クリニックコラム

なぜED治療薬の偽物は堂々と出回っているのだろうか

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なぜED治療薬の偽物は堂々と出回っているのだろうか

インターネットで調べると、いかにも偽物といった雰囲気のED治療薬と呼ばれているものがみつかります。
物によっては本物と見分けがつかない程、巧みに作られているものもあります。
そしてそれらは、悪徳なネット通販業者などの利用によって比較的簡単に購入できるようになっています。

患者さんの診察内容に基づく医師の判断による処方せんでED治療薬を提供している医療機関の職員としては、このような現象が不思議でなりません。
なぜED治療薬の偽物が堂々と世の中に出回っているのでしょうか?

例えば、ブランドバックの偽物が出回れば、警察などが動き出し、マスコミもニュースで報道します。
したがって、偽物のブランドバックは堂々と売られることはありません。
ならばなぜ、人の健康を害する恐れがある偽ED治療薬は放置されているのでしょうか。

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ED治療は、新橋ファーストクリニックにお任せください。
バイアグラ、レビトラ、シアリスなどのED治療薬を取り扱っています。

当クリニックの特長

  • 2010年11月の開院以来、治療実績20万人以上 ※1
  • 国内正規品のED治療薬を処方
  • 来院時の診察料、処方料などは全て無料
  • 新橋駅から徒歩3分の好アクセス
  • 予約なしで当日に来院してもOK

※1 2022年12月末時点の情報
※1 クリニック全体の受診者数(累計)

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※2 表示価格は初診の患者様に処方するED治療薬

偽ED治療薬はとても危険

2010年に奈良県で、ED治療薬「シアリス」の偽物を飲んだと思われる男性が、痙攣(けいれん)や意識低下を引き起こして大学病院に搬送されました。
病院で検査したところ脳血栓が確認されたものの、男性はその後回復し、退院しました。
この大学病院ではその数カ月前にも、呼吸が苦しくなった男性が搬送され、間質性肺炎を引き起こして死亡して、その患者宅に偽シアリスがありました。
さらにその患者宅には、偽レビトラもありました。

本物のシアリスも、本物のレビトラも、当院で処方しているED治療薬です。
(参考:シアリスの紹介:https://first-clinic.jp/ed/cia/
レビトラの紹介:https://first-clinic.jp/ed/levi/)

本物のシアリスにも本物のレビトラにも副作用はありますが、痙攣や意識低下や脳血栓や間質性肺炎を引き起こす可能性はかなり低いと考えられます。

この事故(事件?)を担当した奈良県薬務課は、「個人輸入した医薬品は効果が得られなかったり、人体に有害な物質が含まれていたりする場合がある」と注意喚起しています。

「個人輸入した医薬品」は、品質、有効性、安全性について国内の医薬品医療機器法(旧薬事法)の基づいた確認が行われません。
そのようなものを飲めば、健康を害するのは当然といえば当然でしょう。

薬は個人輸入できるし輸入代行ビジネスも合法

薬は個人輸入できるし輸入代行ビジネスも合法

偽シアリスの件では、奈良県薬務課が「個人輸入した医薬品」について、注意喚起しているだけです。
警察が動いて取り締まったり、逮捕したりしたわけではありません。
一般の人の感覚では「偽物の薬を個人が輸入しても罪に問われないのか」と思うのではないでしょうか。
偽物のブランドバッグを輸入したら逮捕されるのですから、そう感じるのは当然です。

しかし日本の法律では、医師でも薬剤師でもない一般の人が、自分用に海外の薬を輸入することは許されています(※)。

※:医薬品などの輸入は、薬事法でどのように規制されていますか。(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kojinyunyu/faq.html

なぜこのようなことが許されているのかというと、海外で治療を受けた人が現地で薬を服用し、日本に帰国してもその薬を使う場合などを考慮しているからです。
その薬が国内で承認されていなければ、その治療を続けるには海外からその薬を輸入するしかないからです。

ただ、輸入した薬を他人に販売したり、無料で渡したりすることは違法です。
したがって、海外の薬を買い集めて転売ビジネスをすることはできません。

ところが、個人の輸入業務を、企業がビジネスとして代行することは合法です。
例えば、輸入代行業者が100人の個人から注文を受けて、100人分の海外の薬を輸入することは可能です。
その“海外の薬”が“海外の偽物のED治療薬”であれば、国内に大量の偽ED治療薬が流入することになります。しかも「合法的に」です。
これが、なぜED治療薬の偽物は堂々と出回っているのだろうか?答えになります。

逮捕に至った事例もある

警察も偽物の薬を放置しているわけではありません。

2018年には、C型肝炎治療薬の偽造品が国内で流通していることがわかり、警視庁が40代の夫婦を医薬品医療機器法違反(模造医薬品販売)の容疑で逮捕しました。

C型肝炎は肝硬変や肝がんのリスクを高める深刻な病気なので、その治療の妨げになる偽物の薬には、警察も機敏に対応したのでしょう。

まとめ~ED患者さんは「クリニック受診」で自己防衛を

日本の警察などの捜査当局はとても優秀ですが、それでも世の中の悪人を全員逮捕することはできません。
軽微な悪であれば逮捕せず注意だけで済ませたほうがよいこともありますし、警察官の人員が限られているので悪をこの世から完全に根絶することはできないでしょう。

したがって、“普通に流通しているED治療薬のようなもの=合法かつ安全”とは限らないのです。
“普通に流通しているから”という理由で、よくわからない個人輸入代行業者を使ってED治療薬の個人輸入に手を出すのはリスクを伴う事ですので、やめましょう。
ED患者さんの自衛手段は、ED治療を専門に行っているクリニックにかかってED治療薬を処方してもらう事ではないでしょうか。

スタッフより

スタッフ

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