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レビトラとお酒の飲み合わせは?適正なアルコール量も解説【医師監修】

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レビトラとお酒の飲み合わせは?適正なアルコール量も解説【医師監修】

レビトラのようなED治療薬で勃起力を高めると同時に、お酒で気分を盛り上げてから性行為に臨みたいという方は多くいます。
しかし、レビトラとお酒の相性やリスクを正しく理解している方は少ないです。

今回は、レビトラのお酒の飲み合わせやメリット・デメリットを詳しく解説します。
一緒に飲んでもすぐに問題が起きる可能性は低いですが、飲み方を間違えると健康被害やEDの悪化にも繋がります。

レビトラとお酒を併用する際に空けるべき時間も解説するので、ぜひ参考にしてください。

※2021年10月、バイエル薬品株式会はレビトラ錠(5mg・10mg・20mg)の製造・販売を中止すると発表しました
当クリニックでも、2022年10月をもってレビトラ錠の取り扱いを終了しました

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レビトラとお酒の飲み合わせ

ビール

医薬品は飲み合わせが悪いものと一緒に服用すると、成分同士が相互作用して医薬品の効果に影響を及ぼします。
場合によっては健康被害に繋がったり医薬品本来の効果が薄れたりするため、注意が必要です。

以下では、レビトラとお酒を一緒に飲んだ際の影響を詳しく解説します。

レビトラとお酒の飲み合わせ

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併用した際の副作用のリスクについても正しく理解したうえで、パートナーとの性行為を楽しみましょう。

レビトラとお酒の成分は反応しない

レビトラは商品名であり、その主成分は「バルデナフィル」と呼ばれる物質です。
バルデナフィルはお酒に含まれるアルコールと反応しないため、同時に体内に入っても基本的には問題ありません。

レビトラの添付文書にも、アルコールとの同時摂取に関する記載はありません。
お酒と一緒に飲んでもレビトラ本来の効果が薄れる可能性は低いでしょう。

適量の飲酒なら副作用のリスクは低い

飲み合わせが悪いと、医薬品の副作用を強める可能性があります。
しかし、前述の通りレビトラの成分とアルコールは科学的に反応しないため、適量の飲酒であれば身体に影響が生じるリスクは少ないでしょう。

実際、18歳〜45歳の男性12名に対してレビトラの主成分であるバルデナフィルとアルコールの同時投与を行った研究(※1)があります。
バルデナフィルとアルコールを併用して心拍数や血圧を測定したところ、有意な差は見られませんでした。

ただし、そのほかの研究に関するデータは十分とはいえません。
特に過度な飲酒はレビトラで予期せぬ副作用を引き起こす可能性があるため、お酒の飲み過ぎには注意しましょう。

※1 参考:Simultaneous administration of vardenafil and alcohol does not result in a pharmacodynamic or pharmacokinetic interaction in healthy male subjects

レビトラジェネリックもアルコールと反応しない

レビトラジェネリックの名称にもなっている「バルデナフィル」は、レビトラの主成分そのものです。
先発医薬品であるレビトラと同様に、アルコールとは反応しないと考えられるため、科学的にはお酒と併用しても問題はありません。

日本国内で正規品のレビトラを処方している病院・クリニックは存在しないため、同成分の医薬品を使用したい場合はレビトラジェネリックを用いるしかありません。
レビトラジェネリックもお酒との併用は禁止されていないと覚えておきましょう。

なお、当クリニックではレビトラジェネリックの処方をしています。

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レビトラとお酒を併用するメリット

肯定する医者

当クリニックでは、レビトラとお酒の併用を推奨しているわけではありません。
しかし、性行為前に適量のアルコールを摂取することで、以下のようなメリットも期待できます。

レビトラとお酒を併用するメリット

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以下で詳しく解説します。

リラックスして性行為に臨める

お酒を飲むと、リラックス効果を示す副交感神経が優位になり、落ち着いた気持ちで性行為に臨めます。

勃起は、リラックスした状態でなければ生じません。
ほろ酔い気分になる程度の飲酒であれば、性行為に対する緊張やプレッシャーを和らげられます。

ED治療薬であるレビトラで勃起力を高めつつ、お酒によるリラックス効果を得ることで、性行為がうまくいきやすくなるでしょう。

心因性EDの改善に繋がる

レビトラとお酒を併用することで、「心因性ED」の改善に繋がる可能性もあります。
心因性EDとは、日常的あるいは性行為時の心理的ストレスが原因となり生じる勃起不全のことです。

性行為の失敗がトラウマとなり、「次もうまくいかなかったらどうしよう…」とストレスを感じ、さらに心因性EDが悪化するケースも多いです。

そこで、ED治療効果のあるレビトラとリラックス効果のあるお酒を併用すれば、性行為の失敗確率を減らせるため、心因性EDの改善を期待できるでしょう。

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レビトラとお酒を併用するデメリット

頭痛のイメージ

レビトラと適量のお酒を併用することで勃起力アップの効果が期待できますが、一方で以下のようなデメリットも存在します。

レビトラとお酒を併用するデメリット

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以下で詳しく解説します。

効果が弱まる可能性がある

レビトラの成分とアルコールは反応しないと知られていますが、間接的にED治療効果が弱まる可能性があります。

ED治療薬は、陰茎の血管を広げることで血流を促進し、勃起しやすくするという仕組みです。
一方、お酒に含まれるアルコールは、血管を広げることもあれば狭めることもあります。

レビトラの血管拡張作用とアルコールの血管収縮作用が同時に起きた場合、本来のED治療効果が打ち消されることがあると理解しておきましょう。

副作用のリスクを高める

飲酒の有無にかかわらずレビトラの副作用を生じる可能性はありますが、アルコールと同時摂取することで、以下のような症状を引き起こすリスクが高まります。

レビトラの副作用の代表例

  • 顔のほてり
  • 頭痛
  • 鼻づまり
  • めまい
  • 動悸

レビトラとアルコールの血管拡張効果が重複して生じた場合は、身体に危険が生じる可能性も否定できません。
少量の飲酒であれば問題にはなりにくいですが、効果を強め合って健康被害に繋がるケースもあると覚えておきましょう。

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EDの悪化に繋がる恐れがある

レビトラとお酒を併用することで、かえってEDを悪化させる可能性もあります。
レビトラのようなED治療薬は血管拡張効果があるため、お酒と一緒に飲むとアルコールが血中を流れやすくなり、普段より少量のお酒でも酔いやすくなります。

ほろ酔い程度なら問題ありませんが、泥酔状態の場合は性行為に臨んでも失敗に終わり、心理的ストレスが原因の「心因性ED」に繋がります。

また、過度なアルコール摂取により健康被害が及べば、身体機能の低下が原因の「器質性ED」を引き起こす可能性もあるため、お酒の飲み過ぎには注意が必要です。

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レビトラ服用時に飲んでよいアルコール量の目安

アルコールのイメージ

レビトラ服用時に飲んでよい1日あたりのアルコール量は、厚生労働省(※2)に記載されている下記を参考にしてください。

お酒の種類 アルコール度数
ビール 500ml(中びん1本) 5%
日本酒 180ml(1合) 15%
ウイスキー 60ml(ダブル1杯) 43%
ワイン 約180ml(1/4本) 14%
焼酎 約110ml(0.6合) 25%

※2 参考:アルコール|厚生労働省

お酒の種類によってアルコール度数は大きく異なるため、ウイスキーや焼酎は特に飲み過ぎないよう注意しましょう。
また、ビールも中びん1本を目安としてください。

お酒に対する耐性には個人差があるため、お酒に弱い自覚がある方は上記よりも少ない飲酒量に抑えましょう。

レビトラ服用前後にお酒を避けるべき時間の目安

時計

当クリニックでは、レビトラとお酒を同じタイミングで飲むことは推奨していません。
一方で、レビトラ服用前後にどの程度の時間を空ければお酒を飲んでもよいのか、疑問に思う方もいるでしょう。

以下では、レビトラとアルコールを併用する際に空けるべき時間の目安を解説します。

レビトラ服用前後にお酒を避けるべき時間の目安

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レビトラ服用後の約5時間〜6時間はアルコールを摂取しない

レビトラの服用後は、効果持続時間に相当する約5時間〜6時間ほどの時間を空けてからお酒を飲むようにしましょう。

効果が持続している間は、血中にレビトラが残っています。
レビトラの効果とアルコールの作用が同時に働くと、レビトラ本来の効果が弱まったり、副作用を強めたりする恐れがあります。

ED治療効果と副作用のリスクの観点から、血中のレビトラ濃度が十分に下がるまでは飲酒を控えてください。

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飲酒後の服用タイミングはアルコール分解時間に合わせる

飲酒後からレビトラ服用までに空けるべき時間は、摂取したアルコールの量によって変わります。
アルコールの摂取量が多いほど、アルコール分解により多くの時間がかかるからです。

厚生労働省(※2)が提示している以下の1日あたりのアルコール摂取量は、「1単位」と呼ばれるものです。

お酒の種類 アルコール度数
ビール 500ml(中びん1本) 5%
日本酒 180ml(1合) 15%
ウイスキー 60ml(ダブル1杯) 43%
ワイン 約180ml(1/4本) 14%
焼酎 約110ml(0.6合) 25%

※2 参考:アルコール|厚生労働省

個人差はありますが、アルコールの1単位を分解し終えるのに平均で約4時間〜5時間ほどかかります。
仮にアルコール3単位を摂取した場合は、アルコール分解に平均で約12時間〜15時間かかる計算です。
この時間が経過するまでは、レビトラの服用を控えることを推奨します。

お酒を飲み過ぎるほどアルコール分解に時間がかかり、レビトラの服用を避けるべき時間も長引きます。
健康状態を維持するためにもお酒の飲み過ぎには注意し、レビトラとお酒を併用する場合は十分な時間を空けるようにしてください。

まとめ〜レビトラとお酒の併用はデメリットが多いため注意が必要〜

レビトラとお酒の飲み合わせについて解説しました。

レビトラの成分とアルコールは、科学的には相互作用しません。
ほろ酔い程度の飲酒であれば高揚感が性行為を手助けするケースもあります。
しかし、お酒を飲み過ぎは副作用のリスクを高め、EDを悪化させる可能性があります。

レビトラとアルコールを併用する場合は、レビトラの効果持続時間やアルコールの分解時間などを考慮して十分な時間を空けるようにしてください。
特に過剰な量のアルコールを摂取した場合は、体内に長時間アルコールが残ります。

当クリニックでは、レビトラとお酒の併用は推奨していません。
ED治療においてアルコールは避けるべき物質の一つであるため、お酒はほどほどにしましょう。

レビトラとお酒を併用したい場合は、病院やクリニックなどの医療機関で医師に相談してください。

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