ゼニカルの基本知識・処方価格

ゼニカル

ゼニカルの処方価格

120mg:42カプセル 11,000円

※価格の詳細はこちらをご覧ください

この記事の監修者

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新橋ファーストクリニック 院長

市村 明

※リンクをクリック、またはタップすると、ページ内の項目へ移動します

ゼニカルとは?

ゼニカル

ゼニカルは、スイスのバーゼルに本社を構えるエフ・ホフマン・ラ・ロシュ社(F. Hoffmann-La Roche, Ltd.)により、食事で摂取した脂肪(脂質)の吸収抑制効果があると医学的に認証された経口内服型肥満治療薬です。
脂肪吸収阻害薬抗肥満薬とも呼ばれます。

有効成分は「オルリスタット(Orlistat)」です。

ちなみに、イギリスのロンドンに本社を構えるグラクソ・スミスクライン株式会社(GSK)からは、「Alli(アライ、またはアリ)」という商品名で販売されています。

ゼニカルの有効成分オルリスタットは、元々脂質異常症や高血圧症、糖尿病などの生活習慣病を抱える肥満患者のための肥満治療薬として研究・開発が始まったものでした。
しかし、その様な疾患がない方に対しても、肥満の改善や予防効果が確認されたため、万人に使用できる肥満治療薬として発売されたのです。

ゼニカルを服用することで、食事で摂取した脂肪(脂質)が原因で引き起こされる肥満を改善したり、予防することができます。
油っこい食事を控えるなどの食事制限をすることなくダイエットが可能です。

ゼニカルは、FDA(Food and Drug Administration:アメリカ食品医薬品局)に肥満治療薬として認可されている医薬品です。
アメリカなど多くの国では、処方箋が不要な市販薬として販売され、重度の肥満治療にも使用されています。

日本国内では未承認の医薬品であるものの、「ゼニカルカプセル120mg」という規格で一部の医療機関のみ厚生労働省に薬監証明発給を申請し、許可を得て輸入・販売されています。

また、現在は「オルリファスト(ORLIFAST)」や「オルリガル(Orligal)」などの「ゼニカルのジェネリック医薬品」も販売されています。
こちらも、日本国内では未承認の医薬品ですが、ゼニカルと同様の形式を経て、輸入・販売される形となっています。

ゼニカルは、2022年に販売24周年を迎えており、現在では世界の17ヵ国以上で、効果の有効性や長期間服用した際の安全性が認められています。
数百万人以上の使用実績がある中、大きな問題は起きていないので、その安全性は実用によっても証明されていると言えるでしょう。

ゼニカルの基本情報

薬剤名 ゼニカル(Xenical)
カプセル剤画像 ゼニカルの錠剤
効果 脂肪吸収抑制作用による肥満の改善や予防(リパーゼという消化酵素の働きを阻害し、脂肪の分解を抑制)
有効成分 オルリスタット
用量
(含量)
120mg
効き始める時間 服用後からすぐ
効果のピーク時間 服用後、約30分
効果の持続期間
(作用時間)
約1時間~2時間(個人差によって効果の持続時間は若干変動)
効果の実感に必要な期間 約2週間~3週間で効果を実感(個人差あり)
約6ヵ月~12ヵ月の連日服用で減量効果が継続
副作用 油性の斑点(油性排泄物)、油性排泄物を伴う放屁(ガス)、急な便意、油分を含む便、排便回数の増加、排便の制御不能(便失禁)、軟便、下痢、脂溶性ビタミン不足などの可能性あり
食事の影響 食事の影響を受けない
アルコールの影響 アルコールの影響を受けない
ただし、多量摂取は、肝臓に負担をかけ、副作用を引き起こしやすくなる可能性あり
禁忌 ゼニカルや有効成分オルリスタットに対して過敏症(アレルギー)を起こしたことがある方
吸収不良症候群の方
妊娠中や授乳中の女性
甲状腺機能低下症の方
胆嚢障害の方(胆汁うっ滞のある方)
神経性無食欲症(拒食症)や過食症の方
併用禁忌薬 シクロスポリンを含む薬剤
飲み方 水、またはぬるま湯で服用
1日3回最大360mgまで
剤型 青色で不透明の楕円形
割線なし
軟カプセル剤
特徴 短期間で効果が期待できる肥満治療薬
注意点 一緒に脂溶性ビタミンを含むマルチビタミンサプリメントの摂取を強く推奨
非常に脂質(脂肪)が多い⾷べ物との摂取は、胃腸へ悪影響を及ぼす可能性が⾼まるので注意
価格 ゼニカルカプセル120mg:42カプセル 11,000円
健康保険 適用外(自由診療)
ジェネリック医薬品
(当クリニックの取り扱い)
取り扱いなし
製造販売元 F. Hoffmann-La Roche, Ltd.(エフ・ホフマン・ラ・ロシュ社)
製造販売承認年月日 国内未承認
販売開始年月日 国内未承認
添付文書 添付文書
インタビューフォーム -

※当クリニックでは「ゼニカルジェネリック」を取り扱っていません

有効成分「オルリスタット」

ゼニカルに含まれる有効成分は「オルリスタット」です。
オーリスタット」や「オリスタット」と呼ばれることもあります。

ゼニカルのカプセル剤には、以下の用量規格があります。

  • ゼニカルカプセル120mg(有効成分のオルリスタットが120mg含まれているカプセル剤)

上記の通り、ゼニカルの用量には、有効成分のオルリスタットが120mg含まれているカプセルのみあります。
当クリニックでは、健康状態に問題のない一般の成人男性の方に「ゼニカルカプセル120mg」の処方を提案しています。

総称名 オルリスタット(Orlistat)
一般名 オルリスタット(Orlistat)
化学名 N-Formyl-L-leucine (1S)-1-[[(2S,3S)-3-Hexyl-4-oxo-2-oxetanyl]methyl]dodecyl Ester
分子式 C₂₉H₅₃NO₅ (オルリスタット)
分子量 495.7g/mol(オルリスタット)
CAS登録番号 96829-58-2(オルリスタット)
構造式 オルリスタットの構造式
性状 白色~灰白色の結晶性の粉末
水にほとんど溶けない
クロロホルムに溶けやすい
メタノールによく溶けやすい
エタノール(99.5)によく溶けやすい

有効成分以外の添加物

有効成分オルリスタット以外にカプセル剤の色や形を作るために、添加物(添加剤)が含まれています。
どの添加物も医薬品添加物として認められている成分です。

例えば、微結晶セルロースは植物性繊維(α-セルロース)を精製したもので、カプセル剤を固めるための結合剤と同時に水分を吸収して崩れやすくするための崩壊剤などに使用されています。

添加物

  • 微結晶セルロース
  • デンプングリコール酸ナトリウム
  • ラウリル硫酸ナトリウム
  • ポリビニルピロリドン
  • タルク
  • ゼラチン
  • ⼆酸化チタン
  • 青色1号(食用アルミニウムレーキ)

ちなみに、先発医薬品と後発医薬品(ジェネリック医薬品)との違いは、有効成分とその含有量が同じで、製造方法や添加物が違うだけなので基本的な作用は変わりません。

しかし、薬の剤型(錠剤、カプセル剤、粉剤、水剤など)によって体内での溶解・分解・吸収・代謝速度が変わるので、同じ有効成分が同じ用量入っていても効果・効能・副作用の現れ方などが異なる場合があります。

ゼニカルの服用はこんな方におすすめ

肥満は、年齢や性別に関係なく、いつでも誰でもなる可能性があります。

一度肥満になってしまうと、脂質異常症や高血圧症、糖尿病など数多くの生活習慣病を招く原因となります。
健康な生活を送るためには、肥満の改善や予防が大切になります。

もし、肥満に関して少しでも悩みがある場合は、ゼニカルの服用を検討してみましょう。

このような悩みがある方におすすめ

  • 体重が増えた
  • 脂っこい食べ物が好き
  • 食生活を変えられない環境にいる
  • ついつい食べ過ぎてしまう
  • 食事制限が長続きしない
  • 食事量を減らしたくない
  • 運動によるダイエットが長続きしない
  • 強力な肥満治療薬を探している
  • etc...

肥満治療薬の種類【豆知識】

肥満治療薬(抗肥満薬)と呼ばれる様な、肥満の改善や予防に効果のある薬剤はゼニカルだけではありません

肥満治療薬に分類されることもある薬剤には、以下の種類があります。

肥満治療薬の種類

分類 商品名 有効成分
脂肪吸収阻害剤(リパーゼ阻害剤) ゼニカル オルリスタット
食欲抑制剤 サノレックス マジンドール
高脂血症治療剤(小腸コレステロールトランスポーター阻害剤) ゼチーア エゼチミブ
糖質吸収抑制剤(α-グルコシダーゼ阻害剤) グルコバイ アカルボース

※当クリニックでは「サノレックス」「ゼチーア」「グルコバイ」を取り扱っていません

サノレックス」は、厚生労働省に承認されている肥満治療薬なので、日本国内で処方されています。

また、厳密には肥満治療薬ではありませんが、肥満の改善や予防目的で使用される「ゼチーア」や「グルコバイ」といった薬剤もあります。

ゼニカルの処方・費用

電卓と聴診器

来院(問診票記入)からゼニカルの処方(お会計)までにかかる時間は、クリニック内の混み具合にもよりますが、約10分~30分で終了するスムーズなシステムになっております。

また、院内処方のため、外部の薬局へ行く必要がなく、女性に見られる心配もありません。
患者様が安心していただけるような丁寧な診察と処置を心がけております。

処方までの詳しい流れについては「診療・処方の流れページ」をご覧ください。

当クリニックでのゼニカルの処方にかかる費用は以下の通りです。

処方価格・費用

ゼニカルカプセル120mg 42カプセル 11,000円
診察料・処方料 0円
初診料・再診料 0円
健康保険の適用 適用外(自由診療)

※当クリニックでは「ゼニカルジェネリック」を取り扱っていません
※料金や価格は全て消費税込みの表示となっております
※オンライン診療や電話診療の場合は、別途、予約料やお薬の送料が発生します
※ゼニカルの処方に健康保険証や身分証明書は必要ありません

当クリニックでは、診察料・処方料・初診料・再診料はすべて無料です。
患者様が医療費の全額を負担する、自由診療となっていますが、ゼニカルの処方にかかる費用は薬剤代のみ(オンライン診療や電話診療を除く)となります。

金額面でご不安があるようでしたら一度「料金表ページ」をご覧ください。

また、ゼニカル以外にも国内医薬品メーカーによる脂肪分解促進剤(漢方薬)などの肥満治療薬も取り扱っておりますので、是非ご検討ください。

ゼニカルの効果

ハンバーガーと肥満男性

ゼニカルは、肥満の改善や予防に効果・効能のある薬です。

ゼニカルの有効成分「オルリスタット」には、リパーゼという肥満の原因となる酵素の働きを弱めることで、脂肪が体内へ吸収されるのを抑制する効果があります。

摂取した食べ物に含まれる脂肪の吸収を約30%抑制し、そのまま体外への排出を促します。
食べたい物を我慢することなくダイエットすることができ、短期間で体重を減らすことができます。

特に、油っこい食事が好きな方には効果が期待できます。
ただし、ゼニカルには暴飲暴食を抑えたり、食欲を抑える効果はないので、食べ過ぎには注意が必要です。

アメリカでの臨床試験では、1年間ゼニカルを服用した結果、元の体重から5%以上の体重減少が見られた成人が約60%、10%以上の体重減少が見られた成人が約27%いたことが確認されています。
体重減少の事実だけで言えば、ゼニカルを服用した方の約87%にダイエット効果が認められたということになります。

個人差などによりますが、ゼニカルは服用後、約2週間~3週間で効果が現れます。
服用を継続している間は、ずっと効果が持続します(個人差によって効果の持続期間は若干変動)。

さらに、約6ヵ月~12ヵ月の連日服用で減量効果が継続するとされています。

効果の目安(服用後)

効き始め 服用後すぐ
効果のピーク 約30分後
効果の持続期間 約1時間~2時間(用量や個人差によって効果の持続時間は若干変動)
効果の実感に必要な期間 約2週間~3週間で効果を実感(個人差あり)
約6ヵ月~12ヵ月の連日服用で減量効果が継続

ゼニカルの作用機序(仕組み)

そもそも、肥満とは、必要以上の脂肪(脂質)が体に蓄積され、過度に体重が増加している状態のことを指します。
つまり、脂肪やカロリーの摂り過ぎが、結果的に肥満へと繋がってしまうのです。

通常、脂肪を摂取すると、「リパーゼ」という消化器や膵臓などに含まれる消化酵素が脂肪を消化・分解して「中性脂肪(トリグリセリド)」に変換し、体内(脂肪細胞内)に吸収しようとします。

ゼニカルの有効成分オルリスタットは、このリパーゼの働きを弱める(阻害する)ことができるので、脂肪を消化・分解して体内に吸収されるのを防いでくれます。
未消化・未分解な脂肪が体内に吸収されることはほとんどないので、排便の際に排出されます。

結果的に脂肪が体に蓄積されることがなくなり、肥満の改善や予防が可能になるのです。

リパーゼの働きを阻害する作用から、ゼニカルなど有効成分オルリスタットを含む肥満治療薬は「リパーゼ阻害剤」とも呼ばれています。

ちなみに、ゼニカルは摂取した脂肪の吸収を最大で約30%抑制することができますが、体内への吸収を阻害するのは脂肪だけです。
タンパク質や炭水化物などの栄養素の吸収を阻害することはありません。

また、摂取した脂肪に対してのみ有効なため、既に皮下脂肪や内臓脂肪となってしまった中性脂肪を減らす効果はないので、注意しましょう。

ゼニカルの副作用

お尻を押さえる男性

ゼニカルは副作用として、「油斑(油性排泄物)」「油性排泄物を伴う放屁(ガス)」「急な便意」「油分を含む便」などの症状が一時的に現れる可能性があります。
他にも、「排便回数の増加」「排便の制御不能(便失禁)」「軟便」「下痢」「脂溶性ビタミン不足」といった症状が起こることもあります。

これらの副作用は、服用を継続している間、常に現れる可能性があります。
しかし、ほとんどの場合は一時的な症状なので、ご安心ください。

また、ゼニカルは、用法・用量を守って服用すれば安全性の高い薬なので、特に重篤な副作用は認められていません。

一時的な副作用は、多くの方に現れる症状なので、ゼニカルの効果が効き始めた証拠だと思ってください。
どうしても心配な方は、一旦服用を止めて、ゆっくり休むようにしましょう。

約4時間~5時間で症状が治まるようであれば、さほど気にする必要はありません。
ただし、長時間副作用の症状が治まらない、服用する度に特定の副作用が現れるなどの場合は、ゼニカルが体質に合っていない可能性があるので、医師に相談してください。

主な副作用:発生率

油斑(油性排泄物) 26.6%
油性排泄物を伴う放屁(ガス) 23.9%
急な便意 22.1%
油分を含む便 20%

※発生率は、「ゼニカルの添付文書 | エフ・ホフマン・ラ・ロシュ社」から引用しています

上記のような日常生活に支障をきたす副作用が最も高い頻度で確認されています。

ゼニカルに限らず、医薬品には何かしらの副作用があります。
服用前には、必ず副作用の確認をしておきましょう。

副作用が起きた場合の対処方法

ゼニカルを服用すると、油斑を引き起こすことが多いとされています。

油斑とは、本来体内に吸収されるはずだった脂肪(脂質)が、油性排泄物として肛門から排出されてしまう症状です。
唐突に油斑を引き起こし、パンツやズボンを汚してしまうことがあります。
気がつかないことも少なくないので、注意が必要です。

油斑の対策としては、パンツの内側にナプキン(尿漏れパッド)や大人用紙おむつを着用する方法があります。
ただし、副作用の油斑や油性排泄物を伴う放屁などが頻繁に起き、日常生活で困る場合は、服用の中止を検討したほうが良いでしょう。

また、ゼニカルを服用後、何らかの異常な副作用を感じたときは、一旦服用の継続を中止しましょう。
副作用が悪化することもあるので、無理に服用を続けないようにしましょう。

ゼニカルを飲むことで副作用が頻繁に起きたり、違和感が治まらないほどの副作用が長時間続くようであれば、必ず医師へご相談ください。
何らかの強い副作用を感じたり、体調を崩した場合にも服用を中断し、必ず医師にご相談ください。

ゼニカルを服用できない方(禁忌)

喉を押さえる男性

ゼニカルを服用することができない方(禁忌)がいます。

以下に該当する方は、禁忌に指定されており、ゼニカルを服用することができず、当クリニックでは処方もできません。

ゼニカルの禁忌(疾患・状態など)

  • ゼニカルや有効成分オルリスタットに対して過敏症(アレルギー)を起こしたことがある方
  • 吸収不良症候群の方
  • 妊娠中や授乳中の女性
  • 甲状腺機能低下症の方
  • 胆嚢障害の方(胆汁うっ滞のある方)
  • 神経性無食欲症(拒食症)や過食症の方

当クリニックの医師は、ゼニカルを処方する診察時、患者様(利用希望者様)にこれらの病気などについて尋ねています。
また、診察時に患者様のほうでも気になることがありましたら、ご自身の体調に関することは、医師にすべてご相談ください。

命にかかわる事故に繋がることもあるため、ゼニカルの禁忌についてはしっかり確認しておきましょう。

ゼニカルと併用できない薬(併用禁忌薬)

たくさんの薬

ゼニカルと併用して服用することができない薬剤(併用禁忌薬)があります。

併用禁忌薬とゼニカルを併用して服用することは自殺行為に等しいものであり、死亡事故につながる可能性があります。
以下に該当する薬剤は、ゼニカルと併用して飲むことができない併用禁忌薬です。

ゼニカルの併用禁忌薬

  • シクロスポリンを含む薬剤

当クリニックの医師は、ゼニカルを処方する診察時、患者様(利用希望者様)にこれらの薬剤などについて尋ねています。
また、診察時に患者様のほうでも気になることがありましたら、ご自身が服用している薬剤に関することは、医師にすべてご相談ください。

命にかかわる事故に繋がることもあるため、ゼニカルの併用禁忌薬についてはしっかり確認しておきましょう。

ゼニカルの飲み方(服用方法)

薬を飲む

ゼニカルは、以下の用法・用量を守って服用しましょう。

用法・用量

1回の用量 120mgまで
用量の目安 120mg:健康な成人男性
服用のタイミング 食中、または食後1時間以内
服用時の飲料 水、またはぬるま湯で服用を推奨
1日の服用回数 1日3回まで(上限用量は360mg)
服用間隔 2時間以上の間隔を空ける
服用時の条件 アルコールの飲み過ぎに注意

ゼニカルを服用するベストタイミングは食中、または食後1時間以内です。

ゼニカルの効果が効き始めるのには個人差がありますが、約30分かかります。
なので、食事の約30分前に服用するようにしましょう。

ただし、肥満改善効果を得るためには、ゼニカルの服用を毎日継続する必要があります
ゼニカルの肥満改善効果を感じるのには個人差がありますが、約2週間~3週間かかります。

ゼニカルの効果を正確に引き出すポイントは、用法・用量を守って服用を連日継続することです。

また、服用は原則、1日3回(朝、昼、晩の3回)までです。
1度服用すると用量に関わらず、2時間以上は間隔を空ける必要があります。

ゼニカルを飲み忘れても、後でまとめて服用するという飲み方はしないようにしましょう。
1回の服用で2カプセル以上に増量することは推奨されていません。

食事の影響

ゼニカルの有効成分オルリスタットは、食事の影響を受けません

そのため、服用するタイミングは、食前や食後で気にする必要はなく、空腹時や満腹時でも問題ありません。

ただし、効果を最大限に発揮させるためには「食中」「食後1時間以内」のいずれかに服用タイミングを合わせると良いでしょう。

お酒(アルコール)の影響

ゼニカルの有効成分オルリスタットは、基本的にはお酒(アルコール)の影響を受けません

そのため、服用するタイミングは、お酒を飲む前でも飲んだ後でも特に問題ありません。

ただし、多量摂取は、肝臓に負担をかけ、副作用を引き起こしやすくなる可能性があるので、飲み過ぎには注意しましょう。

グレープフルーツ(フラノクマリン類)の影響

ゼニカルの添付文書には記載されていませんが、グレープフルーツとゼニカルなどの肥満治療薬は相性が悪いとされています。
一緒に服用すると相互作用を引き起こす可能性があります。

なるべくグレープフルーツとゼニカルなどの肥満治療薬は一緒に服用しないようにしましょう

グレープフルーツに含まれる「フラノクマリン類」という成分によって、服用した薬の成分を分解する体内酵素の働きを弱めてしまい、血中濃度が上昇して、効果や副作用が強く出てしまう可能性があるからです。

また、グレープフルーツジュースは果汁が濃縮されており、フラノクマリン類の量も多くなるため、グレープフルーツジュースとゼニカルなどの肥満治療薬を一緒に服用するのは特に注意しましょう。

グレープフルーツ以外にもフラノクマリン類が含まれている食べ物があるので注意しましょう。

フラノクマリン類を含む食べ物

  • グレープフルーツ
  • スウィーティー
  • 文旦(ブンタン)
  • 八朔(ハッサク)
  • 甘夏ミカン
  • ライム
  • パセリ
  • セロリ
  • etc...

ゼニカルの使用期限

カレンダーと時計

ゼニカルには使用期限があります。
使用期限は錠剤製造から3年となっています。

使用期限を過ぎてゼニカルが残った場合は、保管しないで廃棄してください。

当クリニックでは、常に使用期限の新しいゼニカルを処方しております。
ゼニカルを保管しておきたい方や使用する頻度は人によって違うので、使用期限が気になる方は処方時にお問い合わせください。

使用期限の確認方法

ゼニカルの使用期限は、「PTP包装シート」に記載されています。

ゼニカルの使用期限

PTP包装シートには、「○○ □□□□ 【製造番号】」(○○は月、□□は年)のような形式で記載されています。
「10 2022 M2374M7」と記載されていた場合、使用期限は「2022年10月まで」という意味になります。

見方が分からなかったり、使用期限が気になる方は処方時にお問い合わせください。

ゼニカルの保管方法

ピルケースに薬を入れるイメージ

ゼニカルは日光、温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。

ゼニカルを保管する場合は、以下のルールを守り保管してください。

保管ルール

  • PTP包装シートのまま保管する
  • 乳幼児、小児の手の届かないところに保管する
  • 直射日光、高温多湿を避け、室温で保管する
  • 日中、長時間車内に置かない
  • 使用期限を過ぎた場合は、破棄する
  • シートから取り出したカプセル剤は約1年以内に使い切る

シートから取り出した場合の保管方法

PTP包装シートからゼニカルを取り出しても、使用期限は直射日光、高温多湿を避ければ、約1年程度は問題なく使用することができます。
PTP包装シートからカプセル剤を出し、ピルケースなどで保管した場合でも劣化はするので、開封後は速やかに使いきるようにしてください。

保存するピルケースなどに保管した日付を記載して管理するようにしましょう。
ピルケースなどに保管後、いつPTP包装シートから取り出し、保管したのかわからなくなってしまった場合は、服用しないで必ず破棄してください。

カプセル剤を割った場合の保管方法

ゼニカルはカプセル剤のため、半分に割って使うことは想定されていません。
本来は割って使用する薬剤ではないので、カプセル剤を割った後の保管方法や期間に明確な目安はありません。

そのため、ゼニカルのカプセル剤を割ってしまった場合は、カプセルのコーティングによって外気から守られなくなるので、PTP包装シートから出した時よりもさらに注意が必要です。

カプセルのコーティングは中身の薬剤を保護する役目を果たしています。
割ってしまうと中身の有効成分部分がカプセルのコーティングから守られなくなり、空気に触れることによって劣化が進んでしまいます。
乾燥や湿気で薬剤が劣化しやすくなるので、なるべく空気に触れないようにラップや真空パックで包んで保管するようにしましょう。

基本的には、割ってしまっても薬剤は腐るものでありませんが、保管期間は約1週間~2週間までにしておきましょう。
いつ割って保管したのか分からなくなってしまった場合は、服用しないで必ず破棄してください。

ゼニカルのジェネリック医薬品

ゼニカルジェネリック

ゼニカルのジェネリック医薬品とは、エフ・ホフマン・ラ・ロシュ社(F. Hoffmann-La Roche, Ltd.)のゼニカル以外で、有効成分「オルリスタット」が配合された肥満治療薬のことです。
ゼニカルの後発品、または後発医薬品とも言います。

ゼニカルジェネリックは、ゼニカルと同じ有効成分オルリスタットを使用しているので、基本的な効果や副作用などはゼニカルと同じです。
先発医薬品のゼニカルと比べて、ゼニカルジェネリックは、安い価格で手に入るという利点があります。

※当クリニックでは「ゼニカルジェネリック」を取り扱っていません

ゼニカルの譲渡・転売は厳禁

注意する医者

ゼニカルは、病院やクリニックに行き、医師に必要であると診断され、患者自身(本人)のためだけに処方された薬です。

パートナーや友人などの第三者に絶対に譲渡や転売はしないでください。

そもそも、明確に「医薬品医療機器等法(薬機法)」違反であり、懲役や罰金などの罰則を課せられる場合があります。
また、貰った方がオルリスタットに対して過敏症(アレルギー)を起こしたことがあれば、命に関わる可能性があるので、大変危険です。
このように、服用するには不適当な方がおり、医師ではない一般の方が、それを正確に判断することはできません。

大切なパートナーや友人などの健康を脅かす行為につながるので絶対にやめましょう。

ゼニカルの服用には、必ず医師の診断のもとに服用する本人が処方を受けることが必要です。

譲り受けるのも厳禁

勿論、ゼニカルをパートナーや友人などの第三者から譲り受けてもいけません

譲り受けた方が服用するには不適当な疾患にかかっていたり、ゼニカルと併用してはいけない薬剤を服用している可能性があるため、大変危険です。
このように、服用するには不適当な方がおり、医師ではない一般の方が、それを正確に判断することはできません。

自分自身の健康を脅かす行為につながるので絶対にやめましょう。

ゼニカルの服用には、必ず医師の診断のもとに服用する本人が処方を受けることが必要です。

ゼニカルの偽物・偽造品に注意

様々な薬

ゼニカルをはじめとする肥満治療薬は、一般の薬局やドラッグストアなどでは購入することができません。
ゼニカルの偽物・偽造品は、世界中で製造されており、偽造されたゼニカルが発見されています。

ゼニカルの偽物・偽造品は、効果が得られないだけではなく、健康被害を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。

偽物・偽造品の特徴

  • 有効成分や添加物などが配合されていない
  • 基準以下の有効成分しか配合されていない
  • カプセル剤の見た目やサイズ、用量などに異常がある
  • 添付文書に記載されていない成分が混入している
  • 違法、または危険な成分が混入している
  • 非衛生的な製造による汚染物質が混入している
  • etc...

当クリニックでは、正規品のゼニカルを処方しておりますので、ご安心ください。

偽物・偽造品の見分け方

国内で正規に流通しているゼニカルなどの肥満治療薬と違法に製造された偽物・偽造品を見分ける方法があります。
100%見分けられるわけではありませんが、参考までに覚えておくと良いでしょう。

偽物・偽造品の見分け方のポイント

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パッケージ(外箱・中身)

外箱のパッケージの状態(印刷など)に不自然な点がないか確認してください。
コピー機などで外箱を印刷して梱包した偽物・偽造品の可能性があります。

箱単位で処方された場合、内容物の確認をしてください。
添付文書などが同封されていないなどの場合は、偽物・偽造品です。

記載内容に誤りがないか確認してください。
明らかな誤りがあった場合は、偽物・偽造品の可能性があります。

有効期限の記載が外箱にあるか確認してください。
記載内容に違いがあった場合は、偽物・偽造品です。

PTP包装シート

正規品のゼニカルは、必ずPTP包装シートで包装されています。
PTP包装シート以外で包装され、出荷されることはありません。
ビニールなどで包装されていた場合は、偽物・偽造品です。

カプセル剤のロゴ

正規品のゼニカルは、カプセル剤に識別コードが印字されています。
ゼニカルの場合は、識別コードとして「ROCHE XENICAL120」の印字があります。
識別コードがない、または読めない場合は、偽物・偽造品です。

カプセル剤の色・形

正規品のゼニカルは、全て軟カプセル剤となっています。
軟カプセル剤は、形状が楕円形になっています。
楕円形ではない場合は、偽物・偽造品の可能性があります。

カプセル剤の色が薄い、または濃く変色していないか、異臭がしないか確認してください。
正規品と明らかに色や見た目の形が違う場合は、偽物・偽造品の可能性があります。

カプセル剤のサイズ

正規品のゼニカルと色や見た目の形が同じでもサイズが大きい、または小さくないか確認してください。
サイズにばらつきがみられる場合は、偽物・偽造品の可能性があります。

正規品とカプセル剤を並べて比較すると見分けることができます。

カプセル剤の用量

有効成分や添加物などの用量が正しいか確認してください。
有効成分などの用量が、多すぎたり、少なすぎる、または、同一包装内のカプセル剤間で用量のばらつきがある場合は、偽物・偽造品です。

正規品のゼニカルの場合は、有効成分オルリスタットの用量が120mgの規格のみ承認されています。
もし、正規品のゼニカルカプセル120mg以外の用量を謳うゼニカルがあった場合は、偽物・偽造品です。

ジェネリックの有無

肥満治療薬のゼニカルは、ジェネリック医薬品も流通しています。
しかし、ジェネリックとして販売されていない規格(用量など)で流通していた場合は、偽物・偽造品です。

正規品のゼニカルジェネリックの場合は、肥満治療薬としては有効成分オルリスタットの用量が60mg、または120mgの規格のみ流通されています。
もし、正規品のゼニカルジェネリックカプセル60mg、またはゼニカルジェネリックカプセル120mg以外の用量を謳うゼニカルジェネリックがあった場合は、偽物・偽造品です。

安すぎる価格設定

正規品のゼニカルは、医薬品製造メーカーから病院やクリニックへ卸すことで流通されています。
その卸価格の下げ幅には限界があります。
価格相場の半額以下など、明らかに安価すぎる場合は、偽物・偽造品の可能性があります。

通販・個人輸入

ゼニカルなどの肥満治療薬は、国内の通販サイトなどで購入することはできません。
しかし、海外から個人輸入でゼニカルなどの肥満治療薬を購入することはできます。

個人輸入で購入する場合は、偽物・偽造品を入手してしまうリスクがあるので、ゼニカルなどの肥満治療薬は、信頼できる病院やクリニックで処方してもらいましょう。

肥満治療薬の処方は、是非、当クリニックをご利用ください。

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その他の治療のよくある質問(FAQ)

ゼニカルで痩せられますか?

アメリカで実施された臨床試験では、服用者の約8割以上に痩せる効果が認められています。
ただし、効果の実感には、個人差があるので、予めご了承ください。

ゼニカルに副作用はありますか?

主な副作用として、下痢や軟便などを引き起こす可能性があります。

各種ビタミン剤などに副作用はありますか?

各種ビタミン剤によって、発現する可能性のある副作用は異なります。
詳しくは、処方時に医師にお尋ねください。