レビトラの使い方
監修:新橋ファーストクリニック 院長 市村 明

レビトラは、服用する際にそれほど細かい注意が必要になるED治療薬ではありませんが、レビトラをより効果的に服用するためには、ちょっと気をつけておいたほうがいいことや、知っておくべきことが幾つかありますので、それをご紹介したいと思います。
初診の方のためのレビトラ服用マニュアル
レビトラの服用で失敗しないためのポイントがいくつかありますが、そう難しくありませんので確認してから服用してください。
レビトラの使用方法
空腹時の場合、性行為の約20分前に1錠を水と一緒に服用してください。
満腹時の場合、30分以上あけて服用するようにしてください。
アルコールは、程よく酔う程度であれば勃起の効果を高めることがありますが、飲みすぎると効果がまったく現れないことがあります。
脂っこいもの(揚げ物や焼き肉など)を食べた後は数時間程度はあけて飲んでください。
レビトラは空腹で服用がベスト!
まず、レビトラをはじめとするED治療薬は、服用して身体に薬の成分が吸収されることで効果を発揮します。
成分の吸収が阻害されるような服用の仕方をしてしまうと、レビトラの効果が弱くなってしまうため、食事の内容やタイミングなどには注意が必要です。
レビトラに最高の効果を期待するのであれば、空腹で服用するのが一番です。
食事の影響はあまり受けないレビトラですが、油分がお腹にあると有効成分の吸収が悪くなるため、最低でも油分の多い食事は避けましょう。
レビトラは、服用してから1時間弱で体内濃度がピークを迎え、その効果が5.6時間ほど継続します(効果持続には個人差が生じます)。
アルコール摂取について
アルコール(飲酒)については、吸収が阻害される心配はありません。
ただし、アルコール自体を摂取しすぎると酩酊し、神経のバランスを崩してED症状を助長してしまう場合があるので、ほろ酔い程度に抑えましょう。
不安や緊張をかかえながらの服用は禁物!
性行為で失敗してしまい、性行為に対する不安や緊張が強い場合には、その不安や緊張が血管を萎縮させてEDの原因になっている場合があります。
レビトラに限らず、ED治療薬そのものに対して「本当に効くのかな?」といった疑念や不安を抱えながらレビトラ等を服用しても、本来の効果を得られず、ED症状を引き起こしてしまうのでご注意ください。
不安や緊張が強い場合にはパートナーとの性行為の前に、一人でリハーサルをすることをおすすめします。
レビトラを服用した状態で好みの本やビデオなどで性的刺激を与えて、普段に比べて強い勃起が得られることを実感し、「こんなに効果があるのか!」と自覚できると安心して性行為に臨めるため、勃起が得られやすくなるといわれています。
副作用について
ED治療薬を使う際について回る不安としては「副作用」です。
起こりやすい副作用は顔のほてりや頭痛、動悸などのため、そこまで心配しなくて大丈夫です。
副作用が出ても、時間経過と共に軽快していく場合がほとんどですし、症状にあわせて頭痛薬や胃薬などを併用しても問題ありません。
レビトラ服用マニュアルまとめ
- ベストは空腹で服用!最悪でも油分の多いものは避ける!
- アルコールは程ほどに!
- 服用してから1時間がピークで効果は5.6時間
- 不安や緊張が強い場合には一度リハーサルをして、安心してから臨む!
- 副作用は軽微なものがほとんどで、鎮痛剤などの併用もOK
レビトラを服用できない方
不安定狭心症や重度の肝障害、脳卒中、心筋梗塞などを最近発症された方などは処方が許されていないため、レビトラを服用できない可能性が高いのでご注意ください。
また、腎疾患などで透析を受けておられる方にもレビトラは処方できません。
併用禁忌薬一覧
レビトラも含めて、ED治療薬は服用後に一時的な血圧低下がおこります。
その関係で、狭心症のニトロ系(硝酸剤)の治療薬などとは併用禁忌となっており、それらのお薬を常用されている方には、ED治療薬を処方することができません。
レビトラは比較的、禁忌薬に指定されている薬の数が多くなっています。
あまり一般的でない薬がほとんどなので心配はいりませんが、他の医療機関で何かしらお薬を処方されている方は、しっかりと確認しておいた方が良いでしょう。
服用の前に必ず下記のページでレビトラの禁忌薬リストをご確認ください。
レビトラの関連ページ
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