レビトラの飲み方・用法・用量
そのため、当クリニックでは、2022年10月をもって「レビトラ錠」の取り扱いを終了しました
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レビトラの飲み方(服用方法)
レビトラには、正しい飲み方(服用方法)や決められた用法・用量があります。
それらを守って服用することで、レビトラの勃起促進効果をしっかりと引き出すことができます。
逆に、誤った方法で服用してしまうと効果が得られにくかったり、正しく得られなかったりすることがあります。
レビトラの飲み方を正しく理解し、用法・用量を守って服用すれば、EDの改善はもちろん、性行為に対する満足度が上昇し、より性生活を充実させることができます。
レビトラは、以下の用法・用量を守って服用しましょう。
用法・用量
1回の用量 | 5mg~20mgまで |
---|---|
用量の目安 |
5mg:高齢者の方(65歳以上の方)や健康状態が万全でない方など 10mg:健康成人男性 20mg:10mgの処方で十分な勃起促進効果が得られなかった方など |
服用のタイミング | 性行為の約30分前(空腹時は約15分前) |
服用時の飲料 | 水、またはぬるま湯で服用 |
1回の服用回数 | 1日1回まで |
服用間隔 | 24時間以上の間隔を空ける |
服用時の条件 |
空腹時に服用 食後に服用する場合は、約2時間以上の間隔を空ける 服用後、約30分以上経過すれば食事可能 |
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1回の服用は20mgまで
日本国内では、安全性を考慮し「レビトラ錠5mg」「レビトラ錠10mg」「レビトラ錠20mg」の3種類が適度な効果を発揮する推奨規格として、厚生労働省から承認されています。
そのため、健康な成人男性であれば、1回あたりのレビトラの用量は20mgが上限ということになります。
肝臓や腎臓などに障害のある方でなければ、レビトラ錠10mgを服用開始用量として推奨できます。
海外には、「レビトラの有効成分バルデナフィルが60mg含まれた薬剤」の規格があり、世界的には認められていますが、国内正規品(国内で承認された薬)のレビトラ錠60mgというものは存在しません。
レビトラ錠20mgで十分な勃起促進効果が確認されたため、日本国内におけるレビトラ錠の最大用量は20mgまでになりました。
なので、レビトラは20mgを超えて服用しないように注意しましょう。
レビトラの過度な服用は、効き目が強くなるどころか、急激な血圧の低下などの副作用のリスクが高まるだけです。
過度の服用により、副作用が強く起きた場合は、レビトラに対して特異的な解毒薬や治療方法がないため、対症療法を行うしかありません。
また、レビトラの有効成分バルデナフィルは血漿蛋白結合率が高く、成分の尿中排泄率が低いため、腎透析による体外への排出促進も期待できません。
高齢者の方や特定の疾患がある方は5mgから慎重に服用する
高齢者の方(65歳以上の方)や肝臓・腎臓に障害がある方などは、レビトラ錠5mgから慎重に服用を開始しましょう。
若年者の方や内臓機能が健康な方に比べて、有効成分バルデナフィルの分解・代謝が遅れ、血中濃度が高くなりやすく、効き目が強く現れる傾向があるからです。
効き目が不十分だったり、効果を実感できなかった場合のみ、レビトラ錠10mgやレビトラ錠20mgへの増量を医師に相談し、検討しましょう。
レビトラを飲むタイミングは性行為の約45分前がベスト
性行為の約45分前にレビトラを服用することで、効き目が最も強く現れるピーク時に性行為ができます。
レビトラの効果は、有効成分バルデナフィルの血中濃度が一定の水準を超えることで発現します。
有効成分バルデナフィルが体内に吸収されるのは、服用から約15分~30分のタイミングです。
なので、レビトラは、服用から約15分~30分で効果が発現し始めるということになります。
また、レビトラの用量の違いによって、効き始める時間に違いはさほどありません。
ただし、レビトラの服用前に食事をしていたなどの場合は、効き始める時間や効き目自体に影響を及ぼすので注意しましょう。
これに関しては、後述する「レビトラの食事の影響」にて解説しています。
空腹時に飲むなら性行為の15分前でOKの場合も
空腹時にレビトラを服用すれば、最短で服用から約15分で効果を実感することができます。
レビトラの有効成分バルデナフィルは、空腹時の吸収効率が最も良くなります。
バイアグラと違い、基本的に食事の影響を受けにくいものの、胃や腸に食べ物が残っていると、それら消化器官の表面に油などの膜が張られ、有効成分バルデナフィルの吸収を妨げてしまうことがあります。
空腹時であれば、速やかに吸収されるので、性行為の約15分前にレビトラを服用しても、性交時には十分な効き目を発現することがあります。
水、またはぬるま湯で服用する
レビトラは、水、またはぬるま湯で服用しましょう。
レビトラの添付文書や医薬品インタビューフォームには、「水、またはぬるま湯で服用するべき」などといった記載はありません。
しかし、レビトラは食事の内容によっては、効果が弱まりやすい傾向が確認されているため、水以外の成分が含まれている飲み物での服用は控えたほうが無難でしょう。
ちなみに、レビトラには、服用時に水の必要がない、OD錠(口腔内崩壊錠)タイプの「スタキシン(STAXYN)」というものもあります。
ただし、口の粘膜から成分を吸収し、効果を発揮する薬剤ではないので、口の中で錠剤が溶けたら、唾液と共に飲み込む必要があります。
口の中が乾いている場合は、結局、水で流し込んだ方が飲みやすいので、好き嫌いの分かれる剤型かもしれません。
※当クリニックでは、国内未承認薬のため、「スタキシン(STAXYN)」は取り扱っていません
服用回数は1日1回まで、その後24時間以上の間隔を空ける
レビトラの服用回数は、用量に関わらず、1日1回までを厳守しましょう。
レビトラを2日以上連続して服用する場合は、最低でも24時間以上の間隔を空けなければいけません。
血中に吸収された有効成分バルデナフィルが体外へと排出されるのは、服用から約24時間後だからです。
24時間以内に2回以上連続して服用した場合は、有効成分バルデナフィルの過剰摂取状態になります。
レビトラの効き目は、服用から約6時間以上経過する頃にはなくなりますが、一定量の有効成分バルデナフィルは血中に含まれているため、24時間以内の連続服用は血中濃度が高くなり過ぎてしまいます。
適正用量の服用を1日1回、24時間以上の間隔を空けることを守れば、レビトラは毎日使用することが可能です。
レビトラを1日1回、31日間連続して健康成人男性に投与した臨床試験では、有効成分バルデナフィルが血中に蓄積しなかったことが確認されています。
抗不安薬(精神安定剤)と併用
性行為中に焦ったり、緊張して勃起が出来なかったり、勃起状態を保てない方がいらっしゃいます。
そういった心因性EDの場合には、抗不安薬とED治療薬の併用が解決につながる場合があります。
精神的・心理的な問題の関与が強い方は、抗不安薬(精神安定剤)を 1錠100円(税込)にて処方いたしますので、お気軽にご相談ください。
処方価格
抗不安薬(精神安定剤) | 1錠 100円(初診・再診) |
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※料金や価格は全て消費税込みの表示となっております
※抗不安薬(精神安定剤)のみでの処方は行っておりません
解熱鎮痛薬と併用
ED治療薬の副作用によって「頭痛」を引き起こす場合があります。
頭痛の痛みを和らげるために解熱鎮痛薬を併用することが可能です。
副作用の「頭痛」が出やすいという方は、解熱鎮痛薬(カロナール錠)を1錠100円(税込)にて処方いたしますので、お気軽にご相談ください。
処方価格
解熱鎮痛薬(カロナール錠) | 1錠 100円(初診・再診) |
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※料金や価格は全て消費税込みの表示となっております
※解熱鎮痛薬のみでの処方は行っておりません
胃薬と併用
ED治療薬の副作用によって「胸やけ」「消化不良」「腹痛」などを引き起こす場合があります。
胃薬によって胃酸の分泌を抑え、「胸やけ」「消化不良」「腹痛」などを和らげることができます。
胃薬もED治療薬と併用することが可能です。
副作用の「胸やけ」「消化不良」「腹痛」などが出やすいという方は、胃薬(アシノン錠)を1錠100円(税込)にて処方いたしますので、お気軽にご相談ください。
処方価格
胃薬(アシノン錠) | 1錠 100円(初診・再診) |
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※料金や価格は全て消費税込みの表示となっております
※胃薬のみでの処方は行っておりません
レビトラの割り方
レビトラ錠10mgやレビトラ錠20mgを1錠服用すると効き目が強すぎるという場合は、レビトラの錠剤を半分に割って服用することも一つの選択肢です。
ただし、割って使う際には、手の脂や空気中の湿気などで変質する恐れもあるため、清潔に割錠しましょう。
以下の道具を用いて、レビトラの錠剤を割ることができます。
錠剤を分割する道具
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分割しやすいように錠剤の中心に線(割線)が入っている薬剤がありますが、「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」などのED治療薬には割線がありません。
なので、必ずしも正確に半分に割れない場合があるので注意しましょう。
また、レビトラなどのED治療薬の錠剤を半分に割った場合は、長期間保管せず、なるべく早く使い切りましょう。
割った錠剤の残りを保管し、いずれ使用することは推奨されていません。
錠剤を半分に割ることで、レビトラの表面を覆っている添加物のコーティングが切断面で無くなり、湿気を含みやすく、成分が劣化してしまうからです。
飲みやすさや使用頻度などにあわせて、割るかどうかを判断して服用しましょう。
ピルカッターを使用する
レビトラの錠剤を半分に割るなら「ピルカッター」を使用するのが一番簡単な方法です。
使い方を間違えなければ、強い力は必要なく、綺麗に割ることができます。
ピルカッターは、ドラッグストアや100円ショップで購入することができます。
蓋が付いているピルカッターなら、カット後そのままピルケースになるので、とても便利です。
100円ショップのピルカッターなら壊れてしまっても気兼ねなく買い直せるでしょう。
種類が豊富なので、用途に合ったピルカッターを探してみてください。
キッチンバサミを使用する
どのご家庭でも台所に必ずあるといっても過言ではない「キッチンバサミ」は、レビトラを半分に割るために使用することができます。
錠剤カット用のハサミもありますが、キッチンバサミを持っているならわざわざ購入する必要はありません。
サッと取り出してパパッと手間をかけず、短時間で錠剤を割りたい時に便利です。
ただし、キッチンバサミは台所用品ですが、しっかりと消毒をしてから使用してください。
市販の紙切り用のハサミや散髪用のハサミは、刃の部分の強度が足りず、刃こぼれする可能性があるので、使用しないほうが良いでしょう。
ニッパーを使用する
ホームセンターなどで購入できる「ニッパー」は、レビトラを半分に割るために使用することができます。
配線コードなど元々硬いものを切断するための工具なので、錠剤なら簡単に割ることができます。
種類はたくさんありますが、いずれもキッチンバサミよりも扱いやすく、おすすめできます。
ただし、衛生面を考慮して、配線コードなどの切断に使用していない新品のニッパーや錠剤分割用と決めたニッパーを使用しましょう。
カッターナイフを使用する
市販の「カッターナイフ」は、レビトラを半分に割るために使用することができます。
どこでも手軽に購入でき、ドラッグストアにあるピルカッターよりも安く手に入れることができます。
しかし、切断する際には、強い力が必要になり、切断時に錠剤の粉が散らばりやすいので、あまりお勧めできる割り方ではありません。
また、レビトラの錠剤は小さく、半分にカットするためには机や台などに置く必要があるため、手元がずれてケガしないように注意してください。
カッターナイフ以外の鋭利な刃物(包丁やナイフなど)を使用する場合も、同様に扱いには気を付けてください。
レビトラの食事の影響
レビトラの有効成分バルデナフィルは、食事の影響を強く受けにくく、効き目や発現時間、持続時間に影響を与えないことが確認されています。
しかし、過度に油っこい食べ物や消化吸収の悪い食べ物はレビトラの効果に影響を及ぼします。
そのため、有効成分バルデナフィルの効果を最大限引き出す理想的な服用タイミングは空腹時とされています。
レビトラの効果が得られない、または得にくい原因の一つに、食後の服用が挙げられるので注意しましょう。
フィルムコーティング錠であるレビトラは、胃で溶けだした後、腸から有効成分バルデナフィルが吸収され、血中に取り込まれます。
油っこい食べ物や牛乳などの脂肪分を多く含む飲み物は、胃や腸などの消化器官の表面に膜が張られ、有効成分バルデナフィルの吸収効率が悪くなるため、レビトラの服用前にはできるだけ控えたほうが良いでしょう。
食後に服用する場合は、2時間以上の間隔を空ける
食事後のレビトラの服用が避けられない場合は、レビトラの効果を正確に得るために、服用の2時間以上前までに食事を済ませておきましょう。
しかし、焼肉や天ぷらなどの油っこい食べ物や牛乳などの脂肪分を多く含む飲み物は、消化吸収が悪く、2時間以上経過しても食べ物が胃に残ることがあるので注意が必要です。
食べも物が胃に滞在する時間は、通常、約2時間~3時間で、肉料理や天ぷらなど油っこい食べ物の場合は、約4時間~5時間かかると言われています。
なるべく脂肪分の少ないサラダやそばなどのさっぱりした食べ物を選び、腹6分目~7分目までの食事にして、消化吸収しやすい胃の状態を作りましょう。
体質やライフスタイルなどによって消化吸収時間には個人差が発生するので、一概に言えませんが、食後最低2時間以上はレビトラの服用を控えたほうが良いでしょう。
服用後、30分以上経過すれば食事可能
どうしても食事が避けられない場合は、食事前にレビトラを服用しておきましょう。
レビトラの服用から30分以上経過してからであれば、有効成分バルデナフィルが血中へと吸収された後になるので、その後の食事では何を食べても問題ありません。
空腹時にレビトラを服用すれば、最短で服用から約30分で効果が発現する特性を生かすことができます。
ただし、満腹になるまで食事をすると、その後の性行為の際に、消化不良によって吐き気や腹痛などを引き起こす可能性があるので、食べすぎには注意しましょう。
注意するべき食べ物
焼肉や天ぷらなどの油っこい食べ物や消化吸収の悪い食べ物は、レビトラの服用前にはできるだけ控えたほうが良いでしょう。
前述したように、食後2時間以上経過しても食べ物が胃に残ることがあり、その状態でレビトラを服用すると効果が弱まる可能性があるからです。
また、服用時に相互作用を引き起こす可能性のある食べ物もあるのでしっかりと覚えておきましょう。
注意すべき食べ物
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油っこい食べ物
フィルムコーティング錠であるレビトラは、胃で溶けだした後、腸から有効成分バルデナフィルが吸収され、血中に取り込まれます。
油っこい食べ物によって、胃や腸に油などの膜が張ると有効成分バルデナフィルの吸収がされにくくなり、空腹時に服用するのと比べ、効果の発現が遅れたり、効果を得られなくなってしまいます。
以下の様な油っこい食べ物は、レビトラの服用前にはできるだけ控えたほうが良いでしょう。
油っこい食べ物
- 焼肉
- ステーキ
- 天ぷら
- 中華料理
- ラーメン
- etc...
食物繊維の多い食べ物
整腸効果や血中コレステロールの低下など健康に良いとされる食物繊維ですが、実は胃で消化吸収されず、腸まで達する食べ物です。
そのため、食物繊維の多い食べ物は消化吸収までに時間がかかり、食後2時間以上経過しても食べ物が胃に残ることがあります。
以下の様な食物繊維の多い食べ物は、レビトラの服用前にはできるだけ控えたほうが良いでしょう。
食物繊維の多い食べ物
- ごぼう
- ひじき
- わかめ
- オートミール
- こんにゃく
- バナナ
- きくらげ
- しいたけ
- etc...
グレープフルーツ(フラノクマリン類を含む食べ物)
レビトラの添付文書には記載されていませんが、グレープフルーツとレビトラなどのED治療薬は相性が悪く、一緒に服用すると相互作用を引き起こす可能性があります。
グレープフルーツとレビトラなどのED治療薬は一緒に服用しないようにしましょう。
グレープフルーツに含まれる「フラノクマリン類」という成分によって、服用した薬の成分を分解する体内酵素の働きを弱めてしまい、成分の血中濃度が上昇して、効果や副作用が強く出てしまう可能性があるからです。
グレープフルーツ以外にもフラノクマリン類が含まれている食べ物があるので注意しましょう。
フラノクマリン類を含む食べ物
- グレープフルーツ
- スウィーティー
- 文旦(ブンタン)
- 八朔(ハッサク)
- 甘夏ミカン
- ライム
- パセリ
- セロリ
- etc...
注意するべき飲み物
レビトラの服用時の飲み物として、水、またはぬるま湯以外はおすすめできないので、できるだけ控えたほうが良いでしょう。
また、服用時に相互作用を引き起こす可能性のある飲み物もあるのでしっかりと覚えておきましょう。
注意すべき飲み物
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牛乳
牛乳などの脂肪分を多く含む飲み物は、胃や腸の表面に膜が張られ、有効成分バルデナフィルの消化吸収が悪くなり、効果が弱まることがあるため、レビトラの服用前にはできるだけ控えたほうが良いでしょう。
レビトラを牛乳で服用することもおすすめできません。
また、牛乳だけに限らず、その他の乳性飲料やココナッツミルクなども脂肪分が多いので気を付けましょう。
カフェインを含む飲み物
レビトラは、カフェインを含む飲み物で服用すること自体は特に問題はありません。
しかし、レビトラを服用する際に、副作用の頭痛防止などのため、カフェインを含む解熱鎮痛薬(市販薬を含む)を併用していた場合は、過剰なカフェイン摂取となる可能性があるので注意が必要です。
健康な成人の場合は、1日最大400mgまでの摂取量が推奨されています。
1日にそれ以上のカフェインを摂取すると、頭痛や吐き気、不眠などを引き起こす「カフェイン中毒」を引き起こす可能性があります。
以下の様なカフェインを含む飲み物でレビトラを服用する際は気を付けましょう。
カフェインを含む飲み物
- 緑茶
- 烏龍茶
- 抹茶
- 玉露
- 紅茶
- コーヒー
- エナジードリンク
- etc...
その他、紅茶やコーヒーにミルク(牛乳)を混ぜ、ミルクティーやカフェラテなどにした場合も、牛乳と同様におすすめできません。
また、エナジードリンクにもグレープフルーツ果汁が含まれている場合があるので注意しましょう。
他にも、海外製のエナジードリンクは、日本の製品より缶のサイズが大きい(内容量が多い)ので、必然的にカフェイン摂取量が増えることにも注意しましょう。
お酒(アルコール)
レビトラを服用する際に注意すべき飲み物のお酒(アルコール)関しては、後述する「レビトラのお酒(アルコール)の影響」にて解説しています。
グレープフルーツジュース(フラノクマリン類を含むジュース)
グレープフルーツジュースは果汁が濃縮されており、フラノクマリン類の量も多くなるため、グレープフルーツジュースとレビトラなどのED治療薬を一緒に服用するのは特に危険です。
グレープフルーツジュース以外にもフラノクマリン類を含む食べ物で作られたジュースもあるので注意しましょう。
レビトラのお酒(アルコール)の影響
アルコールの多量摂取は、神経伝達機能を低下させることがあります。
性的な刺激が神経を通して陰茎に伝わりにくくなり、勃起や射精ができなくなり、逆効果になるので気を付けましょう。
また、有効成分バルデナフィルの血管拡張作用により、アルコールが体内を巡りやすくなるので覚えておきましょう。
多量のアルコールをレビトラと同時に摂取すると、急激な血圧低下によるめまいやふらつき、急性アルコール中毒を招く恐れがあり、危険なので適量の飲酒(ほろ酔い程度)に留めておきましょう。
適切な飲酒量は、個人差があるので、適量を前もって把握しておきましょう。
一般的に、血中アルコール濃度が0.05%~0.1%(50mg~100mg/dL)の間を「ほろ酔い」状態と言います。
目安としては、日本酒なら1合~2合まで、ビールや発泡酒なら500mL缶1本までがほろ酔いの基準になるでしょう。
適度なアルコール摂取は良い
ほろ酔い程度の飲酒であればアルコール自体にリラックス効果(精神安定効果)があるので、相乗作用でレビトラの効果をより引き出すことができます。
性行為に不安があったり、緊張してしまうという方は、軽くお酒を飲んでおくと気持ちが落ち着いてリラックスできるので良いでしょう。
レビトラの服用前後の注意点
レビトラの服用前後に関して、注意するべきことを記載しました。
レビトラを服用する方の命に関わることも記載しているので、以下の注意点をしっかりと熟読しましょう。
主な服用時の注意点
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レビトラの副作用や併用禁忌などの注意点に関しては、それぞれ詳細ページをご覧ください。
勝手に用法・用量を変えない
医師は、レビトラを処方する患者の症状や身体状態に合わせて用量を決めています。
なので、医師に相談なく勝手に自己判断で用法や用量を変えてはいけません。
レビトラの用量を増やし、過剰摂取によって重篤な副作用を招く可能性があります。
用量を変更したい場合は、医師に相談した上で判断してもらうことが大切です。
PTP包装シートから開封したらすぐ使用する
レビトラの有効期限は、製造から36カ月(3年)と決められています。
しかし、これはあくまでPTP包装シートに錠剤が入った状態で、外気に触れずに適切に保管されていることが前提です。
PTP包装シートからレビトラの錠剤を取り出した場合は、外気に触れることで劣化が始まり、有効期限は未開封時よりも極端に短くなるので、すぐに使用しましょう。
もし、いつPTP包装シートから取り出し、保管したのかわからなくなってしまった場合は、服用しないで必ず破棄してください。
性行為は無理をしない
レビトラによって勃起できたことで、嬉しくてテンションが上がったり、自信を取り戻し、普段より性行為を頑張ってしまう方がいます。
しかし、性行為は、運動の一種なので、性行為自体が心臓に負担をかけることに繋がります。
レビトラの服用の有無にかかわらず、性行為による心臓発作で死亡することがあります。
レビトラを服用して、勃起ができるようになっても身体能力が向上するわけではないので、性行為は無理をしないように気を付けましょう。
自動車の運転・機械の操作に注意する
レビトラの副作用の症状によっては、自動車の運転や機械の操作に悪影響を及ぼす可能性があります。
めまいや視覚障害(彩視症など)が現れることがあるので、自動車の運転や機械の操作をする場合は、十分に注意してください。
また、機械の操作などがなくても高所での作業にも注意してください。
急激なめまいや視覚障害(彩視症など)によって、視力低下などの症状が現われた場合は、レビトラの服用を中止し、すぐに眼科の専門医の下で受診してください。
レビトラの服用後は、効果が切れるまで自動車の運転や機械の操作を控えたほうが良いでしょう。
パートナー・家族に服用していることを伝える
パートナーやご家族の方などには、レビトラを服用していることを伝えておきましょう。
重篤な副作用を引き起こした際に重要になります。
レビトラの服用中に心臓発作などを引き起こし、救急搬送された場合は、救急救命士や医師にレビトラを服用していることをお伝えください。
応急処置や治療の際に使用可能な薬剤が、レビトラを服用しているかどうかで異なる場合があります。
レビトラの併用禁忌薬を応急措置や治療の際に使用してしまうと、ショックによってさらに命の危険を招く可能性があります。
本人の意識がなくなってしまった場合は、レビトラ服用の旨を救急救命士や医師に伝えることができないかもしれません。
そのような時のため、恥ずかしいかもしれませんが、念のためパートナーやご家族の方などに伝えておくことをおすすめします。
本人の使用に限る
レビトラは、病院やクリニックに行き、医師に必要であると診断され、患者自身(本人)のためだけに処方された薬です。
パートナーや友人などの第三者に絶対に譲渡や転売はしないでください。
そもそも、明確に「医薬品医療機器等法(薬機法)」違反であり、懲役や罰金などの罰則を課せられる場合があります。
また、貰った方が性行為の際に服用するには不適当な病気(心臓疾患や肝硬変など)にかかっていたり、レビトラと併用してはいけない他の薬(硝酸剤など)を投与していたりする場合があるため、大変危険です。
医師ではない一般の方が、それを正確に判断することはできません。
大切なパートナーや友人などの健康を脅かす行為につながるので絶対にやめましょう。
必ず医師の診断のもとに服用する本人が処方を受け、レビトラを使用しましょう。