毎年、気温が高くなる5月下旬〜8月下旬にかけては「夏バテ」が流行りやすくなります。
特に、7月中旬~8月中旬は猛暑の日が続きやすく、夏バテのピークを迎えるとされています。
そんな夏バテの予防や対策には、にんにく注射が効果を発揮してくれます。
しかし、なぜにんにく注射が夏バテに効くのでしょうか。
今回は、にんにく注射が夏バテの予防や対策に有効な理由について解説します。
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疲労でお悩みのあなたへ
新橋ファーストクリニックでは、にんにく注射・リフレッシュ点滴を行っています。
疲労、二日酔い、寝不足など、症状別に注射・点滴をお選びいただけます。
当クリニックの特長
- 来院時の診察料、処方料などは全て無料
- 新橋駅から徒歩3分の好アクセス
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夏バテとは?
夏バテとは、夏の暑さや高温多湿な環境などによって引き起こされる様々な体調不良の総称のことです。
「夏負け」や「暑気あたり」と呼ばれることもあります。
人によって症状は様々ですが、「頭痛がする」「体のだるさや疲れを感じる」「食欲がなくなる」といった症状が多く見られます。
他にも、夏バテには、以下の様な症状が見られます。
夏バテによく見られる症状
- 頭痛
- 発熱
- めまい
- 倦怠感(だるさ)
- 疲労感(疲れ)
- 食欲不振
- 睡眠不足
- 気力低下
- 集中力低下
- 思考力低下
- etc...
しかし、夏バテは上記の様な症状がはっきり現れるとは限りません。
なんとなく体調が優れない状態が続くことがあるため、なかなか気がつきにくいのです。
夏バテと熱中症の違い
夏バテと熱中症の症状はよく似ていますが、厳密には全く別のものです。
そもそも、「熱中症」は医学的な疾患名ですが、「夏バテ」は正式な疾患名ではありません。
夏バテは慢性的に何らかの体調不良が見られるのに対し、熱中症は突然体調が悪化し、症状が現れ、時には命に関わることもあります。
また、熱中症は進行が早いので、すばやい対応が必要になるという点で夏バテと違いがあります。
放置しても危険が少ないのが夏バテで、放置すると危険なのが熱中症という捉え方もできます。
夏バテの原因
夏バテは、何よりも「暑さ」が主な原因となりますが、その暑さから引き起こされる以下の原因によって夏バテになると考えられます。
夏バテの原因
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自律神経の乱れ
夏バテになってしまう最大の原因は、自律神経の乱れと言われています。
自律神経とは、末梢神経の一つで、内臓の働きや体温の調節機能などを24時間コントロールしている、生命維持に欠かせない神経のことです。
例えば、暑さを感じた時は、自律神経の働きによって汗をかくことで体の熱を逃がし、体温を一定に保っています。
また、自律神経は、活動中に優位になる「交感神経」とリラックス中に優位になる「副交感神経」に分かれています。
この交感神経と副交感神経が絶妙なバランスで切り替わることで、人の体を支えているのです。
しかし、真夏の猛暑とエアコンの涼しさなどによって室内外で激しい温度差を繰り返すと、自律神経の働きが追い付かず、体温調節機能が乱れ、夏バテに繋がってしまいます。
自律神経の乱れは、内臓機能などにも影響を及ぼすため、胃腸が疲れて食欲不振を招いたり、倦怠感などといった症状も出てきます。
暑さで寝付けなくなると睡眠不足になり、疲れが取れにくくなることもあります。
自律神経が真夏の猛暑によって酷使され、疲れ果ててしまうのが「夏バテ」の正体なのです。
その他、夏バテによる自律神経失調状態が慢性的に続くと「自律神経失調症」へと進行してしまうこともあります。
夏だけでなく、一年中夏バテの様な体調不良が続いてしまうこともあるので、注意が必要です。
水分不足
水分不足は夏バテの原因になります。
夏は、暑さによってどうしても汗で水分や塩分、その他のミネラルなどが体外に排出されやすくなります。
長時間暑い環境下にいると過剰に発汗してしまい、水分不足による「脱水症状」を引き起こすことがあるのです。
脱水症状は、体温の上昇を招くので、自律神経の働きも活発になりやすく、乱れやすさにも繋がります。
前述した様に、自律神経が乱れると夏バテになるので、水分不足は夏バテを招くと言えるでしょう。
栄養不足
栄養不足も夏バテの原因になります。
たんぱく質やビタミン類などの栄養素が不足すると体力が回復しにくくなるため、夏バテを招きやすくなります。
特に、ビタミンB1は疲労回復に役立つ栄養素として知られており、不足すると疲れや倦怠感を感じやすくなってしまいます。
また、暑さによって単純に水分を取り過ぎると消化機能が低下し、「食欲不振」を招きます。
食欲がないからといって、食べやすい麺類など偏った食事をしていると、栄養不足になりがちになり、さらに夏バテは悪化してしまうのです。
夏風邪
夏風邪によって体の抵抗力が弱まると夏バテに繋がりやすくなります。
夏風邪とは、梅雨の時期から夏にかけて流行するウイルス感染症の総称のことです。
夏風邪を引き起こすウイルスは、高温多湿を好むアデノウイルスやエンテロウイルス、コクサッキーウイルスなどが原因になります。
夏風邪をひいてしまうと、体力の低下はもちろん、自律神経の疲弊にも繋がるので、夏バテを招いてしまうのです。
また、発熱した場合は、汗をかきやすくなるので、脱水症状への注意も必要になります。
睡眠不足
睡眠不足は、生活リズムの乱れや疲れの取れにくさに繋がるため、夏バテの原因になります。
夏の暑い日は、寝付きにくく睡眠不足に陥りがちです。
睡眠不足は、ストレスや疲れが溜まりやすくなってしまいます。
また、生活リズムを調整している自律神経の働きも乱れやすくなるので、夏バテを招くのです。
質の高い睡眠を十分にとって、疲れを残さないことが大切です。
夏バテにはにんにく注射が効く!
夏バテの予防や対策にはにんにく注射が有効です。
にんにく注射とは、ビタミンB1を中心とした、水溶性の栄養成分を直接体内に注入することで栄養補給を行う注射のことです。
ビタミンB1は、疲労回復に役立つビタミンとして知られています。
他にも、体内で糖質(炭水化物)を分解して、エネルギーに変え、代謝を促すなどの働きがあります。
日本人の多くは、1日に必要なビタミンB1を食事では摂取できていないと言われています。
なぜなら、ビタミンB1は熱に弱く、水に溶けやすいため、調理の際に栄養が失われやすい成分だからです。
また、摂取しても体に吸収されにくく、摂取された後も体外に排出されやすいという特徴があり、常に不足しやすい傾向にあります。
そこで、役に立つのが「にんにく注射」です。
不足しがちなビタミンB1を効果的に補ってくれます。
にんにく注射は、水溶性ビタミンを直接血管から吸収するので、短時間で素早い栄養補給が可能です。
夏バテによる疲労や体力消耗が激しい時のエネルギー充填に効果があります。
他にも、食欲不振や疲労感を軽減してくれる効果があるため、夏バテに限らず、夏風邪や多忙で疲れが溜まっている方などにもおすすめできます。
ちなみに、当クリニックで扱っているにんにく注射には「ビタミンB1」、「ビタミンB2」、「ビタミンB6」、「ビタミンB12」、「ビタミンC」などがバランス良く配合されています。
体の中でエネルギーに変わる「糖質」、「脂質」、「たんぱく質」の3つ全ての代謝を促進します。
栄養補給を効率的に行えるので、素早い疲労回復が期待できます。
なぜ「にんにく注射」と呼ばれるのか?
にんにく注射は「にんにくエキスを注射する」と思っている方がいるかもしれませんが、違います。
ビタミンB1には「硫化アリル」というにんにくに似た臭いを放つ成分が含まれています。
注射後、この成分が血管を流れて、鼻の粘膜に到達した際に「にんにく臭」を感じることから「にんにく注射」と呼ばれるようになったのです。
ちなみに、注射した成分が血管を通じて鼻の粘膜に届くことで強くにんにく臭を感じているので、周りにいる人には息を強く吹きかけたりしなければ、この臭いはさほど感じられません。
まとめ~にんにく注射を夏バテの予防や対策の手段に~
気温が急激に上昇する初夏や真夏の猛暑日は、室内外の気温差が激しくなるので、夏バテにご注意ください。
また、夏バテの予防や対策の一つとして「にんにく注射」が効くということを覚えておきましょう。
個人差にもよりますが、にんにく注射は体の内側から効果をすぐに実感できるはずです。
水分不足や栄養不足を感じる方は、仕事の休み時間など空いた隙間時間で行うことができるので、ぜひご活用ください。
また、当クリニックでは、夏バテに限らず、熱中症の予防や対策に役立つ、「リフレッシュ点滴」なども行っています。
夏の暑い季節を乗り切るお手伝いをさせていただきますので、ぜひご検討ください。
スタッフより
クリニックコラムをお読みいただきありがとうございます!
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