バイアグラ・レビトラ・シアリスの偽物の見分け方や個人輸入の危険性

バイアグラ・レビトラ・シアリスの偽物の見分け方や個人輸入の危険性

バイアグラ・レビトラ・シアリスは日本国内で広く使われるED治療薬として知られていますが、インターネットを通じた個人輸入品には偽物が紛れ込んでいます。
偽物と知らずに服用すると、本来の効果が得られないだけでなく、重篤な健康被害につながるおそれも否定できません。

今回は、バイアグラ・レビトラ・シアリスそれぞれについて、偽物の見分け方を画像つきで解説します。
偽物のED治療薬による健康被害の事例も紹介するので、リスクを知らずに服用することのないよう、ぜひ最後までお読みください。

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バイアグラ・レビトラ・シアリスの偽物の見分け方【早見表】

以下に、錠剤・包装・外箱の3つの観点から偽物の見分け方を早見表としてまとめました。
手元の薬が偽物かどうかをすぐに判断したい方は、以下の表から確認してください。

バイアグラ・レビトラ・シアリスの偽物の見分け方

確認箇所 バイアグラの偽物の例
(詳細はこちら
レビトラの偽物の例
(詳細はこちら
シアリスの偽物の例
(詳細はこちら
錠剤
  • 金色
  • 着色ムラ
  • 「VGR 800」など存在しない規格の刻印(識別コード)
  • カプセル形
  • 着色ムラ
  • 「100」など存在しない規格の刻印(識別コード)
  • 涙型以外の形状
  • 着色ムラ
  • 「C 100」など存在しない規格の刻印(識別コード)
包装
  • ポリ袋に剥き出し
  • 使用期限の記載なし
  • ポリ袋に剥き出し
  • ポリ袋に剥き出し
外箱
  • ホログラムなし
  • 金色のパッケージ
  • 透かし細工なし
  • 存在しない規格の記載
  • ホログラムなし
  • 存在しない規格の記載

なお、上記はあくまでも簡易的な確認の目安です。
精巧に作られた偽造品の中には、正規品と見比べても見分けが難しいものが存在します。

偽物の疑いがある場合は、服用せずに専門医へご相談ください。

ED治療薬の偽物・偽造品とは

日本を含む世界60カ国以上で「偽造バイアグラ(バイアグラの偽物)」「偽造レビトラ(レビトラの偽物)」「偽造シアリス(シアリスの偽物)」などと呼ばれるED治療薬の偽造医薬品が流通しています。

偽造医薬品は、主にインターネットを通じた個人輸入で流通していますが、その正確な実態は把握されておらず、国内への流通は現在も続いています。

2017年の第70回WHO(世界保健機関)総会において、偽造医薬品は以下のように定義されました。

偽造医薬品の定義:製品の同一性、組成、または出所に関して、故意にまたは不正に虚偽の表示が行われた医薬品のこと

この定義は、医薬品本体だけでなく、パッケージ(外箱)・容器・包装材料・表示ラベルにも適用されます。

ED治療薬の偽物・偽造品について

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偽造医薬品の品質面での特徴・リスク

偽造医薬品には、バイアグラなどの先発医薬品の偽造品もあれば、バイアグラジェネリックなどの後発医薬品(ジェネリック医薬品)の偽造品もあります。

以下に、偽造医薬品の品質面での特徴・リスクをまとめました。

偽造医薬品の品質面での特徴・リスク

  • 表示された有効成分が含まれていない
  • 表示された有効成分と異なる成分が含まれている
  • 表示された用量と実際の成分量が異なり、過剰な場合は健康被害を引き起こすおそれがある
  • 含まれている医薬品の成分量は、錠剤ごとに必ずしも均⼀ではない
  • 不衛生な環境で製造されるため、有害な不純物が混入し、健康被害を引き起こす可能性がある

このように、偽造品は品質が保証されておらず、服用することで予測できない健康被害が生じるおそれがあります。

インターネットから個人輸入したED治療薬の40%が偽物・偽造品

2016年11月24日に、インターネットで入手したED治療薬の鑑定調査の結果が公表されました。
この調査は、日本国内でED(勃起不全)治療薬を製造・販売している4社「ファイザー株式会社」「バイエル薬品株式会社」「日本新薬株式会社」「日本イーライリリー株式会社」によって実施されたものです。

日本とタイの調査会社に調査を依頼して、個人輸入代行業者のインターネットサイトから発注・入手したED治療薬を鑑定した結果、国内外の合計70件中28件(40%)が偽造品であることが判明しました。
日本国内発注分で35.6%(45件中16件)、タイでの発注分では48.0%(25件中12件)が偽造品という結果です。

正規品と偽造品の割合

※調査員がタイを訪問している日本人を装い発注し、現地(タイ)の住所に送付された製品を鑑定
※製品を発注したサイトは、全て日本人向けに作成されており、言語は日本語、商品代金の振り込み先も日本
※調査期間は、2016年3月から2016年8月の6ヶ月間

調査が示すように、インターネットで入手するED治療薬には偽造品が相当数混入している実態があります。

バイアグラの正規品と偽造品の比較・見分け方【画像つき】

バイアグラの正規品と偽造品について、「錠剤」「包装(PTP包装シート)」「容器・パッケージ(外箱)」の観点から比較し、見分け方を解説します。

バイアグラの正規品と偽造品の比較

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バイアグラの錠剤を比較

正規品のバイアグラの錠剤
販売名 バイアグラ錠25mg バイアグラ錠50mg
識別コード VIAGRA VGR 25 VIAGRA VGR 50
色調など 青色/フィルムコート錠 青色/フィルムコート錠

日本国内では、「バイアグラ錠25mg」「バイアグラ錠50mg」の2種類の規格が、厚生労働省より承認され処方されています。
もし、「バイアグラ錠200mg」「バイアグラ錠300mg」「バイアグラ錠800mg」など表記されている場合は、偽物・偽造品です。

金色のバイアグラ(偽造バイアグラ)の錠剤

金色のバイアグラ(ゴールドバイアグラ)」と称して販売されている偽造バイアグラが存在します。
「VGR 800」「Pfizer」などの刻印が確認されています。

日本国内や海外で流通している正規品のバイアグラは青色の錠剤なので、金色のバイアグラは間違いなく偽造品です。

存在しない識別コードが刻印された偽造バイアグラの錠剤

剤型は同じでも、存在しない識別コード「VGR 300」と刻印されていたり、色が薄かったりする偽造バイアグラが発見されています。

正規品の識別コードは「VIAGRA」「VGR 25、VGR 50(用量による)」の刻印のみなので、それ以外の識別コードが刻印されていた場合は、間違いなく偽造品です。

割線が入った偽造バイアグラの錠剤

識別コードの刻印がない錠剤や、剤型がひし形ではなく楕円形のもの、本来ないはずの割線が入っているものなど、さまざまな偽造バイアグラが発見されています。

こういった偽造バイアグラは、着色ムラ(色が薄いまたは濃い)や不純物が肉眼で確認できたり、表面にフィルムコーティングがされていなかったりすることもあります。

国内未承認のバイアグラ100mgは偽造品に注意

海外で正規品として販売されている用量には、「バイアグラ錠100mg」という規格も存在しますが、日本では未承認のため販売されていません。
日本で承認されている最高用量は50mgです。

「バイアグラ錠100mg」の製品が海外の正規品であっても、個人輸入で入手したバイアグラ100mgが正規品である確証を得ることは難しく、安全性が保証されません。
手に入れたバイアグラに「100mg」の記載がある場合、国内正規品ではないので、服用前に必ず医師にご相談ください。

バイアグラの包装(PTP包装シート)を比較

PTP包装シートに入った正規品のバイアグラ

国内正規品のバイアグラの錠剤はPTP包装シートで梱包されています。
PTP包装シート自体は、用量ごとに色分けされたデザインです。

錠剤が見える表側には、「VIATRIS」「VGR 25、VGR 50(用量による)」「VIAGRA®25mg、VIAGRA®50mg(用量による)」といった印字がされています。

裏側には、日本語で「ニトログリセリンなどの硝酸薬と本剤は併用できません」といった注意書きがあります。
また、「EXP○○.□」(○○は年、□は月)のような形式で使用期限も記載されています。

PTP包装シートに入った偽造バイアグラ

※海外正規品は1シート4錠のPTP包装シート(国内正規品の場合は、1シート10錠のPTP包装シート)

なかには、正規品と見間違えるほど精巧に作られたPTP包装シートに入った偽造バイアグラも存在します。
もちろん、中身の錠剤も偽造品です。

正規品のバイアグラのPTP包装シートと見比べなければ、偽物と見破ることが難しいでしょう。

偽造品によっては、1シート4錠でも10錠でもないPTP包装シートに入った偽造バイアグラもあります。
例えば、1シート8錠のPTP包装シートといったものは存在しないので、間違いなく偽造品です。

ジッパー付きポリ袋に入った偽造バイアグラ

ジッパー付きの小さなポリ袋に、錠剤が剥き出しのまま入れられた偽造バイアグラもあります。

正規品のバイアグラがジッパー付きのポリ袋に入れられることはありません。
PTP包装シートに入っていないバイアグラの錠剤は偽造品だと理解しておきましょう。

ポリ袋に入った大量の偽造バイアグラ

海外の税関では、偽造バイアグラの密輸が摘発される事例も報告されています。
その際、ポリ袋やビニール袋に入れられた大量の偽造バイアグラが発見されています。

バイアグラの容器・パッケージ(外箱)を比較

正規品のバイアグラのパッケージ

社章である「VIATRIS」の文字、販売名「バイアグラ錠25mg・バイアグラ錠50mg(用量による)」、製造販売元「ヴィアトリス製薬株式会社」などが記載されています。

パッケージ(外箱)には、偽造防止のためのホログラムシールが貼られています。
開封口には、切り取り線がついており、一度開けると完全に封印できない仕組みです。

また、側面には「○○○○.□」(○○○○は年、□は月)のような形式で使用期限が記載されています。

偽造バイアグラのパッケージ

なかには、米国製のパッケージ(外箱)を精巧に模して作られた偽造バイアグラも存在します。

一見すると、海外で流通している正規品のバイアグラに見えてしまいますが、本来あるはずのホログラムシールがパッケージ(外箱)に貼られていないことがあります。

偽造バイアグラが入ったボトル容器

米国で承認・販売されている正規品のバイアグラにはボトル型の容器が存在しますが、容器やラベルのデザインが異なる偽造バイアグラも発見されています。
もちろん、中身の錠剤も偽造品です。

「Pfizer」「Viagra」などの文字が書かれていますが、正規品のラベルを模して精巧に作られた偽物です。
正規品が別の容器に詰め替えられて販売されることはありません。

金色のバイアグラ(偽造バイアグラ)が入ったパッケージ

金色のバイアグラ(ゴールドバイアグラ)」と称して販売されている偽造バイアグラのパッケージ(外箱)と容器です。
正規品と見紛うようなパッケージ(外箱)や容器のラベルが作られています。

日本国内や海外の正規品で金色のバイアグラは存在しないので、間違いなく偽造バイアグラです。

レビトラの正規品と偽造品の比較・見分け方【画像つき】

レビトラは2021年10月に販売中止が発表され、国内正規品はすでに使用期限切れとなっています。
海外においても製造は終了しており、現在インターネット上で販売されている「レビトラ正規品」は偽造品または使用期限切れの製品である可能性が非常に高いため、購入・服用しないでください。

レビトラの正規品と偽造品について、「錠剤」「包装(PTP包装シート)」「容器・パッケージ(外箱)」の観点から比較し、見分け方を解説します。

レビトラの正規品と偽造品の比較

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レビトラの錠剤を比較

正規品のレビトラの錠剤
販売名 レビトラ錠5mg レビトラ錠10mg レビトラ錠20mg
識別コード BAYER 5 BAYER 10 BAYER 20
色調など 淡黄赤色/フィルムコート錠 淡黄赤色/フィルムコート錠 淡黄赤色/フィルムコート錠

日本国内では、「レビトラ錠5mg」「レビトラ錠10mg」「レビトラ錠20mg」の3種類の規格が、厚生労働省より承認され処方されています。
もし、「レビトラ錠40mg」「レビトラ錠50mg」「レビトラ錠100mg」などと表記されていた場合は、偽物・偽造品です。

識別コードが刻印されていない偽造レビトラの錠剤

剤型や錠剤のサイズが同じでも、着色ムラがあったり、識別コードが刻印されていなかったり、正規品と異なる識別コードが刻印されていたりする偽造レビトラが発見されています。

不純物が混入している様子が肉眼でわかることもあり、劣悪な製造環境で作られている可能性を示しています。

「100」と刻印された偽造レビトラの錠剤

また、レビトラ錠100mgという規格は存在せず、「100」と刻印された識別コードを持つ正規品もないため、間違いなく偽造品です。

カプセル型の偽造レビトラの錠剤

剤型がカプセル型の偽造レビトラもあります。
剤型・錠剤のサイズはいずれも正規品と異なり、識別コードもありません。

そもそも、剤型がカプセル型の正規品のレビトラは存在しません。

レビトラの包装(PTP包装シート)を比較

PTP包装シートに入った正規品のレビトラ

国内正規品のレビトラの錠剤はPTP包装シートで梱包されています。
PTP包装シート自体は、用量ごとに色分けされたデザインです。

錠剤が見える表側には、「LEVITRA」「レビトラ5mg、レビトラ10mg、レビトラ20mg(用量による)」「LEVITRA 5、LEVITRA 10、LEVITRA 20(用量による)」といった印字がされています。

裏側には、日本語で「ニトログリセリンなどの硝酸薬と本剤は併用できません」といった注意書きがあります。
ただし、バイアグラと異なり、レビトラのPTP包装シートには、使用期限は記載されていません。

PTP包装シートに入った偽造レビトラ

※海外正規品は1シート4錠のPTP包装シート(国内正規品の場合は、1シート10錠のPTP包装シート)

なかには、正規品と見間違えるほど精巧に作られたPTP包装シートに入った偽造レビトラも存在します。

正規品のレビトラのPTP包装シートと見比べなければ、偽物と見破ることは難しいでしょう。

ポリ袋に剥き出しで入った偽造レビトラ 無地のパッケージとポリ袋に入った偽造レビトラ

ポリ袋に剥き出しで入れられているもの、無地のパッケージとポリ袋に入れられているものなど、いずれもPTP包装シートがなく不衛生で、製造販売元・用量・使用期限などの正確な情報が確認できないため、偽造品です。

レビトラの容器・パッケージ(外箱)を比較

正規品のレビトラのパッケージと容器

社章である「BAYER」の文字、販売名「レビトラ錠5mg・レビトラ錠10mg・レビトラ錠20mg(用量による)」、製造販売元「バイエル薬品株式会社」などが記載されています

パッケージ(外箱)には、偽造防止のための透かし細工がされています。
開封口には、切り取り線やシールがついており、一度開けると完全に封印できない仕組みです。

また、側面には「○○○○.□□」(○○○○は年、□□は月)のような形式で使用期限の記が記載されています。

偽造レビトラが入ったボトル容器とパッケージ

米国で承認・販売されている正規品のレビトラにはボトル型の容器が存在しますが、偽造レビトラはボトルの容器やラベルのデザインが異なります。
もちろん、中身の錠剤も偽造品です。

また、ボトルに付随しているパッケージ(外箱)も、正規品とはまったく関係ない偽物です。

レビトラを象徴する炎のマークや「LEVITRA」などの文字が書かれていますが、正規品のラベルを模して精巧に作られた偽物です。
正規品が別の容器に詰め替えられて販売されることはないので、入手しても服用しないでください。

なお、「100mg vardenafil」と印字されていますが、レビトラ100mgの規格は存在しないため、間違いなく偽造品です。

オレンジ色で半透明のピルボトル

海外の映画やドラマなどで見られるような、オレンジ色で半透明のピルボトルに入った偽造レビトラも発見されています。
一見すると、レビトラのイメージカラーであるオレンジ色が目立つので、正規品と思うかもしれませんが、間違いなく偽造品です。

このような偽造品は正規品との外見の違いが明らかですが、すべての偽造品が見分けやすいわけではありません。

偽造レビトラのボトル容器

海外で流通している正規品のボトル容器のデザインは1種類のみです。
ボトルの形や大きさ、色などが異なる偽造レビトラが発見されています。

ボトル側面のラベルが正規品のパッケージ(外箱)を模して精巧に作られていることがあるので、注意しましょう。

シアリスの正規品と偽造品の比較・見分け方【画像つき】

シアリスの正規品と偽造品について、「錠剤」「包装(PTP包装シート)」「容器・パッケージ(外箱)」の観点から比較し、見分け方を解説します。

シアリスの正規品と偽造品の比較

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シアリスの錠剤を比較

正規品のシアリスの錠剤
販売名 シアリス錠5mg シアリス錠10mg シアリス錠20mg
識別コード C 5 C 10 C 20
色調など くすんだ黄色/フィルムコート錠 くすんだ黄色/フィルムコート錠 くすんだ黄色/フィルムコート錠

日本国内では、「シアリス錠5mg」「シアリス錠10mg」「シアリス錠20mg」の3種類の規格が、厚生労働省より承認され処方されています。
もし、「シアリス錠40mg」「シアリス錠50mg」などと表記されていた場合は、偽物・偽造品です。

※海外で正規品として販売されている用量には、「シアリス錠2.5mg」という規格も存在しますが、日本では未承認のため販売されていません。

「C 5」「C 10」「C 20」以外の識別コードが刻印された偽造シアリスの錠剤 着色ムラがある偽造シアリスの錠剤

正規品と剤型や錠剤のサイズが同じであっても、識別コードが「C 5・C 10・C 20」以外であったり、着色ムラや剤型のいびつさ、フィルムコーティングの欠如が確認できたりする場合は、偽造シアリスと判断できます。

識別コードが「C 5、C 10、C 20(用量による)」以外のものは、間違いなく偽造品です。

存在しない識別コードが刻印された偽造シアリスの錠剤

また、剤型は同じでも、存在しない識別コード「C 50」「C 100」が刻印されていたり、錠剤のサイズが大きかったりする偽造シアリスも発見されています。
シアリス錠50mgやシアリス錠100mgという規格は存在しないので、間違いなく偽造品です。

シアリス錠100mgは正式には存在しないためすべて偽物

シアリス100mg」と表記された製品をインターネット上で見た方もいるかもしれませんが、これはすべて偽造品です。
シアリスのメーカーであるイーライリリー株式会社は、どの国においても100mgの規格を製造・販売していません。

世界で販売されているシアリスの正規品は、2.5mg・5mg・10mg・20mgの4規格のみです(2.5mgは日本国内で未承認)。
手元に該当製品がある場合は、絶対に服用しないでください。

シアリスの包装(PTP包装シート)を比較

PTP包装シートに入った正規品のシアリス

国内正規品のシアリスの錠剤はPTP包装シートで梱包されています。
PTP包装シート自体は、用量ごとに色分けされたデザインです。

錠剤が見える表側には、「cialis」「シアリス 5、シアリス 10、シアリス 20(用量による)」「5、10、20(用量による)」といった印字がされています。

裏側には、日本語で「ニトログリセリンなどの硝酸薬と本剤は併用できません。」といった注意書きがあります。
ただし、バイアグラと異なり、シアリスのPTP包装シートには、使用期限は記載されていません。

PTP包装シートに入った偽造シアリス

※海外正規品は1シート2錠のPTP包装シート(国内正規品の場合は、1シート10錠のPTP包装シート)

なかには、正規品と見間違えるほど精巧に作られたPTP包装シートに入った偽造シアリスも存在します。

正規品のシアリスのPTP包装シートと見比べなければ、偽物と見破るのは難しいでしょう。

ジッパー付きポリ袋に入った偽造シアリス

ジッパー付きの小さなポリ袋に錠剤が剥き出しのまま入れられた偽造シアリスもあります。

しかし、正規品のシアリスがジッパー付きのポリ袋に入れられることはありません。
PTP包装シートに入っていないシアリスの錠剤は、間違いなく偽造品です。

ポリ袋に入った大量の偽造シアリス

バイアグラ同様、海外の税関では、偽造シアリスの密輸が摘発される事例も報告されています。
その際、ポリ袋やビニール袋に入れられた大量の偽造シアリスが発見されています。

シアリスの容器・パッケージ(外箱)を比較

正規品のシアリスのパッケージと容器

日本新薬株式会社のロゴマーク、販売名「シアリス錠5mg・シアリス錠10mg・シアリス錠20mg(用量による)」、製造販売元「日本新薬株式会社」などが記載されています。

パッケージ(外箱)には、偽造防止のためのホログラムシールが貼られています。
開封口には、切り取り線やシールがついており、一度開けると完全に封印できない仕組みです。

また、側面には「○○○○.□□」(○○○○は年、□□は月)のような形式で使用期限の記載が確認できます。

偽造シアリスのパッケージ

パッケージ(外箱)の色が正規品と微妙に異なる偽造シアリスが発見されています。

正規品と並べて比較すれば気づきやすいですが、偽造品単独での判断は容易ではありません。

「40mg」と印字された偽造シアリスのパッケージ

なかには、海外正規品のパッケージ(外箱)と見間違えるほど精巧に作られていながら、用量が「40mg」と印字された偽造シアリスも発見されています。
正規品のシアリスは、国内も海外も「シアリス錠20mg」の規格までしか存在しないので、間違いなく偽造品です。

偽造品の中には、正規品のデザインを精巧に模したものや、ホログラムシールを模したシールが貼られているものもあるため、注意が必要です。

正規品とデザインが異なる偽造シアリスのボトル容器

明らかに海外正規品のボトル容器とデザインが異なる偽造シアリスが何種類も発見されています。
存在しない規格である「100mg」と印字されている場合もあり、間違いなく偽造品です。

ED治療薬の海外製ジェネリック医薬品も偽物のリスクあり

日本国内では、シルデナフィル錠(バイアグラジェネリック)・バルデナフィル錠(レビトラジェネリック)・タダラフィル錠(シアリスジェネリック)といったED治療薬のジェネリック医薬品が厚生労働省の承認を受けています。
一方、インターネット上のサイトで「海外製ジェネリック」として販売されている製品は、日本国内で未承認の製品や偽造品が含まれている可能性が高いです。

ジェネリック医薬品は製品ごとにパッケージデザインが異なり、正規品の外観に明確な基準がないため、偽造品との見分けが難しいといえます。

「ジェネリックだから安全」「正規品と同じ成分だろう」と思い込まず、先発医薬品と同様、あるいはそれ以上に慎重に確認することが大切です。

ED治療薬の偽物・偽造品の製造現場

製薬会社の製造現場と聞くと、衛生的なクリーンルームの中で整然と作られるイメージを抱くかもしれません。

しかし、偽造品の製造現場の多くは、衛生管理が行き届いていない劣悪な環境であることが報告されています。
ずさんな手作業で製造されるため不純物が混入しやすく、正規の有効成分が適切に含まれているかも保証されません。
品質管理が行われていない点も大きな問題です。

偽造品によっては、ED治療薬としての効果が期待できないだけではなく、異なる成分や不純物の混入などにより、予想しがたい健康被害を引き起こすおそれがあります。

以下では、ED治療薬の偽物・偽造品の製造現場について、その実態の一部を紹介します。

偽造バイアグラの製造現場

偽造バイアグラの製造現場

この画像は、偽造バイアグラ製造現場の一例で、中国で撮影された写真です。

偽造バイアグラは、世界中で製造されています。
海外の調査では、偽造バイアグラに医薬品成分以外の不純物や、まったく異なる医薬品成分・覚せい剤が含まれていた事例が報告されています。

偽造バイアグラの錠剤は、アパートの一室など品質管理されていない場所で製造・梱包されているケースもあるようです。

錠剤の着色にプリンター用の青いインクが使われ、正規品の色に似せているケースも確認されています。

なお、ヴィアトリス製薬株式会社の本社は米国にありますが、米国の住所から送られてきた製品であっても、正規品である保証はありません。

偽造レビトラの製造現場

偽造レビトラの製造現場

偽造レビトラの製造現場も、偽造バイアグラと同様に画像のような不衛生な環境で作られています。
こういった環境で製造された錠剤は不純物が混入する可能性が非常に高く、品質管理もされていません。

錠剤はPTP包装シートではなく、ビニール袋やポリ袋に剥き出しのまま入れられていることがあります。

なお、バイエル薬品株式会社の本社はドイツにありますが、ドイツの住所から送られてきた製品であっても、正規品である保証はありません。

偽造シアリスの製造現場

偽造シアリスの製造現場

偽造シアリスの製造現場も、他の偽造ED治療薬と同様に不衛生で、製造から流通に至るまで品質管理が行われていません。

写真は中国で撮影されたものですが、この製造現場では、メチルアンフェタミン(覚せい剤)も密造されており、偽造シアリスへの混入リスクが指摘されています。

なお、イーライリリー株式会社の本社は米国にありますが、米国の住所から送られてきた製品であっても、正規品である保証はありません。

ED治療薬の偽物・偽造品による副作用や健康被害

もし、インターネット上の個人輸入で購入したED治療薬の偽造品を服用して、効果が出なかっただけで済んだとすれば、それは結果的に軽微な被害で収まったにすぎません。

当然ながら、ED治療薬本来の勃起改善効果は期待できません

日本国内や海外では、「偽造バイアグラ」「偽造レビトラ」「偽造シアリス」といった違法な製品によって、死亡例を含む重篤な健康被害が確認されています。

偽造品の錠剤の中には、有効成分がまったく入っていなかったり、有効成分に類似した成分が入っていたりすることがあります。
ほかにも、本来含まれるはずのない不純物が含まれていることもあり、それらが原因で様々な副作用や健康被害を引き起こすおそれがあります。

さらに、日本国内で厚生労働省の製造販売承認を得た医薬品ではないため、副作用によって重篤な健康被害が発生しても「医薬品副作用被害救済制度(※)」は適用されません。

※医薬品の副作用により患者が入院や死亡した際などに、厚生労働省所管の独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」という組織が健康被害に対して救済を行う制度

以下に、ED治療薬の偽物・偽造品による副作用や健康被害の事例を計7件紹介します。

ED治療薬の偽物・偽造品による副作用や健康被害の事例

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偽造バイアグラによる副作用や健康被害の事例

偽造バイアグラには、本来の有効成分とは異なる成分が含まれていた事例が複数報告されています。

事例①有効成分と異なる化学物質の混入による肝機能障害(2004年・日本国内)

2004年2月に福島県内の30代男性が個人輸入した中国製の「三便宝カプセル」という製品を入手し服用した結果、肝機能障害が発生したという事例が報告されています。

福島県の衛生研究所と国立医薬品食品衛生研究所が成分の分析を行った結果、バイアグラの有効成分であるシルデナフィルに類似した化学物質「ヒドロキシホモシルデナフィル」が含まれていることが判明しました。

シルデナフィル類似物質を含む偽造バイアグラによる健康被害は、この事例以降も継続して報告されています。

事例②血糖降下薬成分の混入で2名が低血糖症を引き起こし入院(2008年・日本国内)

2008年2月に広島県と福島県で、「男根増長素(偽造バイアグラ)」という中国語表記の製品を服用した各県内の男性2名が、冷汗や手指の冷えなど低血糖症の症状を引き起こし、入院したという事例が報告されています。

同時期に埼玉県内でも同様の健康被害が発生し、2008年3月8日に医療機関から熊谷保健所に報告がありました。

衛生研究所で成分分析を行ったところ、男根増長素からグリベンクラミド(血糖降下薬の成分)やシルデナフィル(バイアグラの有効成分)が検出されました。

また、健康被害の遭った男性が同時に購入していた中国語表記の「威哥王 三鞭粒(偽造バイアグラ)」についても成分分析を実施しました。
この製品は服用されていませんでしたが、同様の成分が検出されています。

事例③血糖降下薬成分の混入で6名が低血糖症を引き起こし1名死亡(2008年・香港)

2008年2月15日に香港で、「Power 1 Walnut(偽造バイアグラ)」という製品を服用した6人が低血糖症を引き起こし、そのうち1人が死亡したという事例が報告されています。

成分を分析した結果、グリベンクラミド(血糖降下薬の成分)やシルデナフィル(バイアグラの有効成分)が検出されました。

事例④同時期に同様の低血糖症集団被害が発生(2008年・香港)

2007年12月から2008年9月にかけて、香港で偽造バイアグラを服用した結果、144名の男性が低血糖で病院に搬送された事例があります。

そのうち68名の尿から、シルデナフィル(バイアグラの有効成分)またはグリベンクラミド(糖尿病治療薬の成分)、あるいはこれらの代謝物が検出されました。

3名が死亡し、1名は遷延性意識障害、1名は認知障害が残りました。

偽造シアリスによる副作用や健康被害の事例

偽造シアリスにも、本来の有効成分とは異なる化学物質が含まれているケースがあります。
なかには、シアリス以外のED治療薬の有効成分が含まれていた事例も報告されています。

事例①服用後に低血糖症で150名入院・4名死亡(2008年・シンガポール)

2008年1月1日~5月26日までの間にシンガポールでは、偽造シアリスを服用した結果、5つの公立病院に合計150人が重度の低血糖症で入院したという事例が報告されています。

患者のほぼ全員が男性(150人中149人)であり、年齢は19歳~97歳でした。
患者のうち127人(85%)の血中または尿中から、グリベンクラミドという血糖降下薬の成分が検出されました。

長期にわたる低血糖症の結果として、7人の患者が昏睡状態に陥り、その後4人の死亡が確認されています。

事例②血糖降下薬成分や異なるED治療薬成分が混入(2010年・オーストラリア)

2010年6月にオーストラリアの54歳の男性が「Cialis 50」と書かれた偽造シアリスの服用により、重篤な低血糖症を引き起こした事例が報告されています。
この男性は、ベトナムから友人を通じて個人輸入によって偽造シアリスを手に入れていました。

オーストラリア保健省薬品・医薬品行政局(TGA)が偽造シアリスの成分を分析したところ、正規品では含まれるはずのないグリベンクラミド(血糖降下薬の成分)やシルデナフィル(バイアグラの有効成分)が含まれていたことが判明しました。

シアリスと異なる有効成分が無断で混入されていた場合、服用者は意図しない成分を摂取することになり、予測できない健康被害を招くおそれがあります。

事例③偽造シアリス服用で脳血栓・肺塞栓・急性腎不全(2010年・日本国内)

日本国内でも、2010年6月に奈良県で、海外から個人輸入でシアリス錠50mg(偽造シアリス)を購入し、服用した40代男性に痙攣が起きて意識が低下し、奈良県立医科大学附属病院に緊急搬送された事例が報告されています。

医師が診察したところ、脳血栓肺塞栓症急性腎不全などを起こしていたことが確認されました。
その後、男性は回復して退院しました。

同病院では、呼吸困難で緊急搬送後に間質性肺炎で死亡した男性の自宅から、シアリス錠50mg(偽造シアリス)が発見された事例も報告されています。
なお、服用との因果関係は明らかにされていません。

偽物のED治療薬を服用してしまった場合の対処法

偽物のED治療薬を服用してしまった場合、症状の有無にかかわらず速やかに対処することが大切です。
偽造品には未知の成分や不純物が含まれている可能性があり、服用直後に症状がなくても、時間の経過とともに異変が生じる可能性があります。

以下では、服用後に症状が出た場合と出なかった場合それぞれの適切な対処法を解説します。

偽物のED治療薬を飲んでしまった場合の対処法

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症状がある場合

服用後に動悸・頭痛・視覚異常・意識障害などの症状が現れた場合は、直ちに救急車を呼ぶか、医療機関を受診してください。
その際、服用した医薬品の現物またはパッケージをスマホで撮っておくと、原因特定の参考になります。

偽造品は無承認無許可医薬品に該当するため、副作用が生じても「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となります。

なお、症状が軽微に見えても自己判断で様子を見ることは避けてください。

症状がない場合

偽造品と思われる医薬品を服用した後、目立った症状がなくても、成分不明の物質が混入していた可能性は否定できません。

短期的には異変が見られなくても、時間の経過や継続服用によって症状が現れるリスクがあります。

以上から、症状がない場合でも、偽造品であることが疑われる製品の服用はただちに中止し、病院やクリニックなどの医療機関を受診してください。

ED治療薬の偽物・偽造品を海外から日本国内へ持ち込むのは違法

医薬品を海外から個人的に持ち込む場合には所定の手続きが必要ですが、偽物・偽造品については理由を問わず持ち込みが禁止されています。

どのような理由があっても、「偽造バイアグラ」「偽造レビトラ」「偽造シアリス」などを海外から持ち込むと、知的財産権の侵害にあたるほか、関連法令に違反する行為となります。
そのため、日本国内への持ち込みが禁止されており、もし海外から持ち帰ったことが発見されれば、処罰の対象となります。

国内の医療機関での処方以外の方法で入手したED治療薬は、偽物・偽造品である可能性が高いです。

国内正規品のED治療薬の購入方法

国内正規品のED治療薬は処方箋医薬品であるため、通販サイトや薬局では購入できません
入手するには、病院やクリニックなどの医療機関で処方してもらう必要があります。

インターネット上の通販サイトでED治療薬が販売されている場合、薬機法に違反する可能性があります。
偽物・偽造品の可能性が高いため、いかなる場合も購入しないでください。

まとめ|バイアグラ・レビトラ・シアリスの偽物は健康被害のリスク大!国内正規品を処方してもらおう

バイアグラ・レビトラ・シアリスの偽物・偽造品の見分け方を画像つきで紹介しました。
偽造品は年々精巧になっており、正規品と見分けがつかないケースも珍しくありません。

ED治療薬を入手する際は、医療機関で国内正規品を処方してもらうことを強くおすすめします。

EDは疾患の性質上、「恥ずかしい」「どのような診察をされるかわからない」といった理由から、病院やクリニックなどの医療機関を避け、インターネット上でED治療薬を購入する方も少なくありません。
誰にも知られず、手軽に安く購入できるので、ついつい通販サイトを利用してしまう気持ちはわかります。

しかし、偽造品の服用は重篤な副作用や健康被害を招くおそれがあることを、改めてご認識ください。

日本国内でバイアグラなどのED治療薬は、医師の処方が必要な「処方箋医薬品」です。
医師が患者の健康状態を確認したうえで、ED治療薬を処方するかどうか判断します。

当クリニックでは、国内正規品のED治療薬「バイアグラ」「シアリス」「バイアグラジェネリック」「レビトラジェネリック」「シアリスジェネリック」を取り扱っています。

EDに関する相談やED治療をご希望の方は、お気軽に当クリニックへご来院ください。

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ED治療のよくある質問(FAQ)

ED治療薬に副作用はありますか?

ED治療薬によって細かい副作用は異なりますが、一時的な顔のほてり、頭痛、鼻づまりなどが見受けられる場合があります。

様々な薬を飲んでいますが、ED治療薬は飲めますか?

ニトログリセリン(心臓の狭心症に用いる薬)との併用はできません。
服用中の薬によってはED治療薬の処方ができません。
服用中の薬やお薬手帳を持参して医師にご相談ください。

バイアグラ、レビトラ、シアリスの違いはなんですか?

有効成分、効き始める時間、効果持続時間(作用時間)、副作用、価格などに違いがあります。
詳しくは、こちらをご覧ください。

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