突然ですが、自分の陰茎(ペニス)が勃起した際の「膨張率(勃起率)」について考えたことはあるでしょうか。
また、「勃起率を高めてみたい!」と思ったことはないでしょうか。
そもそも、勃起した時の陰茎の大きさ(長さや太さなど)が一般的なサイズ感なのか、気になる方もいると思います。
今回は、平均的な勃起率や勃起率が高い人の特徴、膨張率(勃起率)を高める方法などについて解説します。
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膨張率(勃起率)とは?
膨張率(勃起率)とは、陰茎が通常時(勃起前)から勃起後で大きさ(長さや太さなど)がどの程度変化したかを表す変化率のことです。
陰茎の勃起率には個人差がありますが、一般的に通常時と勃起時では、勃起時の方が陰茎は大きくなります。
勃起時の硬さや持続時間の長さなどを表現する際に用いられる「勃起力」とは意味合いが異なるので、誤解しないようにしましょう。
陰茎の平均的な勃起率
2015年に「BJU International」という医学雑誌に掲載された論文で、陰茎の平均的な勃起率についてのデータが報告されました。
現時点では、陰茎の勃起率に関して、科学的・医学的な信頼度が最も高い論文の一つと言われています。
15,521人の白人男性を対象に調査を行った結果、以下のデータが取れたそうです。
陰茎の平均的な勃起率
- 勃起時の長さは、通常時の1.43倍
- 勃起時の太さは、通常時の1.25倍
例えば、通常時の陰茎の長さが10cmの方は、勃起時には14.3cmの長さになるということです。
同様に、通常時の陰茎の太さが10cmの方は、勃起時には12.5cmの太さになります。
もちろん、陰茎の勃起率には個人差があるため、必ずしも上記の様になるわけではありません。
あくまで、平均的な数値なので、参考程度に自分の陰茎ではどうなるか確認してみると良いでしょう。
ちなみに、陰茎の長さと太さの測り方は、以下の通りです。
陰茎の測り方
- 長さの測り方:陰茎背面の恥骨結合前面から亀頭の先端までの長さ
- 太さの測り方:陰茎中央部よりやや根部に近い部位の外周の長さ(周囲長)
陰茎の平均的な大きさ
世界の平均的な陰茎の大きさは、勃起時で長さが約13.12cm、太さは約11.66cmだったと、2015年3月2日の「BJU International」(電子版)が公表しています。
ちなみに、通常時の場合は、長さが約9.16cm、太さは約9.31cmだったそうです。
また、スペインのマドリードにある「Andromedical S.L.(アンドロメディカル研究所)」では、世界の国別に平均的な陰茎の長さについて調査した結果を公表しています。
陰茎の長さの平均(国別)
国名 | 通常時 | 勃起時 |
---|---|---|
フランス | 約12cm | 約16cm |
アメリカ | 約8.8cm | 約12.9cm |
日本 | 約8cm | 約13cm |
韓国 | 約6.9cm | 約9.6cm |
※「世界の平均ペニスサイズ | Andromedical S.L.」から引用しています
このデータによれば、世界で一番陰茎が長い国はフランスの約16cm(勃起時)ということが分かっています。
逆に、世界で一番陰茎が短い国は韓国の約9.6cm(勃起時)でした。
そして、日本人の平均的な陰茎の長さは約13cm(勃起時)となっています。
身近なもので言うと、単4電池を3個縦一列に並べた時の長さと大体同じです。
ただし、調査を行う機関や比較対象(国、人種、年齢、人数など)、計測方法などによって陰茎の平均的な大きさは異なるため、諸説あるということは覚えておきましょう。
国ごとに公表しているデータもあるため、陰茎の平均的な大きさについての「正確な数値」というものは存在しないのです。
これらのデータは、あくまで参考程度に捉えておきましょう。
日本人の勃起率は欧米人以上
日本人の陰茎の特徴は「勃起率が高い」ということだと言われています。
前述した、「陰茎の長さの平均(国別)」を元に勃起率を計算すると以下の様になりました。
陰茎の勃起率(国別)
- フランス:約1.33倍
- アメリカ:約1.47倍
- 日本:約1.63倍
日本人の勃起率は欧米人以上だということが分かります。
とある研究では「勃起率の高さは勃起力の高さに比例する」とされ、欧米人よりも日本人の方が勃起時の陰茎は硬いという報告もあります。
勃起時の陰茎の硬さに自信がないという方は、もう少し自分に自信を持っても良いのかもしれません。
勃起率が高い人の特徴
陰茎の勃起率には個人差があります。
そのため、通常時の陰茎が平均よりも小さい人でも、勃起時には驚くほど陰茎が大きくなる人がいます。
逆に、通常時の陰茎が平均よりも大きくても、勃起時にはそれほど陰茎の大きさが変わらない人もいます。
その他、通常時と勃起時で陰茎の大きさは変わらず、陰茎が硬くなるだけの人がいるなど勃起時の変化は人それぞれです。
通常時の陰茎を見ただけでは、その人の本当の陰茎の大きさを知ることはできないのです。
しかし、勃起率が高い人に共通する特徴がいくつか存在します。
それらの特徴に一致するからと言って、必ずしも勃起率が高いとは限りませんが、傾向はあります。
勃起率が高い人の特徴は、以下の通りです。
勃起率が高い人の特徴
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筋肉質な人
筋肉質な人は、勃起率が高いとされています。
常日頃から体を鍛えることによって、筋肉質な肉体を手に入れた人は、男性ホルモンの一種である「テストステロン」の血中濃度が比較的高い傾向があります。
これは、筋トレをすることによって、テストステロンの分泌量が増加するからです。
テストステロンは、勃起力などの男性機能を強化に役立つことで知られています。
前述した様に「勃起率の高さは勃起力の高さに比例する」というのが事実であれば、勃起力を高めるために鍛えている筋肉質な人は勃起率が高いという計算式が理論上成り立ちます。
また、下半身をしっかりと鍛えている男性の場合は、勃起力に関係する「骨盤底筋(PC筋)」という筋肉が発達していると考えられます。
PC筋が鍛えられている男性は、締める力が増すので、陰茎海綿体に流れ込んだ血液を留め、勃起を維持しやすくなります。
以上のことから、筋肉質な人は勃起力が高く、勃起率も高くなる傾向にあるといっても間違いではなさそうです。
鼻が大きい人
鼻が大きい人は、勃起率が高いとされています。
2021年2月に京都府立医科大学(KPUM)の研究チームが「Basic and Clinical Andrology(ベーシック・アンド・クリニカル・アンドロロジー)」という学術誌で「鼻が大きい人は陰茎も大きい(長い)傾向がある」という研究結果を発表しました。
調査は、死後3日以内の状態にある30歳~50歳までの成人男性(遺体)126人を対象に、鼻の大きさ、身長、体重、睾丸の重さなど様々なデータを収集して行われました。
そこから、SPL(Stretched penile length:伸展陰茎長)を推定し、鼻の大きさと陰茎の大きさに直接的な相関関係があることが明らかになったのです。
SPLとは、伸展した陰茎の長さのことで、恥骨から伸ばされた陰茎の先端までを測定した数値のことです。
簡単に言えば「勃起時に陰茎がどれだけ大きくなるか?」を示す指標になるということです。
また、ここで言う「鼻の大きさ」とは、両目の目頭の中央から鼻孔の入り口までの距離を計測した数値のことです。
具体的には「4.6cm未満の鼻を持つ男性の陰茎の大きさは、最大でも約10.5cmだった」という研究結果が明らかになっています。
さらに、「5.6cmの鼻を持つ男性の陰茎の大きさは、約13.5cmだった」と報告されています。
ちなみに、鼻の大きさは、あくまで勃起時の陰茎の大きさに比例しており、通常時の陰茎の大きさとは関係なかったそうです。
通常時の陰茎の大きさについては、鼻の大きさからは予測しにくいようです。
性欲が強い人
性欲が強い人は、勃起率が高いとされています。
性欲の強さは、男性ホルモンである「テストステロン」の分泌量に関係しています。
一般的には、テストステロンが多ければ多いほど性欲が強くなる傾向があるのです。
つまり、性欲が強い人はテストステロンの分泌量が多い人ということです。
テストステロンは勃起力に影響するので、「性欲が強い人=テストステロンが多い人=勃起力が高い人=勃起率が高い人」と言えるのではないでしょうか。
性欲の強さには、テストステロンの分泌量が関係していることから、関係性が全くないとは考えにくいのです。
身長が高い人
身長が高い人は、勃起率が高いとされています。
とある研究では、身長が高い人ほど陰茎が大きい(長い)傾向があるという研究結果が報告されています。
そもそも、身長が高い人は、手や足など各部位が大きい傾向があります。
そのため、身長が高い方は陰茎も大きい傾向があり、勃起率も同様に高くなりやすいと言えるのです。
少なくとも、身長が低く陰茎が大きい人よりも、身長が高く陰茎が大きい人の方が多い傾向があるのは確かです。
一概に「身長が高い人=勃起率が高い人」と言いきることはできませんが、性欲が強い人と同様にこちらも関係性が全くないとは考えにくいでしょう。
勃起率を高める方法
勃起率を高める方法を解説する前に、前提として知っておいてもらいたいことがあります。
成人男性の場合は「勃起率の最大値を超えることはできない」ということです。
勃起時に陰茎をどこまで大きくできるかは性機能が成熟する思春期にはほとんど決まってしまいます。
具体的には、13歳~19歳の頃に最も成長し、20歳を過ぎるとほぼ成長が止まります。
一度勃起率の最大値が決まってしまうと、生涯それ以上勃起率を高めることはできません。
陰茎の構造は、主に「陰茎海綿体」とその表面を包んでいる「白膜」、さらにその外側を包む「筋膜」で構成されています。
血液が陰茎海綿体内に流れ込むことで勃起し、大きくなりますが、その陰茎海綿体を白膜や筋膜が押さえつけてしまうため、膨張には限界があります。
そして、白膜や筋膜の強度や大きさなどにも個人差があるので、何らかの方法でいくら勃起しやすくできても、単純に勃起率を高めることはできないのです。
つまり、ここで言う「勃起率を高める方法」というのは「勃起率の最大値に近づけるための方法」ということです。
基本的には、テストステロンの分泌量を増加させたり、陰茎海綿体への血流量を増加させ勃起しやすくするのが一番良い手段になります。
そのためには、以下のことを習慣化すると良いでしょう。
勃起率を高める方法
- 禁煙
- 禁酒
- 運動(ウォーキングやランニングなど)
- 筋トレ(スクワットや腹筋など)
- 睾丸マッサージ
- 定期的な射精
- 食生活の改善
- 質の高い睡眠
- 精力剤の服用
- 漢方薬の服用
- etc...
テストステロンの分泌量の増加や陰茎海綿体への血流量の増加は、どんな方でも努力次第で行うことができます。
ただ、上記の様な勃起しやすい体質への改善には時間がかかるので、突発的に勃起が必要な時(性行為のチャンス)は、バイアグラなどのED治療薬の服用が最適です。
日々の努力によって体質改善に臨みつつ、いざというときに備えておくと良いでしょう。
まとめ~あなたの勃起率は最大ですか?~
自分自身の勃起率について考えた時、「そういえば最近、勃起した時最大まで行かないな・・・」などと思い当たる節がある方は勃起力が弱まってきているのかもしれません。
気になる方は、勃起率を高める方法を実践してみましょう。
また、勃起率を高める方法を簡単に書かせていただきましたが、ご来院していただければ、患者さんの状態に合わせたアドバイスをすることが可能です。
お悩みでしたらご相談に乗りますので、ぜひお気軽にご来院ください。
スタッフより
クリニックコラムをお読みいただきありがとうございます!
いかがでしたでしょうか、参考にはなったでしょうか?
いま、なんらかの症状でお悩みのそこのあなた!
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