バイアグラの使い方
監修:新橋ファーストクリニック 院長 市村 明

バイアグラの使い方
バイアグラは性行為をする1時間前に1錠飲んでください。
バイアグラを飲んでから30分ほど経過すると勃起が起こりやすくなりますが、勃起の後押しがピークに達するのは飲んでから1時間後です。
勃起が起こりやすい状態の持続は、約3~6時間です。
(バイアグラ インタビューフォームによる調査結果)
しかし、これらの時間は個人差があります。
もし時間が長すぎたり短すぎたりしたら、医師に相談することをおすすめします。
飲み方と勃起の効果時間
バイアグラを1錠飲んだら、次に飲むまでに少なくとも24時間は空けてください。
つまりバイアグラを飲んで勃起して、3~6時間後に効果が消えても、その直後に追加で飲まないようにしてください。
またバイアグラを飲んだからといって自然と勃起するわけではなく、バイアグラの効果が出るのは、性的興奮や性的刺激を受けたときです。
また、性欲がない人がバイアグラを飲んでも性欲がわいてくるということではありませんのでご注意ください。
- 性行為の1時間前に1錠を水で飲む
- 30分ほどで勃起が起こりやすく、1時間で効果のピークを迎える
- 効果は3~6時間
- 1錠飲んだら次に飲むまでに24時間空ける
バイアグラの使用時の注意事項
バイアグラを服用するときに牛乳など脂肪分を含む飲料と一緒に服用すると薬の吸収を妨げ効果が弱まる可能性があるため、なるべく避けてください。
その他、グレープフルーツジュースで服用すると薬が効きすぎたり、思わぬ副作用が現れるなど危険性が増すためやめてください。
バイアグラの食事の影響

バイアグラを服用しても効果がなかったという方の約8割以上の方が食後にバイアグラを服用しているケースがあります。
バイアグラを服用後、有効成分が胃で吸収されると思っている人が多くいらっしゃいますが、実は胃で溶けて十二指腸、小腸までおくられ、胃腸で吸収されます。
そのため高脂質の食事とると、腸に脂の膜が貼りバイアグラの有効成分の吸収の妨げとなり、食事後にバイアグラを服用すると、空腹時に比べて効果の発現時間が遅れたり、効果自体も半減したりすることがあるため、なるべく空腹時に服用することをおすすめします。
また、食前の空腹時にバイアグラを服用し有効成分が体に吸収してしまえば、その後にとる食事には影響はありません。
どうしても食後にバイアグラを服用する場合には、脂質の高い食事(揚げ物や焼き肉など)は避けて比較的あっさりとした食事(うどん、サラダなど)を腹7分目くらいに抑えて取るようにしてください。
また、食事の前の空腹時にバイアグラを服用して薬の成分を体に吸収させてしまえば、その後食事をしても影響はありません。
バイアグラとお酒(アルコール)の併用

バイアグラとお酒(アルコール)の併用について、緊張をほぐすためにほど酔い程度の飲酒でしたらアルコール自体に精神安定作用(リラックス作用)があるため、バイアグラの効果を引き出しやすくなる可能性があります。
しかし、飲み過ぎてしまうと脳からの神経伝達が悪くなるため、勃起しにくくなってしまったり、射精できなかったりと逆効果となることがありますのでお酒ののみすぎにはくれぐれもご注意ください。
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