、性行為を行ったパートナーの身体にも悪影響を及ぼすことはありません。
日本では、2022年4月よりバイアグラが保険適用となりました。
不妊治療を目的にED治療するなど、保険適用には条件があるので、詳しくは以下の記事をご覧ください。


なお、妊娠中または妊娠予定の女性がバイアグラを服用することは想定されていません。
万が一服用すると、前述のような死亡事故に繋がる恐れがあるので、絶対に服用しないようにしましょう。
アルコールと併用しても問題ありませんか?
適量のアルコールであれば、バイアグラと併用しても問題ありません。
バイアグラの主成分であるシルデナフィルはアルコールと相互作用しないため、副作用との関連性はないのです。
実際に、赤ワインとバイアグラを併用した際にも、血中濃度への影響は認められなかった報告があります。
しかし、アルコールには血管を拡張させたり収縮させたりする作用があるため、場合によってはバイアグラの血管拡張作用と重複したり打ち消し合ったりすることも考えられます。
また、テンションが上がって泥酔してしまえば性行為どころではなくなるため、結果として勃起力向上には繋がりにくくなるのです。
以上から、当クリニックとしてはバイアグラをアルコールと一緒に飲むことは推奨しません。
バイアグラとアルコールの飲み合わせについては、以下の記事で詳しく解説しています。

まとめ|正しく服用すればバイアグラの副作用は軽度なケースが多い
バイアグラを正しい用法・用量で服用すれば、ほてり・紅潮や頭痛といった軽度な副作用が約3〜6%の発現率で生じるのみです。
重篤な症状や後遺症に繋がることはごくまれなので、過度に心配する必要はありません。
しかし、バイアグラを一度に大量摂取したり、個人輸入品のバイアグラジェネリックを服用したりした場合には、予期せぬ副作用や健康被害が生じる可能性があります。
バイアグラを服用する際は用法・用量をよく守り、不安な点や違和感があるときはお近くの病院やクリニックなどの医療機関に相談してください。
参考URL
- 模造医薬品による健康被害に対する注意喚起について | 報道発表資料 | 厚生労働省
- 模造医薬品による健康被害に対する注意喚起について(第2報) | 報道発表資料 | 厚生労働省
- バイアグラの添付文書 | ヴィアトリス製薬株式会社(旧ファイザー株式会社アップジョン事業部門)
- バイアグラの医薬品インタビューフォーム | ヴィアトリス製薬株式会社(旧ファイザー株式会社アップジョン事業部門)
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