レビトラの禁忌・併用禁忌薬
そのため、当クリニックでは、2022年10月をもって「レビトラ錠」の取り扱いを終了しました
この記事の監修者
※リンクをクリック、またはタップすると、ページ内の項目へ移動します
レビトラを服用できない方(禁忌)
レビトラを服用することができない方(禁忌)がいます。
禁忌に該当する方がレビトラを服用した結果、日本国内では心筋梗塞などの死亡事故を含む重篤な心血管系などの副作用が多数発生しています。
以下に該当する方は、禁忌に指定されており、レビトラを服用することができず、当クリニックでは処方もできません。
レビトラの禁忌(疾患・状態など)
- 過去にレビトラを服用してアレルギー反応(過敏症)を起こしたことがある方
- 過去6ヵ月以内に脳梗塞、脳出血、心筋梗塞を起こしたことがある方
- 心血管系障害(心臓疾患など)のため、性行為が不適当と考えられる方
- 低血圧の方(最大血圧<90mmHg)、または治療による管理がされていない方
- 高血圧の方(最大血圧>170mmHg、最低血圧>100mmHg)、または治療による管理がされていない方
- 網膜色素変性症の方
- 重度の肝機能障害の方
- 重度の腎機能障害の方
- 不安定狭心症の方
- 硝酸剤(一酸化窒素供与剤)を投与中の方
- sGC刺激剤を投与中の方
- チトクロームP450 3A4阻害剤を投与中の方
- コビシスタットを含む薬剤を投与中の方
- 抗不整脈薬を投与中の方(先天性QT延長症候群の方)
※リンクをクリック、またはタップすると、ページ内の項目へ移動します
過去にレビトラを服用してアレルギー反応(過敏症)を起こしたことがある方が禁忌の理由
レビトラに含まれる有効成分バルデナフィルや添加物に含まれる化学物質は、人によってはアレルゲンとなります。
レビトラの副作用には、アレルギー反応(敏感症)とみられる「かゆみ」「発疹」などの症状が報告されています。
過去にレビトラ服用後、何らかのアレルギー反応を起こしたことがある方は、再び、かゆみなどのアレルギー症状が現れる可能性が高まります。
そのため、このような方はレビトラを服用できない禁忌に指定されています。
また、重いアレルギー反応が起こると、アナフィラキシー・ショックを引き起こす可能性もあります。
アナフィラキシー・ショックとは、内臓や全身などに現れる急性アレルギー症状です。
急激な血圧の低下や呼吸困難、意識レベルの低下、失神など、早急に治療しなければ命を落とすこともあるので、レビトラに対して過敏症がある方は絶対に服用してはいけません。
レビトラ服用後、何らかのアレルギー反応が起こった場合は、ただちに使用を中止し、医師に相談しましょう。
過去6ヵ月以内に脳梗塞・脳出血・心筋梗塞を起こしたことがある方が禁忌の理由
過去6ヵ月以内に脳梗塞、脳出血、心筋梗塞を起こしたことがある方は、その患部や血圧の変化に対しての調節機能が安定していません。
レビトラの血管拡張作用によって、血圧低下を招き、不安定な患部などに悪影響を与える可能性があります。
また、心筋梗塞を起こしたことがある方は、そもそも性行為自体が血圧、心拍数、心筋酸素消費量を上昇させるため、さらに心臓へ負担をかけてしまいます。
そのため、このような方はレビトラを服用できない禁忌に指定されています。
また、臨床試験においても除外対象に指定されています。
過去6ヵ月以上経過していても、過去に脳梗塞、脳出血、心筋梗塞を起こしたことがある方は、念のため医師に身体状態などは伝えておきましょう。
心血管系障害(心臓疾患など)のため、性行為が不適当と考えられる方が禁忌の理由
前述の通り、性行為は血圧、心拍数、心筋酸素消費量を上昇させるため、心臓に負担がかかります。
心血管系に何らかの障害(心臓疾患など)があると、その度合いによっては性行為に心臓が耐えられない可能性があります。
過去6ヵ月以内に心不全、不安定狭心症、生命に危険のある不整脈などを起こしたことがある方は、性行為が不適当と考えられる方に該当します。
そのため、このような方はレビトラを服用できない禁忌に指定されています。
過去6ヵ月以上経過していても、過去に心不全、不安定狭心症、生命に危険のある不整脈などを起こしたことがある方は、念のため医師に身体状態などは伝えておきましょう。
低血圧の方(最大血圧<90mmHg)、または治療による管理がされていない方が禁忌の理由
レビトラの血管拡張作用により、血圧の低下を招くことがあります。
安静時の血圧の数値が最大血圧(収縮期血圧)90mmHgの低血圧の方は、血圧がさらに低下し、生命に危険が及ぶ可能性があります。
低血圧を治療による管理がされていない方は、血圧をコントロールできず、安全性を確保できないため、それ以上に危険です。
また、低血圧の方(最大血圧<90mmHg)、または治療による管理がされていない方に対して、レビトラの安全性は検討されていません。
そのため、このような方はレビトラを服用できない禁忌に指定されています。
低血圧気味の方は、レビトラの処方前に医師に相談しましょう。
高血圧の方(最大血圧>170mmHg、最低血圧>100mmHg)、または治療による管理がされていない方が禁忌の理由
安静時の血圧の数値が最大血圧(収縮期血圧)170mmHg、最低血圧(拡張期血圧)100mmHg超過の高血圧の方は、急激な降圧によって心筋梗塞や脳梗塞などの虚血性の障害を起こす可能性があります。
高血圧を治療による管理がされていない方は、血圧をコントロールできず、安全性を確保できないため、それ以上に危険です。
また、高血圧の方(最大血圧>170mmHg、最低血圧>100mmHg)、または治療による管理がされていない方に対して、レビトラの安全性は検討されていません。
そのため、このような方はレビトラを服用できない禁忌に指定されています。
高血圧気味の方は、レビトラの処方前に医師に相談しましょう。
網膜色素変性症の方が禁忌の理由
網膜色素変性症とは、網膜視細胞に異常が発生する病気で、夜盲症ではじまり、視野狭窄や色覚異常、視力低下が進行し、いずれ失明に至る両眼性、かつ遺伝性の網膜疾患です。
網膜色素変性症の方の網膜視細胞には、ホスホジエステラーゼ6(PDE6)という酵素のβサブユニット遺伝子に異常がみられます。
PDE5阻害薬(レビトラなどのED治療薬)を服用すると、陰茎の海綿体にあるPDE5に対する阻害作用の約10分の1の効力で、PDE6に影響を及ぼし、視力低下や失明する可能性があります。
そのため、このような方はレビトラを服用できない禁忌に指定されています。
また、臨床試験においても除外対象に指定されています。
網膜色素変性症の方は、レビトラの処方前に医師に相談しましょう。
重度の肝機能障害の方が禁忌の理由
本来、レビトラの有効成分バルデナフィルは、主に肝臓で代謝・分解され、無害化されて排泄物とともに体外に排出されます。
しかし、肝硬変など重度の肝機能障害の方は、体外への排出が遅れるため、有効成分バルデナフィルの血漿中濃度が増加し、効き目が強くでたり、弱体化した肝臓に負担をかけてしまいます。
そのため、このような方はレビトラを服用できない禁忌に指定されています。
重度の肝機能障害の方は、レビトラの処方前に医師に相談しましょう。
重度の腎機能障害の方が禁忌の理由
CKD(Chronic kidney disease:慢性腎臓病)などで血液の人工透析を受けている重度の腎機能障害の方はレビトラを服用することができません。
重度の腎機能障害になると、腎機能(代謝・分解機能)が低下し、健全な場合と比べて有効成分バルデナフィルの血漿中濃度が上昇し、効き目が強く出やすくなります。
また、重度の腎機能障害の方に対して、レビトラの安全性は検討されていません。
そのため、このような方はレビトラを服用できない禁忌に指定されています。
慢性腎臓病などで血液の人工透析を受けている重度の腎機能障害の方は、レビトラの処方前に医師に相談しましょう。
不安定狭心症の方が禁忌の理由
そもそも狭心症とは、心臓に血液を送る冠動脈の狭窄によって心筋に供給される酸素が不足するため、胸部に一時的な痛みや圧迫感が生じる病気です。
不安定狭心症とは、心筋梗塞による突然死の前兆となる重症化した狭心症のことです。
通常、不安定狭心症の方は、入院して心臓カテーテル検査や治療を受ける必要があるため、レビトラを服用することはできません。
また、不安定狭心症の方に対して、レビトラの安全性は検討されていません。
そのため、このような方はレビトラを服用できない禁忌に指定されています。
不安定狭心症の方は、レビトラの処方前に医師に相談しましょう。
硝酸剤(一酸化窒素供与剤)を投与中の方が禁忌の理由
硝酸剤(一酸化窒素供与剤)を投与中の方が禁忌の理由に関しては、後述する「硝酸剤(一酸化窒素供与剤)が併用禁忌の理由」にて解説しています。
sGC刺激剤を投与中の方が禁忌の理由
sGC刺激剤を投与中の方が禁忌の理由に関しては、後述する「sGC刺激剤が併用禁忌の理由」にて解説しています。
チトクロームP450 3A4阻害剤を投与中の方が禁忌の理由
チトクロームP450 3A4阻害剤を投与中の方が禁忌の理由に関しては、後述する「チトクロームP450 3A4阻害剤が併用禁忌の理由」にて解説しています。
コビシスタットを含む薬剤を投与中の方が禁忌の理由
コビシスタットを含む薬剤を投与中の方が禁忌の理由に関しては、後述する「コビシスタットを含む薬剤が併用禁忌の理由」にて解説しています。
抗不整脈薬を投与中の方(先天性QT延長症候群の方)が禁忌の理由
抗不整脈薬を投与中の方(先天性QT延長症候群の方)が禁忌の理由に関しては、後述する「クラスⅠA抗不整脈薬が併用禁忌の理由」にて解説しています。
レビトラの服用を注意すべき方
禁忌に指定されている疾患や症状などを持つ方はレビトラを服用してはいけませんが、他にも、レビトラの服用を注意すべき方がいます。
以下に該当する方は、レビトラを服用する際に注意してください。
場合によっては、当クリニックでレビトラを処方することができません。
レビトラの服用を注意すべき方
- 陰茎に構造上の欠陥がある方
- 持続勃起症の原因となる疾患のある方
- PDE5阻害薬(他のED治療薬)を投与中の方
- 出血性疾患・消化性潰瘍の方
- 大動脈弁狭窄症・特発性肥大性大動脈弁下狭窄症などの疾患がある方
- 中等度の肝機能障害の方
- 過去にNAION(非動脈炎性前部虚血性視神経症)を起こしたことがある方
- 未成年の方
- 高齢者の方
- 興味本位で服用を考えている方
- 性行為が不適当と考えられる方
※リンクをクリック、またはタップすると、ページ内の項目へ移動します
陰茎に構造上の欠陥がある方が服用を注意すべき理由
陰茎に構造上の欠陥(陰茎の屈曲や線維化など)がある方はレビトラの服用に注意しましょう。
性行為が困難、または不可能だったり、勃起時に痛みを伴う可能性があります。
ペロニー病(Peyronie disease:陰茎硬化症/形成性陰茎硬化症)の方は特に注意が必要です。
ぺロニー病とは、陰茎の海綿体を囲む繊維性の白膜などが炎症を起こし、硬いしこりができる病気のことです。
しこり部分は勃起した時に正常に伸びないため、しこりの部分から陰茎に大きな歪曲が生じ、性行為が困難、または不可能になります。
さらに勃起時には痛みを伴うこともあり、悪化するとEDの原因にもなります。
そのような方が、レビトラによって勃起が促され、瘢痕した組織が陰茎の海綿体に広がると症状の悪化につながるため、注意が必要なのです。
持続勃起症の原因となる疾患のある方が服用を注意すべき理由
持続勃起症とは、自分の意思や性欲と関係なく勃起状態が続く病気です。
持続勃起症には、陰茎の海綿体の動脈が何らかの原因で破れ、過剰に血液が流れ続ける「動脈性持続勃起症」と、反対に陰茎の海綿体の血流が悪く、うっ血して起こる「静脈性持続勃起症」があります。
動脈性持続勃起症の場合は、陰茎の硬さが不完全な状態で痛みを伴いませんが、静脈性持続勃起症の場合は、陰茎が硬く完全勃起状態で痛みを伴います。
また、静脈性持続勃起症は、放っておくと血流が止まっているため、新鮮な酸素が送られず、発症から約6時間で陰茎の海綿体などの組織が壊死し始めます。
組織の損傷が激しいと勃起機能を永続的に損なうこともあります。
慢性的な貧血を伴う鎌状赤血球症や血液のがんとも呼ばれる多発性骨髄腫、白血病などの方は、陰茎の血流に影響を与えやすく、勃起持続症を発症するリスクが高いとされています。
そのような疾患のある方がレビトラを服用すると、血管拡張作用によって血流が増加することなどが引き金となり、勃起持続症を引き起こす可能性があるので、注意が必要です。
レビトラを服用後、勃起が治まらない状態が長時間続く場合は、泌尿器科の専門医に連絡しましょう。
PDE5阻害薬(他のED治療薬)を投与中の方が服用を注意すべき理由
PDE5阻害薬や他のED治療薬を投与中の方が注意すべき理由に関しては、後述する「PDE5阻害薬(他のED治療薬)が併用注意の理由」にて解説しています。
出血性疾患・消化性潰瘍の方が服用を注意すべき理由
出血性疾患や消化性潰瘍の方は、禁忌に指定されてはいませんが、レビトラに対する安全性は確立されていません。
血小板の働きに影響を受けたり、出血の可能性が高まる恐れがあります。
本来、血小板は、血管が破れて出血している部分に集まり、固まって破れた穴を塞ぐ働きを持っています。
しかし、血小板に存在するホスホジエステラーゼタイプ5(PDE5)の働きをレビトラの有効成分バルデナフィルが阻害することで、血小板の機能を低下させてしまう可能性があります。
病状によって、レビトラが服用できる状態か判断する必要があるので、出血性疾患や消化性潰瘍の方は医師に相談しましょう。
大動脈弁狭窄症・特発性肥大性大動脈弁下狭窄症などの疾患がある方が服用を注意すべき理由
大動脈弁狭窄症(Aortic stenosis:AS)や特発性肥大性大動脈弁下狭窄症(Indiopathic Hypertrophic Subaortic Stenosis:IHSS)などの左室流出路(心臓の左心室の出口)の狭窄や閉塞の疾患がある方は、レビトラの血管拡張作用によって影響を受ける可能性があるので注意が必要です。
大動脈弁狭窄症とは、心臓の出口である大動脈弁が狭くなったり、硬く開きにくくなるため、心臓に大きな負荷がかかり、全身に血液が送り出されにくくなる疾患です。
特発性肥大性大動脈弁下狭窄症とは、肥大型閉塞性心筋症(HOCM)とも呼ばれ、左室流出路に過剰に肥大した心筋が張り出し、心臓が収縮する度に、著しく左室流出路が狭窄する疾患です。
いずれの心血管系疾患も状態によっては、性行為が不適当と考えられるため、レビトラなどのED治療薬を使用すべきではありません。
中等度の肝機能障害の方が服用を注意すべき理由
重度の肝機能障害の方は禁忌に指定されていますが、重度でなくとも中等度の肝機能障害の方は注意が必要です。
前述の通り、レビトラの有効成分バルデナフィルは、主に肝臓で代謝・分解され、無害化されて排泄物とともに体外に排出されます。
重度の肝機能障害の方に限らず、中等度の肝機能障害の方でも、体外への排出が遅れるため、有効成分バルデナフィルの血漿中濃度が増加し、効き目が強くでたり、弱体化した肝臓に負担をかけてしまう可能性があります。
そのため、肝機能障害の方には、低用量のレビトラ錠5mgから服用を開始するなど、慎重に投与する必要があります。
また、中等度の肝機能障害の方が服用できる最高用量はレビトラ錠10mgまでとなっています。
肝機能障害が重症化して肝硬変に至ると、レビトラを服用することはできないので注意しましょう。
過去にNAION(非動脈炎性前部虚血性視神経症)を起こしたことがある方が服用を注意すべき理由
海外では、レビトラなどのED治療薬を服用後、稀に視力低下や失明の原因となりうるNAION(Non-Arteritic Ischemic Optic Neuropathy:非動脈炎性前部虚血性視神経症)の発症報告がされています。
NAIONとは、視神経に栄養を届けるための動脈が血流障害によって狭まることで引き起こされる視神経疾患です。
片眼に突然、痛みを伴うことなく起こり、視界の下半分、または上半分が見えなくなったり、中心部分が見えなくなることがあります。
両目に起きる可能性もあり、起床時にNAIONの発症に気がづくことが多いとされています。
NAIONを起こしたことがある方は、視力低下や失明する可能性があるので、レビトラの服用は控えたほうが良いでしょう。
未成年の方が服用を注意すべき理由
未成年の方がレビトラなどのED治療薬を服用することは違法ではなく、添付文書でも禁止はされてはいません。
しかし、未成年の方は身体的に成長段階で、自律神経が安定していないので、万が一の副作用のリスクを考えると、レビトラの服用は慎重に検討する必要があります。
未成年の方が勃起できない原因の多くは、心因性EDによるものです。
性行為自体に慣れていないので、緊張感が先立ち、勃起に集中できないなど理由で心因性EDになることが多いと考えられます。
成長とともに乗り越えられる問題なので、年齢的に見てもレビトラなどのED治療薬に頼る必要がない場合が多々あります。
未成年の方は、医師としっかりと相談し、レビトラが必要と判断された場合のみ処方してもらうようにしましょう。
当クリニックでは、未成年の方でも18歳以上(高校生を除く)であればレビトラの処方を行っております。
高齢者の方が服用を注意すべき理由
レビトラの服用に年齢制限の上限はありませんが、高齢者の方(65歳以上の方)は注意が必要です。
高齢者の方は、若年者の方と比べると、有効成分バルデナフィルの代謝・分解が遅れるので、血漿中濃度が上昇しやすくなります。
状態を鑑みて、レビトラ錠5mgから服用するなど用量を調整する必要があります。
また、高齢者の方は、基礎疾患などを抱えている場合が多いので、治療のために服用している薬剤が飲み合わせの悪い薬剤(併用禁忌薬)かどうか注意しなければなりません。
興味本位で服用を考えている方が服用を注意すべき理由
レビトラは、EDや性行為などで悩む人達が、より充実した生活を送るために使用される薬です。
むやみやたらに興味本位で服用を考えている方が使用する薬ではありません。
興味本位での不正入手や不適当な使用方法によって重大な事故も発生しています。
自然な勃起が可能で、EDや性行為などで悩んでいない方は、レビトラは必要ないと考えられるので、服用を控えましょう。
性行為が不適当と考えられる方が服用を注意すべき理由
その他、疲労や低栄養などによって体力が極端に低下している方などは性行為が不適当と考えられられます。
性行為は体力を消耗する運動の様なものです。
運動によって血圧や心拍数は上昇し、少なからず心臓に負担をかけます。
体力が極端に低下している方などは、レビトラの服用によって性行為を頑張りすぎて、過度に心臓に負担がかかる可能性があるので注意しましょう。
レビトラと併用できない薬(併用禁忌薬)
レビトラと併用して服用することができない薬剤(併用禁忌)があります。
併用禁忌とは、飲み合わせの悪い薬剤と併用してはいけないことです。
併用禁忌薬とレビトラを併用して服用することは自殺行為に等しいものであり、日本国内では併用による死亡事故が多数発生しています。
以下に該当する薬剤は、レビトラと併用して飲むことができない併用禁忌薬です。
レビトラの併用禁忌薬
※リンクをクリック、またはタップすると、ページ内の項目へ移動します
硝酸剤(一酸化窒素供与剤)が併用禁忌の理由
ニトログリセリンで知られる硝酸剤、または一酸化窒素供与剤(NO供与剤)は、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患の治療に使用される血管拡張薬です。
一酸化窒素(NO)が血管の平滑筋を弛緩させることで、血管の拡張を促す作用があり、血圧の低下を引き起こす副作用が認められています。
硝酸剤には、経口服用の「飲み薬」に限らず、「塗り薬」「貼り薬」「吸入薬」「スプレー」「注射」などのタイプの薬剤がありますが、いずれもレビトラと併用してはいけません。
硝酸剤または、一酸化窒素供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジルなど)とレビトラを併用すると、それぞれの薬剤が持つ降圧作用が二重に働き、過度に血圧を低下させてしまう可能性があります。
海外、および日本国内では、併用による死亡事故が多数報告されています。
そのため、硝酸剤または、一酸化窒素供与剤は特に絶対的な併用禁忌薬に指定されています。
硝酸剤、または一酸化窒素(NO)供与剤を投与中の方は、レビトラの処方前に医師に必ず相談しましょう。
sGC刺激剤が併用禁忌の理由
sGC(Soluble guanylate cyclase:可溶性グアニル酸シクラーゼ)刺激剤は、 CTEPH(chronic thromboembolic pulmonary hypertension:慢性血栓塞栓性肺高血圧症)やPAH(pulmonary arterial hypertension:肺動脈高血圧症)などの肺高血圧症治療に使用される肺高血圧症治療薬です。
sGC刺激剤の有効成分リオシグアトは、細胞内の血管の拡張に関わるcGMP(環状グアノシン一リン酸)の産生を促進させることで、血管拡張作用をもたらします。
sGC刺激剤としては、経口服用の「アデムパス錠」が慢性血栓塞栓性肺高血圧症と肺動脈高血圧症の2つを治療できる世界で唯一の肺高血圧症治療薬であり、レビトラと併用してはいけない薬剤です。
アデムパス錠(有効成分リオシグアト)とレビトラを併用すると、細胞内のcGMP濃度が増加し、血管拡張作用が相加的に働くため、症候性低血圧を起こすことがあります。
そのため、sGC刺激剤のアデムパス錠(有効成分リオシグアト)の添付文書には、PDE5阻害薬が併用禁忌薬に指定されています。
sGC刺激剤を投与中の方は、レビトラの処方前に医師に必ず相談しましょう。
チトクロームP450 3A4阻害剤が併用禁忌の理由
肝臓には、チトクロームP450と呼ばれる酵素があり、中でもチトクロームP450 3A4(CYP3A4)は最も重要な代謝酵素で、レビトラの有効成分バルデナフィルは、その酵素によって分解・代謝されます。
チトクロームP450 3A4阻害剤とは、そのCYP3A4の働きを阻害する薬剤の総称です。
チトクロームP450 3A4阻害剤には、「抗HIV薬(プロテアーゼ阻害薬)」「イミダゾール系抗真菌薬」「トリアゾール系抗真菌薬」などの薬剤に含まれる成分が該当し、レビトラと併用してはいけない薬剤です。
薬剤には、「飲み薬タイプ」「注射タイプ」などがあります。
チトクロームP450 3A4阻害剤とレビトラを併用すると、肝臓の代謝能力が低下し、有効成分バルデナフィルの血中濃度が上昇して効き目が強く出たり、半減期が延長され副作用が強く出る可能性があります。
そのため、レビトラの添付文書には、チトクロームP450 3A4阻害剤(リトナビル、アタザナビル、ホスアンプレナビル、ロピナビル・リトナビル、ダルナビル、ケトコナゾール、イトラコナゾールなど)が併用禁忌薬に指定されています。
(ケトコナゾールを含むチトクロームP450 3A4阻害剤は、外用剤を除く薬剤が指定されていますが、経口剤は国内では未発売です。)
チトクロームP450 3A4阻害剤を投与中の方は、レビトラの処方前に医師に必ず相談しましょう。
コビシスタットを含む薬剤が併用禁忌の理由
コビシスタットを含む薬剤は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症の治療に使用されるプロテアーゼ阻害剤(抗HIV薬)です。
また、コビシスタットを含む薬剤は、チトクロームP450 3A4を阻害する薬剤でもあります。
チトクロームP450 3A4阻害剤が併用禁忌に指定されている理由と同様、コビシスタットを含む薬剤とレビトラを併用すると、肝臓の代謝能力が低下し、有効成分バルデナフィルの血中濃度が上昇して効き目が強く出たり、半減期が延長され副作用が強く出る可能性があります。
そのため、レビトラの添付文書には、コビシスタットを含む薬剤(スタリビルド、ゲンボイヤ、プレジコビックス、シムツーザなど)が併用禁忌薬に指定されています。
コビシスタットを含む薬剤を投与中の方は、レビトラの処方前に医師に必ず相談しましょう。
クラスⅠA抗不整脈薬が併用禁忌の理由
抗不整脈薬とは、心不全に伴う心房細動や肥大型心筋症に伴う心房細動などの難治性不整脈の治療に使用される不整脈治療薬です。
日本国内では、生命に危険がある致死性の不整脈で、他の抗不整脈薬が無効、または使用できないなどの場合のみ使用されます。
クラスⅠA抗不整脈薬は、活動電位持続時間(action potential duration:APD)を延長させるNa(ナトリウム)チャネル遮断薬に該当する抗不整脈薬の一つです。
クラスⅠA抗不整脈薬には、「飲み薬タイプ」「注射タイプ」などがありますが、いずれもレビトラと併用してはいけません。
レビトラ(有効成分バルデナフィル)は、クラスⅠA抗抗不整脈薬のキニジン硫酸塩水和物やプロカインアミド塩酸塩、ジソピラミド(ジソピラミドリン酸塩)、シベンゾリンコハク酸塩、ピルメノール塩酸塩水和物を含む薬剤との併用により、QTc延長作用が増強される可能性があります。
また、上記の各クラスⅠA抗不整脈薬の添付文書にも、レビトラ(有効成分バルデナフィル)が併用禁忌薬に指定されています。
そのため、レビトラの添付文書においてもクラスⅠA抗不整脈薬は併用禁忌に指定され、注意喚起することとなっています。
そのほか、抗不整脈薬を服用していなくても、先天性QT延長症候群の方もレビトラを服用することにより、QTc延長作用が増強される可能性があるため、禁忌に指定されています。
クラスⅠA抗不整脈薬を投与中の方や先天性QT延長症候群の方は、レビトラの処方前に医師に必ず相談しましょう。
クラスⅢ抗不整脈薬が併用禁忌の理由
クラスⅢ抗不整脈薬は、活動電位持続時間を延長させるK(カリウム)チャネル遮断薬に該当する抗不整脈薬の一つです。
クラスⅢ抗不整脈薬には、「飲み薬タイプ」「注射タイプ」などがありますが、いずれもレビトラと併用してはいけません。
レビトラ(有効成分バルデナフィル)は、クラスⅢ抗不整脈薬のアミオダロン塩酸塩やソタロールを含む薬剤との併用により、QTc延長作用が増強される可能性があります。
また、上記の各クラスⅢ抗不整脈薬の添付文書にも、レビトラ(有効成分バルデナフィル)が併用禁忌薬に指定されています。
そのため、レビトラの添付文書においてもクラスⅢ抗不整脈薬は併用禁忌に指定され、注意喚起することとなっています。
クラスⅢ抗不整脈薬を投与中の方は、レビトラの処方前に医師に必ず相談しましょう。
レビトラの併用禁忌薬一覧
商品名ごとにレビトラの併用禁忌の薬剤を一覧化していますので、参考にしてください。
また、当クリニックに来院の際、下記に該当する薬剤を服用していたり、他に服用している薬剤があれば、薬の薬品名が分かるものを必ずお持ちください。
硝酸剤(一酸化窒素供与剤)の商品名
飲み薬タイプ
販売中止
- イソモニット錠20mg
- シグランコート錠2.5mg/5mg
- シルビノール錠5mg
- ステンベルガー錠5mg
- タイシロール錠10mg/20mg
- ニトルビン錠5
- ニトログリセリン舌下錠0.3mg「NK」
- バンリール錠20mg
塗り薬タイプ
販売中止
- バソレーター軟膏
貼り薬タイプ
販売中止
- アンタップテープ40mg
- ニトラステープ40mg
吸入薬タイプ
不明
- 亜硝酸アミル「三共」(旧:亜硝酸アミル「第一三共」)
スプレータイプ
注射タイプ
sGC刺激剤の商品名
飲み薬タイプ
チトクロームP450 3A4阻害剤の商品名
飲み薬タイプ
販売中止
- イトラコナゾール錠50/100/200「MEEK」
- フォートベイスカプセル
- ノービア内用液8%(旧:ノービア・リキッド)
- クリキシバンカプセル200mg
- インビラーゼ錠500mg/カプセル200mg
注射タイプ
コビシスタットを含む薬剤の商品名
飲み薬タイプ
クラスⅠA抗不整脈薬の商品名
飲み薬タイプ
販売中止
- ジソピラミドカプセル50mg/100mg「TCK」(旧:チヨバンカプセル)
- ジソピラミドカプセル50mg/100mg「タイヨー」
- シベンゾリンコハク酸塩錠50mg/100mg「タナベ」
注射タイプ
クラスⅢ抗不整脈薬の商品名
飲み薬タイプ
注射タイプ
レビトラの併用注意薬
併用禁忌に指定されている薬剤とレビトラを併用してはいけませんが、他にも、レビトラと併用を注意すべき薬剤があります。
以下に該当する薬剤は、レビトラと併用する際に注意してください。
場合によっては、思わぬ副作用を引き起こす可能性があります。
また、該当する薬剤を投与中の方は、レビトラの処方前に医師に報告してください。
レビトラの併用注意薬
- PDE5阻害薬(他のED治療薬)
- 硝酸剤(一酸化窒素供与剤)を含む点眼薬
- チトクロームP450 3A4阻害剤
- チトクロームP450 3A4誘導剤
- ビカルタミドを含む薬剤
- カルペリチドを含む薬剤
- α遮断剤
※リンクをクリック、またはタップすると、ページ内の項目へ移動します
PDE5阻害薬(他のED治療薬)が併用注意の理由
レビトラ以外のPDE5阻害薬、または他のED治療薬との併用使用に関する安全性は確立されていないため、レビトラとの併用には注意しなければなりません。
レビトラとバイアグラやシアリスなどのED治療薬を併用し、服用しても勃起に対する相乗効果は期待できず、効果の持続時間も変わりません。
レビトラは、どの用量でも服用は1日1錠までとされています。
なので、「レビトラとPDE5阻害薬、または他のED治療薬を一緒に飲む」という行為は、1日2錠服用することと同じということになります。
また、同成分のPDE5阻害薬を併用するとレビトラの有効成分バルデナフィルの1日の最大摂取量20mgを超えて摂取してしまう可能性もあります。
過剰なPDE5阻害薬やED治療薬の摂取は、血管拡張作用が強く働き、低血圧などの副作用のリスクが高まるので危険です。
医師の指導なく、勝手に独断でPDE5阻害薬、または他のED治療薬とレビトラを併用して服用しないようにしましょう。
硝酸剤(一酸化窒素供与剤)を含む点眼薬が併用注意の理由
レビトラの添付文書には、併用禁忌として指定されていませんが、レビトラと併用に注意すべき薬剤があります。
それは、ニプラジロール点眼液や二プラノール点眼液、ハイパジールコーワ点眼液などの「点眼薬」です。
これらの点眼薬に含まれるニプラジロールという成分には、他の硝酸剤などと同様に血管拡張作用があるため、注意が必要です。
実際、ニプラジールを含む飲み薬タイプの薬剤、ハイパジールコーワ錠の添付文書には、レビトラなどのED治療薬(PDE5阻害薬)が併用禁忌として記載されています。
しかし、点眼薬側の添付文書には、PDE5阻害薬は併用禁忌として記載されていません。
併用禁忌に記載されていない理由は、点眼薬の1日のニプラジロール最大摂取量がハイパジールコーワ錠と比べて、ごく少量であるためと考えられます。
いずれにせよ、これらの点眼薬には血管拡張作用のある成分が含まれているので、相互作用を引き起こす可能性を考慮すると、併用は控えたほうが良いでしょう。
硝酸剤(一酸化窒素供与剤)を含む点眼薬とレビトラを併用する際は、慎重に投与する必要があるため、レビトラの処方前に医師に相談しましょう。
チトクロームP450 3A4阻害剤が併用注意の理由
「抗HIV薬(プロテアーゼ阻害薬)」「イミダゾール系抗真菌薬」「トリアゾール系抗真菌薬」などの薬剤に含まれる成分はチトクロームP450 3A4阻害剤として併用禁忌薬に指定されています。
しかし、併用禁忌薬に指定されてはいないものの、併用を注意すべきチトクロームP450 3A4阻害剤もあります。
レビトラと併用を注意すべきチトクロームP450 3A4阻害剤は、「マクロライド系抗真菌薬」「H2受容体拮抗薬(H₂ブロッカー)」などの薬剤に含まれる成分が該当します。
チトクロームP450 3A4阻害剤とレビトラを併用すると、肝臓の代謝能力が低下し、有効成分バルデナフィルの血中濃度が上昇して効き目が強く出たり、半減期が延長され副作用が強く出る可能性があります。
そのため、レビトラの添付文書にはチトクロームP450 3A4阻害剤(エリスロマイシンなど)が併用注意薬として指定されています。
チトクロームP450 3A4阻害剤とレビトラを併用する際は、慎重に投与する必要があるため、レビトラの処方前に医師に相談しましょう。
チトクロームP450 3A4誘導剤が併用注意の理由
チトクロームP450 3A4誘導剤とは、CYP3A4の働きを誘導する薬剤の総称です。
チトクロームP450 3A4誘導剤には、「エンドセリン受容体拮抗薬」「結核・ハンセン病治療薬」「ヒダントイン系抗てんかん薬」「バルビツール酸系抗てんかん薬」などの薬剤に含まれる成分が該当し、レビトラと併用を注意すべきです。
チトクロームP450 3A4誘導剤とレビトラを併用すると、肝臓の代謝能力が向上し、有効成分バルデナフィルの血中濃度が低下して効き目が弱くなったり、効果が得られなくなる可能性があります。
そのため、レビトラの添付文書にはチトクロームP450 3A4誘導剤(リファンピシンなど)が併用注意薬として指定されています。
チトクロームP450 3A4誘導剤とレビトラを併用する際は、慎重に投与する必要があるため、レビトラの処方前に医師に相談しましょう。
ビカルタミドを含む薬剤が併用注意の理由
ビカルタミドを含む薬剤は、前立腺がんの治療などに使用される非ステロイド性の抗アンドロゲン薬です。
また、ビカルタミドを含む薬剤は、チトクロームP450 3A4を阻害する薬剤でもあります。
現在、ビカルタミドを含む薬剤とレビトラの併用による相互作用に関しての臨床試験や基礎実験データはありませんが、併用により有効成分バルデナフィルの血漿中濃度が上昇し、効き目が強く出たり、半減期が延長され副作用が強く出る可能性があります。
そのため、レビトラの添付文書にはビカルタミドを含む薬剤が併用注意薬として指定されています。
ビカルタミドを含む薬剤とレビトラを併用する際は、慎重に投与する必要があるため、レビトラの処方前に医師に相談しましょう。
カルペリチドを含む薬剤が併用注意の理由
カルペリチドを含む薬剤は、急性心不全などの虚血性心疾患の治療に使用される心不全治療薬です。
カルペリチドは、α型ヒトナトリウム利尿ペプチドの受容体に結合し、膜結合性グアニル酸シクラーゼを活性化させることにより、細胞内cGMPを増加させ、血管拡張作用や利尿作用をもたらします。
カルペリチドを含む薬剤としては、非経口投与(注射)の「ハンプ注射用1000」が、急性心不全を治療できる日本国内で唯一の心不全治療薬であり、レビトラと併用を注意すべき薬剤です。
カルペリチドを含む薬剤やレビトラは、どちらも血管拡張作用を持っています。
現在、カルペリチドを含む薬剤とレビトラの併用による相互作用に関しての臨床試験や基礎実験データはありませんが、併用により双方が持つ血管拡張作用で、過度の血圧低下を招く可能性があります。
そのため、レビトラの添付文書にはカルペリチドを含む薬剤が併用注意薬として指定されています。
カルペリチドを含む薬剤とレビトラを併用する際は、慎重に投与する必要があるため、レビトラの処方前に医師に相談しましょう。
α遮断剤が併用注意の理由
α遮断剤は、αブロッカーとも呼ばれる降圧剤の一種で、高血圧の治療や前立腺肥大症治療薬として使用される薬剤です。
交感神経受容体の内α₁受容体を選択的に遮断し、血管平滑筋が弛緩され、血管拡張作用が働き、血圧低下をもたらします。
α遮断剤には、「飲み薬タイプ」「点眼薬タイプ」などがありますが、いずれもレビトラと併用を注意すべき薬剤です。
α遮断剤とレビトラを併用すると、血圧が低下しやすくなり、「めまい」「起立性低血圧(立ちくらみ)」などの副作用を引き起こす可能性があります。
現在、α遮断薬は、ALLHAT(Antihypertensive and Lipid-Lowering Treatment to Prevent Heart Attack Trial)という降圧剤の大規模臨床試験が報告されてから、降圧剤としての使用頻度は激減しています。
ただし、降圧剤としてはファーストチョイスされないα遮断剤ですが、全く使用されないわけではありません。
そのため、レビトラの添付文書にはα遮断剤(テラゾシン、タムスロシンなど)が併用注意薬として指定されています。
α遮断剤とレビトラを併用する際は、慎重に投与する必要があるため、レビトラの処方前に医師に相談しましょう。
レビトラの併用注意薬一覧
商品名ごとにレビトラの併用注意の薬剤を一覧化していますので、参考にしてください。
また、当クリニックに来院の際、下記に該当する薬剤を服用していたり、他に服用している薬剤があれば、薬の薬品名が分かるものを必ずお持ちください。
PDE5阻害薬(他のED治療薬)の商品名
飲み薬タイプ
販売中止
- シルデナフィル錠25mgVI/50mgVI「TCK」
硝酸剤(一酸化窒素供与剤)を含む点眼薬の商品名
点眼薬タイプ
チトクロームP450 3A4阻害剤の商品名
飲み薬タイプ
販売中止
- テラビック錠250mg
塗り薬タイプ
注射タイプ
点眼薬タイプ
販売中止
- エリコリ眼軟膏T
チトクロームP450 3A4誘導剤の商品名
飲み薬タイプ
注射タイプ
ビカルタミドを含む薬剤の商品名
飲み薬タイプ
カルペリチドを含む薬剤の商品名
注射タイプ
α遮断剤の商品名
飲み薬タイプ
販売中止
- ハイトラシン錠0.25mg/0.5mg/1mg/2mg