AGA・薄毛でお悩みのあなたへ
AGA治療は、新橋ファーストクリニックにお任せください。
プロペシア(フィナステリド)、サガーロ(デュタステリド)、ミノキシジルなどのAGA治療薬を取り扱っています。
当クリニックの特長
- メーカー純正のAGA治療薬を処方
- 来院時の診察料、処方料などは全て無料
- 新橋駅から徒歩3分の好アクセス
- 予約なしで当日に来院してもOK
\ AGA治療薬は1,500円~9,800円 /
抜け毛に悩んでいる人は、これまでに一度は「シャンプーは何を使っていますか?」と尋ねられたことがあるのではないでしょうか。
さらに「抜け毛に悩んでいるなら、ノンシリコーンのシャンプーを使ったほうがいいですよ」とアドバイスされたことはないでしょうか。
しかし、ノンシリコーン・シャンプーが抜け毛予防になるというエビデンス(根拠、証拠)はありません。
さらにシリコーン・シャンプーが抜け毛を悪化させるというエビデンスもありません。
それどころか、抜け毛が気になる人が、シリコーン・シャンプーからノンシリコーン・シャンプーに切り替えたところ抜け毛が増えた、という事例も報告されています。
では、抜け毛予防をほのめかす宣伝文句で売られているノンシリコーン・シャンプーに、まったく期待できないかというと、そうでもありません。
「抜け毛とシリコーン」の複雑な関係を解説します。
※リンクをクリック、またはタップすると、ページ内の項目へ移動します
シリコンとシリコーンは違う「正しくはシリコーン」
「シリコン・シャンプー」と呼ばれることもありますが、正しくは「シリコーン・シャンプー」です。
シリコンは、自然界に存在する元素のひとつケイ素(Si)のことです。
シリコンは単体では存在できず、酸素と結合してケイ石として存在しています。
そして、ケイ石に化学反応を加えて人工的につくり出したのが合成樹脂のシリコーンです。
シャンプーに含まれているのは、すべてシリコーンです。
シリコーンの優れた特性とは
シリコーンはシャンプーだけでなく、さまざまな製品や商品に配合されています。
シリコーンには「水をはじく」「高温や低温に強い」「紫外線を受けても劣化しにくい」という優れた特性があるからです。
半導体、化学製品、繊維、食品、化粧品、建築資材などにシリコーンが使われています。
シリコーン・シャンプーの「髪の毛へのよいこと」
ノンシリコーン・シャンプーが注目され始めたのは、「シリコーン・シャンプーで大丈夫なのか?」という疑問があったからです。
つまり、従来は、シリコーン入りのシャンプーのほうが優れていると考えられていました。
シリコーン・シャンプーには、次のような「髪の毛によいこと」があります。
- キューティクルを守ってくれる
- 髪の毛がきしまなくなる(指通りがよくなる)
- 毛髪どうしの摩擦を減らす
- 髪の毛のダメージを防ぐことができる
- まとまった仕上がりになる
- しっとりとした仕上がりになる
ノンシリコーン・シャンプーには、これらの「よいこと」がないわけです。
ノンシリコーン・シャンプーの「髪の毛への悪いこと」
シリコーン・シャンプーは、ノンシリコーン・シャンプーの欠点を補うために生まれました。
ノンシリコーン・シャンプーの欠点には次のようなものがあります。
- 保護されないので、髪の毛が切れやすくなることがある
- 枝毛や切毛の原因になることがある
- 紫外線や埃などのダメージを受けやすくなる
- すすぎにくいので成分が皮膚に残りやすく、かゆみの原因になることがある
- 仕上がりにボリュームが出ない
これらはいずれも「髪の毛への悪いこと」です。
ではなぜ、ノンシリコーン・シャンプーは抜け毛予防になる、という説が広がったのでしょうか。
「シリコーンが毛穴を塞ぐ」は正しくない
LUXブランドを展開するユニリーバ・ジャパンも、化粧品大手の資生堂も、次のように主張しています(*1、2)。
また、シリコーンが頭皮や毛髪に負担をかけることもない、と断言しています。
シャンプーに配合されているシリコーンは、非常に細かい粒子です。
シリコーンの粒子に比べると、毛穴は「大きな穴」なので、そこに詰まることなく洗い流されます。
シリコーンは「無罪」です。
シリコーン・シャンプーは抜け毛を誘発する、という説は「冤罪」です。
*1:http://www.lux.co.jp/haircare/advice/silicon/
*2:https://www.shiseido.co.jp/sw/beautyinfo/DB009108/
まとめ~なぜ「シリコーン悪役説」が広がったのか
「シリコーンが抜け毛を促進する」「ノンシリコーン・シャンプーこそ、抜け毛予防になる」といった間違った説は、なぜ広がってしまったのでしょうか。
理由のひとつは、「シリコーン・シャンプーを使うと、パーマやカラーがしにくくなるため、美容師たちから嫌われた」というものです。
シリコーンは髪の毛をコーティングするので、パーマやカラーに使う溶液が浸透しにくくなります。
それで、美容師たちは、パーマやカラーがしやすくなる、ノンシリコーン・シャンプーを使うようになりました。
ノンシリコーン・シャンプーの利用が広がると、シャンプーメーカーも工夫を施すようになりました。
その結果、「髪の毛を守る成分」を配合したノンシリコーン・シャンプーが多数開発されるようになりました。
ノンシリコーンのマイナス効果を、「髪の毛を守る成分」のプラス効果が補えば、総合的に「髪の毛によい」シャンプーになるかもしれません。
それで「ノンシリコーン・シャンプーは髪の毛によい」といわれるようになり、いつしか「ノンシリコーン・シャンプーは抜け毛予防になる」といわれるようになったのでしょう。
ふたつめの理由は、質の低いシリコーン・シャンプーが増えたことです。
シャンプーは、シリコーンさえ入れれば高級になるという製品ではありません。
元々低品質のシャンプーにシリコーンを入れただけでは低品質のままなので、それを使えば、髪の毛にダメージを与えます。
それで「シリコーン・シャンプーでも低品質のものがある」が「シリコーン・シャンプーは意外に使い勝手が悪い」という評判に変ってしまったのでしょう。
シリコーン悪役説は「濡れ衣」といえます。
自分のなかの偏見や先入観を消してから、自分に合ったシャンプー探しをしてみてください。
スタッフより
クリニックコラムをお読みいただきありがとうございます!
いかがでしたでしょうか、参考にはなったでしょうか?
いま、なんらかの症状でお悩みのそこのあなた!
一人で悩まず、まずはご相談ください。