クリニックコラム

「毎日セックス」はOK!定期的な性行為のメリットを解説【医師監修】

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「毎日セックス」はOK!定期的な性行為のメリットを解説【医師監修】

性行為(セックス)は、性欲を満たし、性的快感を得るためだけのものではありません。
もちろん、単純に動物的な生殖行為というわけでもありません。

人間は、生殖以外の目的で性行為をする数少ない生物です。

定期的に性行為をすると、性生活や日常生活でたくさんのメリットが生まれます。

今回は、定期的な性行為によって得られるメリットについて解説します。

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そもそも「毎日セックス」しても大丈夫?

考える男性

性行為(セックス)を毎日のように高い頻度で続けても問題はないのでしょうか。

結論から言えば、「毎日セックス」しても問題ありません

健康な成人男性であれば、気持ちの良い性行為を求めて、性的快感を得る目的で「毎日セックス」しても何の問題もありません。
性行為のやり過ぎで悩む必要はないのです。

自分の意思で性行為をしたくてしているのであれば、高い頻度で性行為をしても健康上、影響はありません。
むしろ、定期的な性行為によって様々なメリットを得られます。

ただし、性行為をし過ぎて、寝不足で生活リズムが崩れ、日常生活に悪影響が出る場合は、控えたほうが良いでしょう。
また、パートナーの性欲に合わせて無理に性行為をして、体調を崩す様なことがあった場合も同様です。

メリットがあるからと言って、無理に性行為を定期的に続ける必要はありません。

「毎日セックス」しなくても良い

逆に、性行為を定期的にしたり、毎日しなくても、健康上、影響はありません。

「毎日セックス」しても問題がない一方で、性行為をしない日が続いたからといって問題があるわけではないのです。

定期的な性行為(セックス)によって得られるメリット

勧める医者

定期的な性行為(セックス)には、少なくとも以下の9つのメリットがあります。

定期的な性行為のメリット

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パートナーとより親密になれる

仲のいい男女

定期的な性行為がもたらす最も大きなメリットは、彼女や妻などのパートナーと肉体的にも精神的にも親密さを深められることです。
パートナーと親密な関係を築けている人ほど、幸せで健康的に長生きできると言われています。

性行為は、相手に性的快感を与える行為です。
相手を喜ばせ、愛を深める行為としては、最上位の表現方法でしょう。

性行為の最中では、そういった相手に喜んでもらうための貢献が欠かせません。
そして、相手が何かしてくれた場合は、見逃さず、ちゃんと「ありがとう」など反応を返すことが大切になります。
それらのコミュニケーションが親密さを深めるための好循環を生み出すのです。

定期的な性行為によってそういったコミュニケーションが取れるようになれば、自然と親密な関係が深まるでしょう。

また、パートナーと心が離れたかもしれないと感じたときは、性行為が機能してくれます。
「会話が少なくなった」「ちょっとした喧嘩が多くなった」「笑わなくなった」といった関係になってしまった場合は、男性の方から性行為を持ちかけてみましょう。

体が近づけば、それに引きずられて心も引き寄せられるはずです。

快眠に繋がる

寝ている男性

寝る前の性行為は、快眠に繋がるというメリットがあります。
とある研究によると、寝る前に性行為をすると睡眠の質が向上し、快眠できる可能性が高まるということがわかっています。

これには、脳内の神経伝達物質の一つである「オキシトシン」というホルモンが関係しています。
オキシトシンには、鎮静作用のような効果があり、眠りに落ちるまでの時間を短くしてくれるのです。

オキシトシンは、キスや抱擁(ハグ)、ボディタッチによって、脳内で分泌が促されます。
最も分泌が促されるのは、性行為によって絶頂(オーガズム)に達した後で、その際、大量にオキシトシンが分泌されることが分かっています。

つまり、性行為によってオキシトシンが大量に分泌されれば、その鎮静作用によって眠くなりやすくなるということです。

寝る前に携帯電話(スマホ)を見る時間があるなら、数分であってもパートナーと親密な時間を過ごした方が良いでしょう。
性行為の頻度が増えると、オキシトシンによる鎮静作用を得られる頻度も高くなると考えられます。

幸福感を得られる

幸せなカップル

オキシトシンが分泌されることで得られる効果は、鎮静作用による睡眠の質の向上だけではありません。

オキシトシンがもたらす効果には、「幸福感を得られる」というものがあります。
幸せな気分になって幸福感をもたらすホルモンなので、「幸せホルモン」「愛情ホルモン」「抱擁ホルモン」などの俗称で呼ばれることもあります。

また、オキシトシンが増加すると、同じ神経伝達物質の「セロトニン」が分泌されやすくなります。
セロトニンには、精神を安定させたり、不安を取り除き、安心感を与える効果があります。

このオキシトシンとセロトニンの相乗効果によって、より多くの幸福感を得ることができるのです。

免疫力が向上する

元気な男性

多くの方は、性行為中にキスをすることがあると思います。
キスは一度で、唾液とともに口内に存在する500万個以上の細菌を相互交換していると言われています。

口内に侵入した細菌に対抗するため、抗体が作られるので、免疫力が向上するというメリットがあります。

また、性行為によって性的快感を得ると、体の新陳代謝が活発になり、免疫力が向上するとも言われています。
とある研究によると、定期的に性行為をすることで、風邪などの感染症を予防するための免疫物質が増加する傾向があることが分かっています。

ストレスを軽減できる

深呼吸をする男性

セロトニンの精神安定作用によってイライラを抑制し、ストレスを軽減することも可能です。

ストレスの原因の一つにセロトニン不足が挙げられます。
セロトニンが不足すると慢性的なストレスや疲労、うつ症状などに悩まされることになります。

しかし、定期的な性行為をしていれば、セロトニンが分泌されやすくなるので、ストレス耐性を高めることができるでしょう。

とある研究によると、定期的に性行為をしている方は、そうでない方と比較すると「仕事上のストレスに上手く対処しやすい」ということが分かっています。

ダイエット効果が期待できる

生活習慣病

定期的な性行為は、ダイエット効果が期待できます。
なぜなら、性行為は全身の筋肉を使って行う全身運動で、一度の性行為でたくさんのカロリーを消費することができるからです。

約30分の性行為で、男性だと約100kcal、女性で約70kcalが消費されると言われています。
これは、約15分ランニングを行うのと同じくらいの運動量になります。

もし、男性が毎日性行為をした場合、1週間で約700kcal、1ヶ月(30日)で約3,000kcalも消費できる計算になります。

また、性行為だけでなく、キスや抱擁(ハグ)だけでもカロリーを消費することができます。
キスで相手と口を合わせると呼吸が難しくなり、さらにドキドキ興奮することで、心拍数が上がるため、カロリーが消費されます。

約1分のキスで、約6kcalが消費されると言われています。

男性機能の向上が期待できる

筋肉質な男性

定期的な性行為は、勃起力などの男性機能の向上が期待できます。

男性機能の向上には、男性ホルモンの一種である「テストステロン」が大きく関係しています。
テストステロンは、性欲や性衝動を引き起こし、勃起のスイッチを入れる役目を持っているホルモンです。

定期的に性行為をすることで、性的刺激に反応してテストステロンが多く分泌されます。
テストステロンが多く分泌されれば、それだけ男性機能の向上が期待できます。

また、テストステロンは、精子の形成にも関わっているため、定期的に性行為をしていると、精子の質も改善すると言われています。
逆に、性行為をしない状態が続くと、精子の質が低下してしまうのです。

他にも、テストステロンは筋肉を増やして、男性らしい体つきを形成するために欠かせません。
歳を重ねても、いつまでも男性らしくありたいという方は、ぜひ定期的な性行為を心がけてみてください。

心臓病や前立腺がんのリスクが低下する

血流のイメージ

定期的な性行為は、心臓病や前立腺がんの発症リスクを低下させてくれるかもしれません。

とある研究によると、定期的に性行為をしている方は、そうでない方と比較すると、「心臓病の発症率が約5割も低い」ということが分かっています。

勃起は、陰茎内の海綿体に多くの血液が流れ込むことで起こります。
定期的な性行為によって頻繁に勃起することで、陰茎以外にも、全身の血流が促進されやすくなります。
血液が全身にスムーズに流れるようになることで、血管の状態が良好に保たれ、心臓病などの心血管系疾患の予防に繋がると考えられます。

また、前立腺がんは、射精回数の多い男性ほど発症しにくいということが分かっています。
これは、射精によって前立腺の筋肉が収縮を繰り返し、スムーズな血流が促されるためです。

逆に、射精しない日が長く続くと、血流が滞ってしまうので、前立腺が炎症し、前立腺がんや前立腺肥大症の発症リスクが高まります。

勃起や射精自体に効果があるので、性行為に限らず、定期的な自慰行為(マスターベーション)も含めて性生活を見直してみましょう。

アンチエイジング効果が期待できる

若々しい男性

定期的な性行為には、アンチエイジング効果が期待できます。

性行為は、カロリーを多く消費する激しい運動なので、体力がつき、肉体的な老化を防ぐことができるでしょう。

また、性行為で絶頂(オーガズム)を迎えると「DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)」という男性ホルモンの一種が大量に分泌されます。

DHEAは、性欲を強める「テストステロン」、髪や肌を美しく保つ「エストロゲン」など様々なホルモンの材料となるホルモンです。
そして、DHEAには、脂質異常症や動脈硬化、認知機能の低下(アルツハイマー病)などを予防する効果があります。

そのため、「万能ホルモン」や「若返りホルモン」、「長寿ホルモン」などと呼ばれることがあります。

とある研究によると、DHEAが多い男性は寿命が長い傾向があるいうことが報告されています。

定期的な性行為で、体力がつき、DHEAを分泌できていれば、十分若返り効果が期待できるでしょう。

まとめ~性行為を楽しんで健康的な生活を~

性行為とは、動物的に言えば「交尾」であり、その本来の目的は、生殖行為による「種」の保存です。
そのため、多くの動物の交尾は外敵から身を守るため、短時間で終了し、交尾する期間の発情期は限定的です。

しかし、人間は違います。
性行為を快楽に昇華し、幸福感や愛を感じることができるのは、我々人間の特権です。

定期的な性行為には、性生活に限らず、日常生活を送る上でもメリットがたくさんあるので、積極的に楽しんでいきましょう。

スタッフより

スタッフ

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