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スタッフブログ

ED治療はなぜ保険が適用されないのか

EDについて

ED(勃起不全症)は病気です。
「そんな大げさな」と感じる人がいるかもしれませんが、EDは血管の異常であり、人の重要器官が機能しなくなる重大事であり、ストレスの病気でもあります。
病気としては「重大なほう」といえます。

しかし、ED治療は公的医療保険が使えません。
ED患者さんは、治療費の全額を負担しなければなりません。
確かにEDは「命に関わる」病気ではありませんが、深刻な病気です。

なのになぜ、保険がきかないのでしょうか。

自由診療と保険診療

公的医療保険とは、協会けんぽ(全国健康保険協会)や国民健康保険、組合健保などが運営する医療保険のことで、国民はいずれかの公的医療保険に加入しなければなりません。

公的医療保険に加入すると、保険料を毎月負担することになりますが、その代わり治療を受けたときに、治療費の7割を補助してもらえます。
患者さんの治療費の負担は3割で済みます。

これを保険診療といいます。

保険診療の決め方

しかし、すべての治療や医療行為が保険診療になるわけではありません。
厚生労働大臣は、中央社会保険医療協議会(以下、中医協)という組織の意見を参考にして、「治療の価格」を決めます。

「この治療を○○円にする」と決めるわけです。

例えば、胃がんの患者さんの胃を取り除く手術は、正式名称を「胃切除術、悪性腫瘍手術」といい、558,700円の価格がつけられています(*1)。

厚生労働大臣が「この治療を○○円にする」と決めたら、それが保険診療になります。
つまり、厚生労働大臣が治療の価格を決めなければ、保険診療になりません。

*1:https://clinicalsup.jp/contentlist/shinryo/ika_2_10_1_9_3/k655.html

なぜ自由診療があるのか

保険診療でない治療を、自由診療といいます。
自由診療は保険がきかないので、患者さんが自由診療を受けたら、治療費を全額負担しなければなりません。
ED治療は自由診療になります。

また、AGA(男性型脱毛症)治療も自由診療です。

では、なぜ自由診療が存在するのでしょうか。

保険がきかなくても医療の価値は下がらない

厚生労働省は、公的医療保険を使うことができる医療を厳選しています。
それは、公的医療保険制度には、保険料や多額の税金が投入されているからです。

ただ、保険がきかない医療でも、依然として「医療としての価値」が高い治療があります。
それは、人をより幸せにする治療であり、医学の力を使ってしか治すことができない治療です。

例えば美容整形のなかには、電気メスを使って人体を切る施術もあります。
この手術は自由診療ですが、人をより幸せにする治療ですし、医学の力が不可欠です。

このような治療を、医者や医療機関以外に任せることはできません。
そこで自由診療という方法が有効になるわけです。

バイアグラのメーカーが保険適用を申請したが却下された

世界初のED治療薬であるバイアグラのメーカー、ファイザー社は、日本の厚生労働省に、バイアグラを公的医療保険の対象とするよう申請しましたが、却下されました。

却下の理由をまとめると、次のようになります。

  • バイアグラが医療用医薬品であることは認められる
  • しかしバイアグラはEDを根本的に治療するものではない
  • バイアグラの使用目的は、性交を可能にすることである
  • つまりバイアグラは生活改善薬である

この4点は、保険診療と自由診療を考えるうえでとても重要です。

厚生労働省の考えも合理的

医療用医薬品とは、医師が発行する処方せんがないと入手できない薬で、処方薬と呼ばれることもあります。
医療用医薬品は、高い治療効果が期待できるものの、副作用などのリスクがあります。

それで医師と薬剤師の、2人の薬の専門家の「飲んでよい」「飲む必要がある」という判断が必要になります。
そのため、厚生労働省がバイアグラを医療用医薬品として認めたことは、大きな意味があります。

バイアグラなどのED治療薬は、確かに飲んだときにしか効かず、ED治療薬を飲み続けてもEDは治りません。
またバイアグラを飲む人は、性交を望む人です。

つまりバイアグラは、「生存したい」と思ったり「痛みを消したい」と思ったりして飲む薬ではありません。
そうなるとED治療薬は確かに生活改善を目的とした薬といえます。
バイアグラを保険適用外にした厚生労働省の考えには、一定の合理性がありそうです。

日本せきずい基金がED治療薬の保険適用を求める理由

脊髄損傷の患者さんたちでつくる「日本せきずい基金」(事務局・目黒区、理事長・大濱眞氏)は、ED治療薬とED治療を保険適用にしてほしいと訴えています。

脊髄損傷患者さんの社会的ハンデは大きく、男性患者さんの性生活の問題も、ハンデの1つに数えられます。
脊髄損傷患者さんに対するバイアグラの有効性は83%といわれています。

つまり、バイアグラを使えば、脊髄損傷患者さんたちが抱える社会的ハンデが減るわけです。
そして実際に、バイアグラを使用した男性の脊髄損傷患者さんが、結婚に踏み切ることができた事例もあるそうです。

また、海外を見渡すと、スウェーデンは無条件でED治療薬を保険適用しています。
アメリカ、アイルランド、フィンランド、オーストリア、イギリス、オーストラリア、ポーランド、カナダの8カ国は、特定疾患を有する場合などに保険適用にしています。

こうした状況からすると、日本でもED治療薬が保険適用になってもおかしくない、と考えることができそうです(*2、3、4)。

*2:http://www.jscf.org/jscf/SIRYOU/igaku-1/ed.htm
*3:http://jscf.org/pdf/about_jscf.pdf
*4:http://www.jscf.org/jscf/SIRYOU/igaku-1/ed2.htm

まとめ~性をタブー視する風潮

日本には性をタブー視する風潮があります。
性的な行為はいけないことの1つであり、性的なことを待ち望むのは、はしたない行為と思われることがあります。
ただ、性で悩む人に手を差し伸べることは、とても重要です。

最後までお読みいただきありがとうございます。

スタッフ安田

どうも!新橋ファーストクリニックの安田です。
スタッフブログをお読みいただきありがとうございます!
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