クリニックコラム

性行為後の尿路感染症(尿道炎や膀胱炎など)に注意!【医師監修】

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性行為後の尿路感染症(尿道炎や膀胱炎など)に注意!【医師監修】

性行為後、排尿痛や頻尿、残尿感などが気になり始めた方は「尿路感染症」を引き起こしている可能性があります。

尿路感染症は、尿路(尿の通り道)に細菌やウイルスなどが感染することで発症する疾患です。
性行為前後で予防を怠ると尿路感染症に感染するリスクが高まってしまいます。

今回は、性行為後に引き起こされやすい尿路感染症(尿道炎や膀胱炎など)の原因と対策について解説します。

※当クリニックでは、「尿路感染症」に関する治療を行っていません

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尿路感染症とは?

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尿路感染症とは、尿路(尿の通り道)に細菌やウイルス、真菌、寄生虫などが感染し、腎臓や膀胱、尿道、前立腺、精巣、精巣上体などに炎症が生じる感染症の総称です。
ほとんどの場合、性行為によって感染し、発症します。

尿路感染症による炎症部位と疾患名

腎臓 腎盂腎炎
膀胱 膀胱炎
尿道 尿道炎
前立腺 前立腺炎
精巣 精巣炎(睾丸炎)
精巣上体 精巣上体炎(副睾丸炎)

例えば、感染原因となる病原体が尿道口から侵入し、膀胱内で病原体が増殖して炎症を引き起こした場合、「膀胱炎」となります。

尿路感染症は、若く性行為が盛んな女性でよくみられますが、男性でも発症する可能性のある感染症です。
女性の場合、「腎盂腎炎」や「膀胱炎」を引き起こしやすい傾向があります。

また、男性で最もよくみられる尿路感染症は、「尿道炎」と厳密には尿路感染症ではありませんが「前立腺炎」です。
男性の場合は、女性より尿道が長く、腎臓や膀胱まで病原体が到達しづらいためと考えられます。

症状は、炎症している箇所によって異なりますが、排尿時の痛みや違和感、残尿感、頻尿、血尿などがみられます。

治療の際には、原因となっている病原体に感受性のある抗生物質(内服薬)を服用することになります。
放置すると重症化することもあるので、早期に発見し、治療を開始することが大切です。

また、尿路感染症と判明した場合は、治るまで性行為は避けなければなりません。

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尿路感染症の原因

考える男性

尿路感染症は、主に性行為が原因で発症する疾患です。

尿路感染症を発症する方の約85%以上は、何らかの細菌によって引き起こされます。
しかし、細菌以外にもウイルスや真菌、寄生虫で引き起こされることもあります。

尿路感染症の原因

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細菌による感染症

クラミジア

細菌による尿路感染症は、細菌が尿道口から侵入することで発症します。
約80%が「大腸菌」などの腸内細菌が原因で、残りの約20%は「クラミジア・トラコマチス」や「淋菌」、「マイコプラズマ」といった性感染症(Sexually Transmitted Diseases:STD)の病原菌などによって引き起こされます。

クラミジア・トラコマチスや淋菌、マイコプラズマが尿道内で増殖すると、クラミジア尿道炎や淋菌性尿道炎、マイコプラズマ感染症を発症します。
男性の場合、放置すると前立腺炎や精巣上体炎(副睾丸炎)になることがあるので、早期の治療が大切です。

細菌による感染症には、抗菌薬(抗生物質)を用いて治療します。

ウイルスによる感染症

ヘルペスウイルス

ウイルスによる尿路感染症は、ウイルスが尿道口から侵入することで発症します。

主に、「単純ヘルペスウイルス(HSV)」や「ヒトパピローマウイルス(HPV)」、「アデノウイルス」などの病原体が原因で引き起こされます。
これらのウイルスに感染し、尿道内や膀胱内などで増殖すると、性器ヘルペスウイルス感染症(性器ヘルペス)や尖圭コンジローマ、アデノウイルス感染症を発症します。

ウイルスによる感染症には、抗ウイルス薬やワクチンなどを用いて治療します。

真菌による感染症

真菌

真菌による尿路感染症は、真菌が尿道口から侵入することで発症します。

主に、「カンジダ」などの病原体が原因で引き起こされます。
カンジダに感染し、尿道内や膀胱内などで増殖すると、カンジダ症を発症します。

真菌による感染症には、抗真菌薬を用いて治療します。

寄生虫による感染症

トリコモナス

寄生虫による尿路感染症は、寄生虫が尿道口から侵入することで発症します。

主に、「トリコモナス」という原虫が原因で引き起こされます。
トリコモナスに感染し、尿道内や膀胱内などで増殖すると、トリコモナス症を発症します。

寄生虫による感染症には、抗原虫剤や駆虫薬などを用いて治療します。

尿路感染症の予防方法

指を指す医者

尿路感染症を発症しないように予防する方法があります。

性行為前後に必ず以下の予防方法を実践すると良いでしょう。

尿路感染症の予防方法

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性行為前後にシャワーで体を洗う

シャワー

性行為前後には、必ず自分とパートナーの両方がシャワーで体を洗うようにしましょう。

全身隅から隅まで洗うのはもちろん、性器周辺は特に入念に洗いましょう。

ただし、女性の場合、膣内には元々自浄作用があるので、中まで洗わず、外側だけ洗うようにしましょう。
膣内まで洗ってしまうと、膣内には自浄作用が弱まり、免疫力が低下していまいます。

また、できれば歯磨きやうがいなども行うとなお良いでしょう。

体についた細菌などを相手に移し、自分に返ってくることがないようにするのが大切です。

性行為後にすぐ服を着る

裸で寝てはいけないイメージ

性行為後には、必ずすぐに服を着るようにしましょう。

体温が低下してしまうと、体の免疫機能が低下し、感染症を発症しやすくなってしまいます。
性行為後は体を冷やさないようにするのが大切です。

性行為後、疲れて裸のまま寝てしまう方は、特に注意しましょう。
もちろん、シャワーで体を洗ってから服を着て寝るようにしてください。

性行為後に排尿する

トイレ

性行為後には、できれば排尿をするようにしましょう。

射精後、あまり時間を空けず、すぐ排尿するのが理想的です。
排尿によって尿道内や膀胱内から尿路感染症の病原体を追い出すことができれば、発症のリスクを減らすことができます。

尿意が無い場合は、水分を多く取って積極的に排尿を促しましょう。

コンドームを装着する

コンドーム

性行為前には、必ずコンドームを装着するようにしましょう。

コンドームの使用は、尿路感染症に限らず、様々な感染症予防に有効な手段です。
とある研究では、コンドームが性感染症を予防する効果は約98%もあると言われています。

また、ピンポン感染(パートナー同士での感染の繰り返し)を避けるためにもコンドームは重要です。

潤滑剤を使用する

バナナに潤滑剤をかける

性行為の際には、できれば潤滑剤(ローションなど)を使用するようにしましょう。

膣内や尿道内の粘膜の働きが弱い方は、性行為の際に刺激を緩和できる潤滑剤の使用をおすすめします。
尿道炎や膀胱炎を繰り返す方は、粘膜の働きが弱い可能性があります。

抗菌作用や抗酸化作用、抗炎症作用、保湿作用に優れた成分を含む潤滑剤もあるので、コンドームと併用して積極的に使いましょう。

体調が悪い時は性行為をしない

体調が悪い男性

体調が悪い時は性行為をしないようにしましょう。

人間の体は、疲労やストレスなどで体調が悪くなると体の免疫力が低下してしまいます。
細菌やウイルスなどの侵入を防ぐ「粘膜免疫」の働きが弱まると、粘膜のバリア機能が働かず、病原体が体内に入るのを防げなくなってしまいます。

性行為の際に刺激で粘膜が傷つきやすくなるため、そこから病原体が侵入し、感染するリスクが高くなってしまうのです。

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まとめ~男女共に性行為前後の予防が大切~

尿路感染症を予防をするためには、男性も女性も適切な対策を行う必要があります。
どちらか一方が対策すれば済む問題ではないのです。

また、前述した様に性行為後だけではなく、性行為前にも行える予防方法はたくさんあります。

男女共に性行為前後はしっかりと予防を行い、尿路感染症のリスク軽減に努めましょう。

※当クリニックでは、「尿路感染症」に関する治療を行っていません
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